| IEEE80211_BMISS(9) | FreeBSD Kernel Developer's Manual | IEEE80211_BMISS(9) |
名称
ieee80211_bmiss — 802.11 ビーコンミスのサポート解説
net80211 ソフトウェアレイヤは、ステーションモードでビーコンミスイベントを扱うことを含んでいる、ドライバのためのサポートフレームワークを提供します。ドライバは、ハードウェアで認識されるビーコンミスイベントをディスパッチできるか、または net80211 は、ドライバが通常の受信パスを通して受信されるビーコンフレームをディスパッチするなら、ビーコンミスを検出できます。ソフトウェアビーコンミスのサポートは、複数の vap が動作しているとき、そして、ハードウェアビーコンミスのサポートが利用可能ではないとき、 (例えば、1 つ以上のステーションのモード vap と共にアクセスポイントとしての動作) 特に役に立ちます。ドライバは、 ieee80211_beacon_miss() と共にドライバで認識されたビーコンミスイベントをディスパッチするべきです。これによって、何らかの数の ProbeRequest フレームが、アソシエーションがまだ生きているかどうかチェックするためにアクセスポイントに送信されます。応答が受信されず、ローミングモードが IEEE80211_ROAMING_AUTO に設定されているなら、 net80211 は、再アソシエートを試み、それが失敗するなら、アクセスポイントまたは別の適当な AP を検索するスキャンの引き金となります。 net80211 ステートマシンが、例えば、 wpa_supplicant(8) によって手動で操作されているとき、アプリケーションは、状態変更について通知され、新しいアクセスポイントをスキャンする作業を扱うことに対して責任があります。 (ProbeResponse のない) ビーコンミスイベントの数は、 IEEE80211_IOC_BMISSTHRESHOLD 要求でユーザが設定可能です。
ソフトウェアビーコンミス検出は、 IEEE80211_FEXT_SWBMISS フラグを設定することによって、vap 毎に有効にされます。通常、これは、vap がセットアップされるとき、 IEEE80211_CLONE_NOBEACONS オプションが、クローン操作に供給されるとき、行われます。しかし、また、ドライバは、それらが、ビーコンミスを検出することを助ける必要があることを知っているとき、これを強制するかもしれません。ビーコンミスがソフトウェアで検出されるとき、イベントは、ドライバの関与なしでディスパッチされます。ソフトウェアビーコンミスの取り扱いがステーションモードに制限されないことに注意してください。ピア (相手側) ステーションからのビーコンが受信されているところで、どんなオペレーティングモードでもそれを使用することができます。
| August 4, 2009 | FreeBSD |