UTX(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
UTX(8) |
名称
utx,
utxrm —
ユーザアカウントデータベースを管理する
解説
pututxline(3) によって行われるように、ユーザアカウントデータベースで操作を実行するために
utx ユーティリティを使用することができます。
utx の最初の引数は、実行される動作を示します:
-
boot
-
ユーザアカウントデータベースにブート時間のレコードを書き込みます。このオプションは、通常
rc(8) によってのみ使用されるべきです。
-
shutdown
-
ユーザアカウントデータベースにシャットダウン時間のレコードを書き込みます。このオプションは、通常
rc(8) によってのみ使用されるべきです。
-
rm
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それらの
identifier を参照することによって、古いセッションをユーザアカウントデータベースから削除します。ログインサービスが時期尚早に終了するか、またはユーザアカウントデータベースからセッションを削除するのに失敗するなら、古をセッションが存在するかもしれません。
w(1) のようなユーティリティは、その値がレコードを管理するプロセスによってのみ通常使用されるので、ログインセッションに対応する識別子 (identifier) を表示しません。その識別子を含んで、ユーザアカウントデータベースのアクティブなセッションテーブルからすべてのレコードを取得るために、次コマンドを使用することができます:
getent utmpx active
getent(1) によって表示される 16 進形式で、または識別子がそのような表現を許容するなら、文字列として識別子を提供することができます。
後方互換性を残すために、 utxrm コマンドを使用することによって、このアクションを直接呼び出すこともできます。
このユーティリティは、ユーザアカウントデータベースへの書き込みアクセスを必要とするので、その使用は、スーパユーザに制限されます。
歴史
utx ユーティリティは、
FreeBSD 10.0 で
utxrm を置き換えました。
作者
Ed Schouten <ed@FreeBSD.org>