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NDIS_EVENTS(8)
NDIS_EVENTS(8) FreeBSD System Manager's Manual NDIS_EVENTS(8)

名称

ndis_eventsndis(4) ドライバから wpa_supplicant(8) までイベントをリレー (中継) する

書式

ndis_events [ -a][ -d][ -v]

解説

ndis_events ユーティリティは、 ndis(4) ワイヤレス (無線) ネットワークのドライバによって生成されたイベントを listen (接続を受け付け) して、起こり得る処理のためにそれらを wpa_supplicant(8) にリレー (中継) します。起こるかもしれない 3 つのイベントタイプは、メディアの接続と無線のインタフェースがネットワークに加入するか退去するときのような、イベントの切断と、メディア特有のイベントです。特に、WPA2 をサポートする ndis(4) ドライバは、 wpa_supplicant(8) が適切に WPA2 の能力があるアクセスポイントと交信するために必要な PMKID 候補者情報を含むメディア特有のイベントを生成します。

ndis_events デーモンは、ルーティングソケットを通してインタフェース情報イベントを listen (接続を受け付け) することによって動作します。 ndis(4) インタフェースによって生成されるイベントを検出するとき、おそらく wpa_supplicant(8) が listen (接続を受け付け) しているループバックインタフェースで UDP パケットを通してそれを転送します。標準の wpa_supplicant(8) 配布は、それ自体の Windows®で使用するためのこのユーティリティのバージョンを含んでいます。 FreeBSD バージョンは、WMI の代わりに ioctl(4) とルーティングソケットインタフェースを使用することを除いて、 Windows®のものと同じ機能を実行します。

ndis_events の単一のインスタンスは、システムのいくつもの ndis(4) インタフェースのためのイベントをスキャンするために十分であることに注意してください。

オプション

ndis_events デーモンは次のオプションをサポートします:
-a
すべてのイベントを処理します。デフォルトで、 ndis_events は、PMKID 候補者情報を含む、メディア特有のイベントのみを処理して転送します、 wpa_supplicant(8) が、それ自体で現在のリンク状態を決定することができるので、接続と切断のイベントの転送は面倒ではありません。ある場合には、追加の接続と切断イベントは、それを混乱させるだけであって、接続と認証プロセスに時間がかかります。
-d
デバッグモードで実行します。これによって、 ndis_events は、フォアグランドで実行して、 syslog(3) 機能を使用する代わりに標準エラーにすべての出力します。
-v
冗長なモードで実行します。これによって、 ndis_events は、イベントを受け付けるとき、通知を発行します。

関連項目

ndis(4), wpa_supplicant(8)

歴史

ndis_events ユーティリティは、 FreeBSD 6.0 ではじめて登場しました。

作者

ndis_events ユーティリティは、 Bill Paul <wpaul@windriver.com>によって書かれました。
August 30, 2007 FreeBSD