UNIQ(1) | ユーザーコマンド | UNIQ(1) |
名前
uniq -繰り返し行の出力や削除を行う書式
uniq [ OPTION]... [ INPUT [ OUTPUT]]説明
INPUT (または標準入力) から行を読み込み、連続する同じ行を取り除いて、OUTPUT (または標準出力) に出力します。オプションが指定されない場合、連続する同じ行は最初に見つけた行にまとめられます。
長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
- -c, --count
- 行の前に出現回数を出力する
- -d, --repeated
- 重複した行のみ出力する
- -D, --all-repeated[= delimit-method]
- 重複する行を全て出力する delimit-method (区切り方法) には none (デフォルト), prepend, separate のいずれかを指定する。区切りは空白行で行わる
- -f, --skip-fields= N
- 最初の N 個のフィールドを比較しない
- -i, --ignore-case
- 比較時に大文字と小文字の違いを無視する
- -s, --skip-chars= N
- 最初の N 文字を比較しない
- -u, --unique
- 重複していない行のみ出力する
- -z, --zero-terminated
- 行の末尾に改行ではなく値 0 のバイトを付与する
- -w, --check-chars= N
- 行の比較を最初の N 文字で行う
- --help
- この使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
フィールドとは空白 (通常はスペース、タブ、その両方) が一つ以上連続し、その後に空白以外の文字が続いているものです。文字の前のフィールドはスキップされます。
備考: 'uniq' は隣接してない限り重複した行を検出しません。最初に入力をソートしてください。または 'uniq' を使用せず 'sort -u' を使用することもできます。また、比較の優先順位は 'LC_COLLATE' で指定された規則に基づきます。
作者
作者 Richard M. Stallman および David MacKenzie。バグの報告
uniq のバグを発見した場合は bug-coreutils@gnu.org に報告してください。 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/> uniq の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html>に連絡してください。完全な文書を参照する場合は info coreutils 'uniq invocation' を実行してください。著作権
Copyright © 2012 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>. This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.関連項目
comm(1), join(1)uniq の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および uniq のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info uniq
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2012年4月 | GNU coreutils |