名称

kstash — ファイル中の KDC マスタパスワードを格納する

書式

kstash

[ -e string |  --enctype=string][ -k  file |  --key-file=file][ --convert-file][ --random-key][ --master-key-fd=fd][ --random-key][ -h |  --help][ --version]

解説

kstash は、Kerberos マスタキーを読み込んで、KDC によって使用されるファイルに格納します。

サポートされるオプションは、次の通りです:

-e string, - -enctype= string

使用する暗号化のタイプ、デフォルトは、DES3-CBC-SHA1。

-k file, - -key-file= file

マスタキーファイルの名前。

- -convert-file

新しいマスタキーを要求せずに、ただ古いマスタキーファイルを読み込み、新しいキーファイル (keyfile) 形式で書き戻します。

- -random-key

ランダムマスターキーを生成します。

- -master-key-fd= fd

端末から読み込むパスフレーズが指定されないなら、パスフレーズを読み込むためのファイル記述子。

関連ファイル

/var/heimdal/m-key は、他のキーファイルが指定されないなら、デフォルトのキーファイルです。 Heimdal マスタキーの形式は、キータブ (keytab) と同様であるので、ファイルの内容をリストするために ktutil リストを使用することができます。

関連項目

kdc(8)