名称

cr_cansee — ユーザ資格証明を与えてオブジェクトの可視化を決定します

書式

#include < sys/param.h>
#include < sys/systm.h>
#include < sys/ucred.h>

int
cr_cansee( struct ucred *u1, struct ucred *u2);

解説

この関数は、それらに関連している資格証明 u1 と u2 の実ユーザ ID とグループ ID に基づくカーネルのオブジェクトの可視化を決定します。

オブジェクトの可視性は、 cr_seeothergids(9) と cr_seeotheruids(9) の記述に従って、それぞれ sysctl(8) 変数の security.bsd.see_other_gids と security.bsd.see_other_uids によって影響されます。

戻り値

この関数は、資格証明 u1 があるオブジェクトが資格証明 u2 があるオブジェクトを“見る”ことができるなら、0 を返し、そうでなければ ESRCH を返します。

エラー

[ ESRCH]

資格証 u1 があるオブジェクトは、資格証明 u2 があるオブジェクトを“見る”ことができません。

[ ESRCH]

資格証明 u1 があるオブジェクトは、jail されており、資格証明 u2 があるオブジェクトは u1 と同じ jail に属していません。

[ ESRCH]

MAC サブシステムは、可視性を拒否しました。

関連項目

cr_seeothergids(9), cr_seeotheruids(9), mac(9), p_cansee(9)