MIGRATE_PAGES(2) | Linux Programmer's Manual | MIGRATE_PAGES(2) |
名前
migrate_pages -プロセスの全ページを別のノード集合に移動する書式
#include <numaif.h>
long migrate_pages(int pid , unsigned long maxnode,
const unsigned long * old_nodes,
const unsigned long * new_nodes );
説明
MIGRATE_PAGES() は、メモリノード old_nodes にあるプロセス pid の全ページを、メモリノード new_nodes に移動しようとする。 old_nodes で指定されたメモリノードに置かれていないページは移動されない。カーネルは、 new_nodes への移動の際に、 old_nodes 内の相対的なトポロジー関係を可能な限り維持しようとする。返り値
migrate_pages() は、移動できなかったページ数を返す (つまり、移動に成功した場合は返り値は 0 となる)。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値を設定する。エラー
- EPERM
- pid で指定されたプロセスのページを移動するのに必要な特権 ( CAP_SYS_NICE) がなかった。または、指定された対象ノードにアクセスするのに必要な権限 ( CAP_SYS_NICE) がなかった。
- ESRCH
- プロセス ID が pid のプロセスが見つからなかった。
バージョン
migrate_pages() システムコールは Linux 2.6.16 で初めて登場した。準拠
このシステムコールは Linux 固有である。注意
ライブラリによるサポートについては numa(7) を参照。関連項目
get_mempolicy(2), mbind(2), set_mempolicy(2), numa(3), numa_maps(5), cpuset(7), numa(7), migratepages(8), numa_stat(8)この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2012-08-01 | Linux |