IFCONFIG(8) | FreeBSD System Manager's Manual | IFCONFIG(8) |
名称
ifconfig — ネットワークインタフェースのパラメータを設定する書式
ifconfig | [ -L][ -k][ -m][ -n] interface [ create] address_family [ address [ dest_address]][ parameters] |
ifconfig | interface destroy |
ifconfig | -a [ -L][ -d][ -m][ -u][ -v][ address_family] |
ifconfig | -l [ -d][ -u][ address_family] |
ifconfig | [ -L][ -d][ -k][ -m][ -u][ -v][ -C] |
ifconfig | [ -g groupname] |
解説
ifconfig ユーティリティは、アドレスをネットワークインタフェースに割り当てるため、そして/または、ネットワークインタフェースパラメータを設定するために使用されます。 ifconfig ユーティリティは、ブート時に、マシンにある各インタフェースのネットワークアドレスを定義するために使用されなければなりません。また、インタフェースのアドレスか、または他の操作パラメータを再定義するためにしばらく経って使用されるかもしれません。次のオプションが利用可能です:
- address
-
DARPA-Internet ファミリにおいて、アドレスは、ホスト名データベース
hosts(5) に存在するホスト名か、またはインターネットの標準の“ドット付き 10 進記法”の DARPA インターネットアドレス表現のいずれかです。
また、ネットマスクを含むために、(スラッシュ記法としても知られている) CIDR 記法を使用することも可能です。すなわち、
192.168.0.1/16
のようなアドレスを指定することができます。“inet6”ファミリに関して、
::1/128
のように、スラッシュ記法を使用して接頭辞の長さを指定することも可能です。詳しい情報に関して下記の prefixlen パラメータを参照してください。リンクレベル (“link”) アドレスは、一連のコロンで分離された 16 進数として指定されます。これは、例えば、イーサネットインタフェースの新しい MAC アドレスを設定するために使用できますが、使用されるメカニズムは、イーサネット特有ではありません。このオプションが使用されているとき、インタフェースが既に作動しているなら、一時的に停止し、次に基本的なイーサネットハードウェアの受信フィルタが適切に再プログラムされていることを確実にするために、再び元のように動作させます。
- address_family
- 残りのパラメータの解釈に影響するアドレスファミリを指定します。インタフェースが、異なった名前付けスキームで異なったプロトコルの転送を受信することができるので、アドレスファミリを指定することは、お勧めです。現在サポートされているアドレスまたはプロトコルファミリは、“inet”, “inet6”, “atalk”, “ipx”と“link”です。利用可能であるなら、デフォルトは、“inet”で、そうでなければ、“link”です。“ether”と“lladdr”は、“link”の同義語です。
- dest_address
- ポイントツーポイントリンクの他端に対応するアドレスを指定します。
- interface
-
このパラメータは、形式“name unit”例えば、“
ed0
”、の文字列です。 - groupname
- 与えられたグループのインタフェースをリストします。
ifconfig で、次のパラメータを設定できます:
- add
- alias パラメータの別名です。 BSD/OS との互換性のために導入されています。
- alias
-
このインタフェースに追加ネットワークアドレスを構築します。これは、ネットワーク番号を変更し、古いインタフェースにアドレス付けされたパケットを受け付けたいとき、役に立ちます。アドレスが、このインタフェースの最初のネットワークアドレスと同じサブネットにあるなら、衝突しないネットマスクが与えられなければなりません。通常、
0xffffffff
が最も適切です。 - -alias
- 指定されたネットワークアドレスを取り除きます。これは、利用者が alias を不正に指定するか、もう必要でないなら、使用されるでしょう。利用者が、ホスト部分に指定に副作用がある NS アドレスを不正に設定したなら、すべての NS アドレスを取り除くことによって、利用者は、ホスト部分を再指定することができます。
- anycast
- (Inet6 専用。) 設定されたアドレスが anycast アドレスであると指定します。現在の仕様に基づいて、ルータだけが anycast アドレスを設定できます。 anycast アドレスは、発信 IPv6 パケットのいずれかの発信元アドレスとして使用されません。
- arp
- ネットワークレベルアドレスとリンクレベルアドレス (デフォルト) の間をマッピングすることによって、アドレス解決プロトコル ( arp(4)) の使用を有効にします。これは、現在、 DARPA インターネットアドレスと IEEE 802 48 ビット MAC アドレス (イーサネット、FDDI と Token Ring アドレス) をマップするために実装されています。
