名称

iscontrol — iSCSI イニシエータ (初期化) セッションのためのログイン/ネゴシエータ/制御

書式

iscontrol

[ -dv][ -c file [ -n nickname]][ -p pidfile][ -t target][ variable= value]

解説

インターネット SCSI (iSCSI) は、TCP/IP ネットワーク上で SCSI プロトコルの使用を可能とする、ネットワークプロトコル標準で、 iscontrol プログラムは、 iSCSI セッション、 ( iscsi_initiator(4) 参照) のユーザランド側です。それには、2 つの操作モードがあり、-d (発見セッション) が指定されるなら、ターゲットによって返された ターゲット名 を印刷して、終了します。 2 番目のモードで、それは、ログイン/ネゴシエーションの成功の後に、デーモンモードで実行し、接続をモニタして、ネットワーク/ターゲットの障害の場合に再接続を試みます。 SIGHUP シグナルが受信されるとき、セッションを終了して/ログアウトします。フラグは、次の通りです:

-c file

key-options の設定を含むファイル、 iscsi.conf(5) 参照。

-d

発見セッション を行い、終了します。

-n nickname

-c file が指定されるなら、そのファイル中の指定された nickname ブロックを検索します、 iscsi.conf(5) 参照。

-p pidfile

は、指定された pidfile にセッションのプロセス ID を書き込みます。

-t target

ターゲットの IP アドレスまたは名前です。

-v

冗長モード。

variable= value

変数/オプションとそれらのあり得る値に関する完全なリストについては iscsi.conf(5) を参照してください。

使用例

iscontrol -dt myiscsitarget

は、ターゲットで 発見セッション を開始し、利用可能なターゲット名/ターゲットアドレスのリストを標準出力 (stdout) に印刷します。注: ターゲット設定に依存し、発見セッションがログイン/アクセスパーミッションを必要としないかもしれませんが、 全てのセッション は、確実に必要とするので、このリストは必ずしも利用可能であることを意味しません。

iscontrol -c /etc/iscsi.conf -n myiscsi

は、 /etc/iscsi.conf からオプションを読み込み、myiscsi と名前が付けられたブロックで見つけられたターゲットアドレスを使用して、どのようなオプションが指定されるかどうかログインして、ネゴシエートし、 iscsi セッションを開始します。

関連項目

da(4), iscsi_initiator(4), sa(4), iscsi.conf(5), iscsictl(8), camcontrol(8)

規格

RFC 3720

バグ

iscontrol は、必要であるなら、たぶん iscsi_initiator モジュールをロードするべきです。 すべての機能/仕様がまだ実装されているというわけではありません、特に、タクス管理関数 (Task Management Functions) が不足しています。エラー復旧、しかし、 完全な準拠 は、ネットワーク切断から復旧するための懸命な努力を行いません。