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ypwhich(1)
ypwhich(1) FreeBSD General Commands Manual ypwhich(1)

名前

ypwhich - NIS サーバーまたはマップマスターの名前を返す。

書式

ypwhich [ -d domain ] [ -Vn ] [ hostname ]
 
ypwhich [ -d domain ] [ -t ] -m [ mname ]
 
ypwhich -x

説明

ypwhich は NIS サービスをクライアントに与えている NIS サーバーの名前を返す。またはマップに対するマスターを返す。引数なしで起動されると、ローカルなマシンに対する NIS サーバを返す。 hostname が指定されると、そのマシンの NIS マスターを問い合わせる。

オプション

-d domain
デフォルトドメイン以外のドメインを指定する。
-t
マップのニックネーム変換を抑制する。
-m mname
指定したマップに対するマスターの NIS サーバーを探す。 hostname を同時に指定することはできない。 mname はマップの名前である。マップのニックネームでもよい。 mname が省略された場合は、 ypwhich は利用可能なマップのリストを生成する。
-x
マップのニックネームの変換テーブルを表示する。
-Vn
ypbind(8) のバージョンを指定する。デフォルトは V2 である。
 

ファイル

/var/yp/nicknames
マップのニックネームの変換テーブル。

関連項目

domainname(8), nicknames(5), ypbind(8), ypcat(1), ypmatch(1), yppoll(8), ypserv(8), yset(8)

作者

ypwhichyp-tools パッケージの一部である。 yp-tools パッケージは Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de>によって書かれた。
May 1998 YP Tools 2.8