- -arp
- アドレス解決プロトコル ( arp(4)) の使用を無効にします。
- staticarp
- アドレス解決プロトコルが有効にされているなら、ホストは、そのアドレスのための要求だけ応答し、どんな要求も決して送信しません。
- -staticarp
- アドレス解決プロトコルが有効にされているなら、ホストは、要求を送出し、応答を listen (接続を受け付け) して、通常のように実行します。
- broadcast
- (Inet 専用。) ネットワークへのブロードキャスト (同報通信) 表すために使用するアドレスを指定します。デフォルトのブロードキャストアドレスは、すべての 1 のホスト部があるアドレスです。
- debug
- ドライバ依存のデバッグコードを有効にします。通常、これは、特殊なコンソールエラーログ記録をオンに切り替えます。
- -debug
- ドライバ依存のデバッグコードを無効にします。
- promisc
- インタフェースを永続的な無差別モードにします。
- -promisc
- 永続的な無差別モードを無効にします。
- delete
- -alias パラメータの別名です。
- description value, descr value
- インタフェースの記述を指定します。そうでなければ、それらを区別するのが難しい状況でラベルのインタフェースでこれを使用することができます。
- -description, -descr
- インタフェースの記述をクリアします。
- down
- インタフェースを“down”とマークします。インタフェースが“down”とマークされているとき、システムは、そのインタフェースを通してメッセージを転送しようと試みません。できれば、インタフェースは、受信も同様に無効にするためにリセットされます。この動作は、インタフェースを使用して自動的に経路を無効にしません。
- group group-name
-
インタフェースを“group”に割り当てます。複数のグループには、いくつかのインタフェースがあり得ます。
クローンのインタフェースは、デフォルトでそれらのインタフェースファミリグループのメンバです。例えば、 ppp0 のような PPP インタフェースは、PPP インタフェースファミリーグループ、 ppp のメンバです。
- -group group-name
- 与えられた“group”からインタフェースを削除します。
- eui64
- (Inet6 専用。) インタフェースインデックス (IPv6 アドレスの下位 64 ビット) を自動的に埋めます。
- fib fib_number
- インタフェース FIB を指定します。 FIB fib_number は、そのインタフェースで受信されたすべてのフレームまたはパケットに割り当てられます。 FIB は、継承されません、例えば、vlans または他のサブインタフェースは、親インタフェースの FIB にかかわりなくデフォルトの FIB (0) を使用します。カーネルは、 ROUTETABLES カーネル設定オプション、または net.fibs 調整変数を使用してデフォルトの FIB より多くをサポートするために調整される必要があります。
- ipdst
- これは、リモートネットワーク向けの IPX パケットをカプセル化している IP パケットを受信しようとしている、インターネットホストを指定するために使用されます。外見上のポイントツーポイント (point to point) リンクが構成され、指定されたアドレスは、宛先の IPX アドレスとネットワークとされます。
- maclabel label
- Mandatory Access Control サポートがカーネルで有効にされるなら、 MAC ラベルを label に設定します。
- media type
- ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェースのメディアタイプを type に設定します。いくつかのインタフェースは、さまざまな異なった物理メディアコネクタの 1 つを互いに排他的に使用することをサポートします。例えば、10Mbit/s イーサネットインタフェースは、 AUI または、ツイストペアコネクタのいずれかの使用をサポートするでしょう。メディアタイプを 10base5/AUI に設定することは、現在アクティブなコネクタを AUI ポートに変更します。それを 10baseT/UTP に設定することは、ツイストペアをアクティブにします。利用可能なタイプの完全なリストについては、インタフェースのドライバ特有の文書か、またはマニュアルページを参照してください。
- mediaopt opts
- ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェースで指定されたメディアオプションを設定します。 opts 引数は、インタフェースに適応されるコンマで区切られたオプションのリストです。利用可能なオプションの完全なリストについては、インタフェースのドライバ特有のマニュアルページを参照してください。
- -mediaopt opts
- ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェースで指定されたメディアにオプションを無効にします。
