EN JA
POWERD(8)
POWERD(8) FreeBSD System Manager's Manual POWERD(8)

名称

powerdシステム電源制御ユーティリティ

書式

powerd [ -a mode][ -b mode][ -i percent][ -m freq][ -M freq][ -n mode][ -p ival][ -P pidfile][ -r percent][ -v]

解説

powerd ユーティリティは、システム状態をモニタして、それに応じて、様々な電源制御オプションを設定します。それは、AC (交流) 電源またはバッテリの操作のために、個々に選択することができる、省電力モードを提示します。
maximum
最も高い性能値を選択します。 max と短縮できます。
minimum
最も大きな省電力を得るために最低の性能値を選択します。 min と短縮できます。
adaptive
システムがアイドルと思われるとき、性能を下げ、システムがビジーであるとき、性能を増加させることによって、バランスをとることを試みます。それは、大幅に増加した省電力のために小さな性能の損失のよいバランスを提示します。 adp と短縮できます。
hiadaptive
adaptive モードに似ていますが、性能と相互作用が電力消費量より重要なところで、システムのために調整されました。それは、周波数をより速く増加させて、周波数をそれほど積極的に縮小せず、長く十分な周波数を維持します。 hadp と短縮できます。

デフォルトモードは、バッテリ電源に対して adaptive で、リセットに対して hiadaptive です。

powerd は、これらの実行時オプションを認識します:

-a mode
交流 (AC) 電源の動作中に使用する mode (モード) を選択します。
-b mode
バッテリ電源の動作中に使用する mode (モード) を選択します。
-i percent
adaptive モードで電源を節約するために性能を下げ始めるとき、 CPU アイドルのパーセントレベルを指定します。デフォルトは、90% 以下です。
-m freq
速度を減らす最小の周波数を指定します。
-M freq
速度を上げる最大の周波数を指定します。
-n mode
交流 (AC) 線の状態が未知であるときに、通常、使用される mode (モード) を選択します。
-p ival
交流 (AC) 線の状態とシステムアイドルレベルのための異なったポーリング間隔を (ミリ秒単位で) 指定します。デフォルトは、250 ms です。
-P pidfile
プロセス ID が格納されるべき代わりのファイルを指定します。デフォルトは、 /var/run/powerd.pid です。
-r percent
adaptive モードで CPU が実行中で、性能を増強を考慮するべきであるところで、 CPU アイドルパーセントレベルを指定します。デフォルトは、75% 以上です。
-v
冗長なモード。電源変化に関するメッセージは、stdout (標準出力) に印刷 (表示) され、 powerd は、フォアグランドで動作します。

関連項目

acpi(4), apm(4), cpufreq(4)

歴史

powerd ユーティリティは、 FreeBSD 6.0 ではじめて登場しました。

作者

Colin Percival は、 powerd の基となっている estctrl ユーティリティを最初に書きました。次に、 Nate Lawson は、 cpufreq(4) のために、それを更新して、機能を追加し、このマニュアルページを書きました。

バグ

また、 powerd ユーティリティは、CPU のほかにアイドルディスクと他のコンポーネントを電源を低下するべきです。

powerdpower_profile と共に使用されるなら、それらは、互いを上書きするかもしれません。

powerd ユーティリティは、たぶん交流 (AC) 線の状態のためのポーリングの代わりに devctl(4) インタフェースを使用するべきです。

July 4, 2013 FreeBSD