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VERSION.4TH(8)
VERSION.4TH(8) FreeBSD System Manager's Manual VERSION.4TH(8)

名称

version.4thFreeBSD バージョン文字列ブートモジュール

解説

version.4th という名前のファイルは、画面の下端右でブートローダのバージョンを描画するために設計された 1 組のコマンドです。それら自体によって version.4th のコマンドは、ほとんどの用途には十分ではありません。最も一般的な状況のための以下の例と、追加コマンドのための loader(8) を参照してください。

version.4th で提供されるコマンドのいずれかを使用する前に、次のコマンドを通してインクルードされなければなりません:

include version.4th

この行は、 /boot/menu.rc ファイルに存在しているので、通常のセットアップで必要ではありません (そして、再発行されるべきではありません)。

それによって提供されるコマンドは、次の通りです:

print_version
カラム loader_version_x と行 loader_version_y で右端をそろえて loader_version 環境変数の内容を印刷 (表示) します。

振る舞いに影響する環境変数は、次の通りです:

loader_version
loader(8) によって自動的に設定されますが、 loader.conf(5) に設定することによって、上書きすることができます。これは、使用されるブートローダのバージョンであるべきです。
loader_version_x
loader_version の望ましい終りのカラム位置に設定します。デフォルトは、80 です。
loader_version_y
loader_version の望ましい終りの行の位置に設定します。デフォルトは、24 です。
loader_color
NO” (大文字と小文字を区別しません) または“ 0”に設定されるなら、バージョンは、カラーなしで印刷されます (デフォルトは、ANSI シアンです)。

関連ファイル

/boot/loader
loader(8)
/boot/version.4th
version.4th 自体。
/boot/loader.rc
loader(8) のブートストラップのスクリプト。

使用例

loader.conf(5)loader(8) のバージョンを上書きするには、次のようにします:

loader_version="loader 1.1"

歴史

コマンドの version.4th セットは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。

作者

コマンドの version.4th セットは、 Devin Teske <dteske@FreeBSD.org>によって書かれました。
August 6, 2013 FreeBSD