- mode mode
- ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェースで指定された操作モードを mode に設定します。複数の操作モードをサポートする IEEE 802.11 無線インタフェースに関して、この指示は、 802.11a ( 11a), 802.11b ( 11b), と 802.11g ( 11g) 操作モードを選択するために使用されます。
- inst minst, instance minst
- minst にメディアのインスタンスを設定します。これは、複数の物理的なレイヤ (層) のインタフェース (PHYs) があるデバイスの役に立ちます。
- name name
- インタフェース名を name に設定します。
- rxcsum, txcsum, rxcsum6, txcsum6
- ドライバがユーザ設定可能なチェックサムオフロードをサポートするなら、インタフェースで受信 (または送信) チェックサムオフロードを有効にします。プロトコルファミリごとに選択して機能を切り替えることができます。 ip6(4) のためには、 rxcsum6, txcsum6 を使用し、そうでなければ、 rxcsum, txcsum を使用します。いくつかのドライバは、互いと無関係にこれらのフラグを有効にすることができません、したがって、ひとつを設定することは、また他も設定することになります。ドライバは、確実にサポートできるのと同じくらい多くのチェックサム作業をオフロードします、そして、オフロードの正確なレベルは、ドライバによって異なります。
- -rxcsum, -txcsum, -rxcsum6, -txcsum6
- ドライバがユーザ設定可能なチェックサムオフロードをサポートするなら、プロトコルファミリごとに選択して機能を切り替えることができます。 ip6(4) のためには、 -rxcsum6, -txcsum6 を使用し、そうでなければ、 -rxcsum, -txcsum を使用します。インタフェースで受信 (または送信) チェックサムオフロードを無効にします。これらの設定は、互いに常に独立しているわけではありません。
- tso
- ドライバが tcp(4) セグメンテーションオフローディングをサポートするなら、インタフェースで TSO を有効にします。いくつかのドライバは、 ip(4) と ip6(4) パケットのために TSO をサポートすることができないので、それらの 1 つだけを有効にできます。
- -tso
- ドライバが tcp(4) セグメンテーションオフローディングをサポートするなら、インタフェースで TSO を無効にします。それは、 ip(4) と ip6(4) のために常に TSO を無効にします。
- -tso6, -tso4
- ドライバが tcp(4) をサポートするなら、 ip6(4) または ip(4) のためのセグメンテーションオフローディングは、 1 つのプロトコルファミリのためにのみ、選択的に無効にするために、これらのうちの 1 つを使用します。
- lro
- ドライバが tcp(4) 大きな受信オフローディングをサポートするなら、インタフェースで LRO を有効にします。
- -lro
- ドライバが tcp(4) 大きな受信オフローディングをサポートするなら、インタフェースで LRO を無効にします。
- wol, wol_ucast, wol_mcast, wol_magic
- 利用可能であるなら、Wake On Lan (WOL) サポートを有効にします。 WOL は、低電力状態のマシンが受信されたパケットに対応して起こされる機能です。システムを起こす 3 つのタイプのパケットがあります: ucast (単にマシンの mac アドレスに向けられる)、 mcast (ブロードキャスト (同報通信) またhマルチキャストアドレスに向けられる)、または magic (``magic contents'' (魔法の内容) があるユニキャストまたはマルチキャストフレーム)。それらがそれらの能力をサポートするメカニズムを示す、すべてのデバイスが WOL をサポートするというわけではありません。 wol は、すべての利用可能な WOL メカニズムを有効にするための同義語です。 WOL を無効にするために、 -wol を使用します。
- vlanmtu, vlanhwtag, vlanhwfilter, vlanhwcsum, vlanhwtso
- ドライバがユーザ設定可能な VLAN サポートを提供するなら、それぞれ、拡張フレームの受信、ハードウェアのタグ処理、ハードウェアのフレームフィルタリング、チェックサムオフロード、または VLAN 上の TSO を有効にします。これは、 vlan(4) インタフェース自体で発行するのではなく、 vlan(4) に関連している物理インタフェースで発行しなければならないことに注意してください。
- -vlanmtu, -vlanhwtag, -vlanhwfilter, -vlanhwtso
- ドライバがユーザ設定可能な VLAN サポートを提供するなら、それぞれ、拡張フレームの受信、ハードウェアのタグ処理、ハードウェアのフレームフィルタリングまたは VLAN 上の TSO を無効にします。
- vnet jail
