解説
quotaon ユーティリティは、システムにファイルシステムの割り当て制限をオンにするように通告します。
quotaoff ユーティリティは、システムに指定されたファイルシステムのすべての割り当て制限をオフにするように通告します。指定されるファイルシステムは
/etc/fstab にエントリがあり、かつ、マウントされていなければいけません。
quotaon ユーティリティは、指定されたファイルシステムのルートディレクトリに割り当て制限を書いたファイル
quota.user と
quota.group があるものとして動作します。このデフォルトのファイル名は、
/etc/fstab により変更することができます。デフォルトでユーザとグループの両方に対する割り当て制限が開始されます。
利用可能なオプションは、次の通りです:
-
-a
-
ファイルシステム名のかわりに指定されると、
quotaon/
quotaoff は、
/etc/fstab に読み書き可能で割り当て制限が指定されているファイルシステムをすべてオン/オフします。デフォルトでは、
/etc/fstab で指定されている制限のみがオンになります。
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-g
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/etc/fstab にグループ割り当て制限が指定してあるもののみオン/オフします。
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-u
-
/etc/fstab にユーザ割り当て制限が指定してあるもののみオン/オフします。
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-v
-
quotaon と
quotaoff が各ファイルシステムの割り当て制限をオン/オフするときにメッセージを表示します。
-g と -u の両方を指定すると、デフォルトの動作と同じになります。