解説
jls ユーティリティは、すべてのアクティブな jail、または指定された jail をリストします。各 jail は、すべての利用可能な jail パラメータを表示する疑似パラメータ
all を含んで、リストされた
parameter の空白で区切られた値を含むある行で表されます。“
sysctl
-d
security.jail.param”を通して利用可能なパラメータのリストを検索することできます。いくつかのコアとなるパラメータの説明については、
jail(8) を参照してください。
parameters またはオプション -hns のいずれも与えられないなら、次の 4 つのカラムが印刷されます: jail 識別子 (jid)、IP アドレス (ip4.addr)、ホスト名 (host.hostname)、とパス (経路)。
次のオプションが利用可能です:
-
-d
-
アクティブな jail と同様に
dying (死んだものを) リストします。
-
-h
-
リストされたパラメータを含むヘッダ行を印刷します。コマンドラインでパラメータが与えられないなら、
all が想定されます。
-
-N
-
標準の表示モードでは、数値 ID の代わりに各 jail の名前を印刷します。 jail に名前がないなら、代わりに数値 ID が印刷 (表示) されます。
-
-n
-
各パラメータにその名前が先行する“name=value”の形式でパラメータを印刷します。コマンドラインでパラメータが与えられないなら、
all が想定されます。
-
-q
-
それらが空白または引用符を含んでいるか、または空の文字列であるなら、パラメータの周りに引用符を置きます。
-
-s
-
読み込み専用と未使用のパラメータをスキップして、
jail(8) に渡される適切なパラメータを印刷します。
-nq の意味も含みます。
-
-v
-
次のパラメータで jail 毎に複数の行を印刷します: jail 識別子 (jid)、ホスト名 (host.hostname)、パス (path)、jail 名 (name)、 jail 状態 (dying)、cpuset ID (cpuset)、(複数の) IP アドレス (ip4.addr と ip6.addr)。
-
-j
jail
-
リストする
jail の jid または名前。このオプションがなければ、すべてのアクティブな jail がリストされます。