- 名前または JID によって指定された、 jail(8) からのインタフェースを移動します。 jail に仮想ネットワークスタックがあるなら、インタフェースは、現在の環境から見えなくなり、jail に目に見えるようになります。
- -vnet jail
- 名前または JID によって指定された、 jail(8) からのインタフェースを再要求 (reclaim) します。 jail に仮想ネットワークスタックがあるなら、インタフェースは、 jail から見えなくなり、現在のネットワーク環境に目に見えるようになります。
- polling
- ドライバがこのモードをサポートしているなら、 polling(4) 機能をオンにし、インタフェースでの割り込みを無効にします。
- -polling
- polling(4) 機能をオフにし、インタフェースでの割り込みモードを有効にします。
- create
- 指定されたネットワーク疑似デバイスを作成します。インタフェースがユニット番号なしで与えられるなら、任意のユニット番号で新しいデバイスを作成しようと試みます。任意のデバイスの作成が成功するなら、新しい装置名は、インタフェースが、おなじ ifconfig の呼び出しで名前を変更されるか、または破壊されない限り、標準出力に印刷 (表示) されます。
- destroy
- 指定されたネットワーク疑似デバイスを破壊します。
- plumb
- create パラメータの別名です。 Solaris の互換性のために含まれています。
- unplumb
- destroy パラメータの別名です。 Solaris の互換性のために含まれています。
- metric n
- インタフェースの経路制御メトリックを n に設定します。デフォルトは、0 です。経路制御メトリックは、経路制御プロトコル ( routed(8)) によって使用されます。より高いメトリックは、好ましくない経路を作る効果があります。メトリックは、宛先ネットワークか、またはホストへの追加中継点とみなされます。
- mtu n
- インタフェースの最大転送単位を n に設定します。デフォルトは、インタフェース特有です。 MTU は、インタフェースで転送されるパケットのサイズを制限するために使用されます。すべてのインタフェースが、MTU の設定をサポートしません、そして、いくつかのインタフェースには、範囲制限があります。
- netmask mask
-
(Inet 専用。) ネットワークをサブネットワークに細分するためにどのくらいのアドレスを予約するかを指定します。 mask は、アドレスのホストフィールドから取られる、ローカルアドレスのネットワーク部とサブネット部を含んでいます。 mask は、先導する‘
0x
’を付けた単一の 16 進数、ドット記法のインターネットアドレス、または、ネットワークテーブル networks(5) にリストされた疑似ネットワーク名で指定することができます。 mask は、ネットワークとサブネット部に使用される 32 ビットアドレスのビット位置に 1 を含んでいて、ホスト部に 0 を含んでいます。 mask は、少なくとも標準のネットワーク部を含むべきで、サブネットフィールドは、ネットワーク部と連続しているべきです。また、netmask は、アドレスの後の CIDR 記法で指定することができます。詳しい情報については、前述の address オプションを参照してください。
- prefixlen len
-
(Inet6 専用。)
len ビットがネットワークからサブネットワークに細分するために予約されると指定します。
len は、整数でなければなりません、そして、構文上の理由で、0 から 128 の間でなければなりません。現在の IPv6 割り当て規則の下では、ほぼ常に 64 です。パラメータが省略されるなら、64 が使用されます。
また、アドレスの後にスラッシュ記法を使用して接頭辞を指定することができます。詳しい情報については、前述の address オプションを参照してください。
- range netrange
- Appletalk の下では、インタフェースを形式 startnet- endnet の netrange に応答するように設定します。 FreeBSD は、netmask の集合として内部的に実装しますが、Appletalk は、 netmask の代わりにこのスキームを使用します。
- remove
- -alias パラメータのための別名です。 BSD/OS との互換性のために導入されています。
- phase
- これに続く引数は、インタフェースにアタッチされた Appletalk ネットワークのバージョン (フェーズ) を指定します。 1 または 2 の値が許されています。
- link[ 0- 2]
- インタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を有効にします。これらの 3 つのオプションは、実際の効果でインタフェース特有です、しかしながら、それらは、一般的に操作の特殊なモードを選択するために使用されます。この例は、SLIP 圧縮を有効にするか、またはいくつかのイーサネットカードのためのコネクタタイプを選択することです。詳しい情報に関しての特有のドライバについては、マニュアルページを参照してください。
- -link[ 0- 2]
- 指定されたインタフェースでリンクレベルでの特殊な処理を無効にします。
- monitor
