WATCH(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
WATCH(8) |
名称
watch —
別の tty 線を覗き見る
書式
watch |
[ -cinotW][ -f snpdev][ tty] |
解説
watch ユーティリティは、
snp(4) を使用し、特定の tty を通して流れてくる全てのデータをユーザが検査可能とします。
snp(4) デバイスが利用できない場合、
watch はモジュール (
snp) のロードを試みます。
watch ユーティリティは、標準出力に出力します。
以下のようなオプションがあります。
-
-c
-
閉じられた時点で再接続を行います。
watch によって観察されている tty が閉じられたならば、自動的に同じ tty に再接続します。このオプションが指定されていない時は、
watch は対話モードで実行されている時には新しい tty を要求し、 tty 制御を行わずに実行されている場合は終了します。
-
-f
snpdev
-
本オプションが指定された場合、
watch は
snpdev を
snp(4) デバイスとして使用します。本オプションが無い場合、
watch は次に利用可能な
snp(4) を見つけようとします。
-
-i
-
対話モードにします。対話モードは、
watch が tty から実行された場合のデフォルトです。出力がファイルにリダイレクションされている時は、このオプションを指定することで対話モードにできます。
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-n
-
観察する tty を対話的に変更できなくします。これは、<control-X>による変更要求と、現在の tty が閉じられたりあふれを起こした場合の自動プロンプトを、無効にします。プロンプトが表示される全ての場合、
watch は終了します。再接続フラグは、このオプションに影響されません。本フラグの使用時には、<control-X>はそのまま端末に渡されます。
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-o
-
あふれが発生した場合、再接続します。観察している tty があふれた時の
watch の振舞いは、観察している tty が閉じられた時の振舞いに似ています。詳しい情報は、
snp(4) を見てください。
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-t
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tty の観察を始めた時の日付と時間を表示します。
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-W
-
観察している tty への書き込みを許可します。
-
tty
-
tty は、仮想 tty デバイスや仮想コンソールやシリアル線などのように、 tty 形式のデバイスとして指定しなければなりません。名前には、前に
/dev/ をつけても構いません。
操作
対話的モードで実行中は、全てのユーザの入力は以下のものを除いて、捨てられます。
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<control-G>
-
watch の終了。
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<control-W>
-
画面の消去。
-
<control-X>
-
覗き見る tty の変更が無効化されていなければ、覗き見る tty の変更。無効化されている場合、control-X は他の制御文字と同様に端末に渡されます。
歴史
watch ユーティリティは、
FreeBSD 2.1 ではじめて登場しました。
作者
Ugen J.S. Antsilevich <ugen@NetVision.net.il>
バグ
端末エミュレーション機能はありません。全てのユーザの出力はそのままの形で再構成されます。