IPFS(8) | FreeBSD System Manager's Manual | IPFS(8) |
名称
ipfs - NAT と状態テーブルのための情報を保存/復旧する書式
ipfs [-nv] -lipfs [-nv] -u
ipfs [-nv] [ -d < dirname> ] -R
ipfs [-nv] [ -d < dirname> ] -W
ipfs [-nNSv] [ -f < filename> ] -r
ipfs [-nNSv] [ -f < filename> ] -w
ipfs [-nNSv] -f < filename> -i <if1>,<if2>
解説
ipfs は、 keep state を使って NAT エントリのために作られた状態情報とルールを、ロックして (変更をされることを避けて)、ディスクに保存します。これにより、システムがリブートしても、その後にこの情報を復旧すれば、結果として接続は維持されます。
オプション
- -d
- -R と -W オプションで状態情報を保存するデフォルトのディレクトリを変更します。
- -n
- カーネル内またはディスク上に保存された情報に影響する可能性のある処理を実際には実行しません。
- -v
- 処理内容の説明を饒舌に行います。
- -i <ifname1>,<ifname2>
- 状態保存ファイル中のインタフェース名 ifname1 をすべて ifname2 に置換します。ハードウェアの再構成や変更後に、状態情報を回復している場合に有用です。
- -N
- NAT 情報を処理します。
- -S
- フィルタ状態情報を処理します。
- -u
- カーネル内の状態テーブルのロックを解除します。
- -l
- カーネル内の状態テーブルをロックします。
- -r
- 指定されたファイルから情報を読んでカーネルにロードします。状態テーブルがロックされている必要があり、終了後もロック状態を変更しません。
- -w
- カーネルから情報を読んで指定されたファイルに書き込みます。状態テーブルがロックされている必要があり、終了後もロック状態を変更しません。
- -R
- 他の -d オプションで指定されていない場合、 /var/db/ipf ディレクトリに格納された 2 つのファイル、 ipstate.ipf と ipnat.ipf から、もしあれば、すべての保存された情報を復旧します。状態テーブルはこの処理の最初にロックされ、終了後、ロックは解除されます。
- -W
- カーネル内に状態情報があれば、 ipstate.ipf と ipnat.ipf に保存します。これらのファイルは、 -d オプションが指定されていない場合、 /var/db/ipf ディレクトリに書かれます。状態テーブルはこの処理の最初にロックされ、終了後、ロックは解除されます。