MIXER(8) | FreeBSD System Manager's Manual | MIXER(8) |
名称
mixer — サウンドカードのミキサ値の設定/表示書式
mixer | [ -f device][ -s | -S][ dev [ [ +| -] lvol[ :[ +| -] rvol]]] ... |
mixer | [ -f device][ -s | -S] recsrc ... |
mixer | [ -f device][ -s | -S]{ ^| +| -| =} rec rdev ... |
解説
mixer ユーティリティは、サウンドカードのミキサデバイスのレベルを変更あるいは表示するのに用いられます。サウンドカードからの録音の開始および停止の制御にも用いられます。変更可能なミキサデバイスは以下の通りです:
vol, bass, treble, synth, pcm, speaker, line, mic, cd, mix, pcm2, rec, igain, ogain, line1, line2, line3, dig1, dig2, dig3, phin, phout, video, radio と monitor。
必ずしも上記全てのミキサデバイスが設定可能なわけではありません。
mixer が引数なしで起動されると、サポートされている全デバイスの現在の値と、それに続いて録音入力デバイスの情報が表示されます。引数 dev が指定されると、その dev の設定値だけが表示されます。
ミキサの値 dev を変更する場合、オプションにより lvol[ : rvol]の形式で左右のチャネル設定を指定できます。 lvol および rvol 引数の値は 0 から 100 までです。 dev を省略してチャネル設定のみを含めると、メインボリュームレベルを変更します。
左または右のチャネルの設定の前に + か - が付いている場合、後続する値は相対調整として使用され、現在値に指定値を加減します。
-s フラグが使われた場合、現在のミキサ値が表示されます。この書式は、将来 mixer を (前述のように) 起動するときにコマンドライン引数として使用できるものです。
-S フラグは、ミクシングフィールドセパレータの無い上記の出力を提供します。
録音デバイスを変更するには以下のいずれかを行ないます:
- ^rec
- rdev が録音可能デバイスであるかどうかを切り替える
- +rec
- rdev を可能な録音デバイスに加える
- -rec
- rdev を可能な録音デバイスから取り除く
- =rec
- 録音デバイスを rdev と設定する
上記コマンドは内部マスク上で動作します。全オプションが解析されると、設定がなされてからサウンドカードのマスクが読まれます。これにより、サウンドカードが録音デバイスに何を使用しているのかを「正確」に知ることができます。
オプション recsrc は現在の録音デバイスを表示します。
オプション -f device は device をミキサデバイスとしてオープンします。
関連ファイル
- /dev/mixer
- デフォルトのミキサデバイス
関連項目
cdcontrol(1)歴史
mixer ユーティリティは FreeBSD 2.0.5 ではじめて登場しました。作者
<cmetz@thor.tjhsst.edu>と がオリジナルのソースを作成しました。ほとんどを <jmg@FreeBSD.org>が書き直しました。このマニュアルページは <mpp@FreeBSD.org>が記述しました。March 14, 2008 | FreeBSD |