- インタフェースをモニタモードにします。パケットは、転送されず、受信されたパケットは、 bpf(4) 処理の後に捨てられます。
- -monitor
- インタフェースをモニタモードから抜けます。
- up
- インタフェースを“up”とマークします。これは、“ ifconfig down”の後にインタフェースを有効にするために使用されます。インタフェースに最初のアドレスを設定するとき、それは、自動的に起こります。以前に down とマークされたときにインタフェースがリセットされたなら、ハードウェアは、再初期化されます。
次のパラメータは、ICMPv6 Neighbor Discovery プロトコルのためのものです。アドレスファミリのキーワード“ inet6
”がそれらに必要であることに注意してください:
- accept_rtadv
- フィラグを ICMPv6 Router Advertisement メッセージを受け付けできるように設定します。 sysctl(8) 変数 net.inet6.ip6.accept_rtadv は、このフラグがデフォルトで設定されるかどうかを制御します。
- -accept_rtadv
- フラグ accept_rtadv をクリアします。
- no_radr
- Router Advertisement メッセージを受け付けるシステムのルータがデフォルトのルータリストに追加されるかどうかを制御するためのフラグを設定します。 accept_rtadv フラグが無効にされるとき、このフラグは、効果がありません。 sysctl(8) 変数 net.inet6.ip6.no_radr は、このフラグがデフォルトで設定されるかどうかを制御します。
- -no_radr
- フラグ no_radr をクリアします。
- auto_linklocal
- インタフェースが利用可能となるとき、フラグに自動リンクローカルアドレス設定を実行するように設定します。 sysctl(8) 変数 net.inet6.ip6.auto_linklocal は、このフラグがデフォルトで設定されるかどうかを制御します。
- -auto_linklocal
- フラグ auto_linklocal をクリアします。
- defaultif
- デフォルトルータがないとき、デフォルトルートとして指定されたインタフェースを設定します。
- -defaultif
- フラグ defaultif をクリアします。
- ifdisabled
- フラグを指定されたインタフェースで IPv6 ネットワーク通信のすべてを無効にするように設定します。そのインタフェースに設定された IPv6 アドレスが既にあるなら、それらのすべてが“tentative”であるとしてマークされ、DAD は、このフラグがクリアされるとき、実行されることに注意してください。
- -ifdisabled
- フラグ ifdisabled をクリアします。このフラグがクリアされ、 auto_linklocal フラグが有効にされるとき、リンクローカルアドレスの自動設定が実行されます。
- nud
- フラグを Neighbor Unreachability Detection を有効にするように設定します。
- -nud
- フラグ nud をクリアします。
- no_prefer_iface
- インタフェースが発信インタフェースであるときでさえ、発信パケットのための発信元アドレスの候補としてインタフェースの好みでないアドレスにフラグを設定します。
- -no_prefer_iface
- フラグ no_prefer_iface をクリアします。
次のパラメータは、 create 要求で IEEE 802.11 無線インタフェースのクローニングに特有です:
- wlandev device
- クローン化されたデバイスの親として device を使用します。
- wlanmode mode
- このクローン化されたデバイスの操作モードを指定します。 mode は、 sta, ahdemo (または adhoc-demo), ibss, (または adhoc), ap, (または hostap), wds, tdma, mesh と monitor の 1 つです。クローン化されたインタフェースの操作モードを変更することはできません。 tdma モードは、実際に特有のプロパティで adhoc-demo インタフェースとして実装されます。
- wlanbssid bssid
- bssid に使用する 802.11 mac アドレス。レガシ (古い) wds デバイスの作成時間として、これを指定しなければなりません。
- wlanaddr address
- ローカル mac アドレス。これが指定されないなら、mac アドレスは、自動的にクローン化されたデバイスに割り当てらます。通常、このアドレスは、親デバイスのアドレスと同じですが、 bssid パラメータが指定されるなら、ドライバは、(サポートされるなら) デバイスのためのユニークなアドレスを作ります。
- wdslegacy
- ``legacy mode'' (レガシモード) で動作すると wds デバイスをマークします。レガシ (古い) wds デバイスには、固定のピア関連があります、そして、ないなら、例えば、それらのピア (通信相手) が、通信を停止するなら、ロームです。完全性のために、Dynamic WDS (DWDS) インタフェースは、 -wdslegacy としてマークされます。
- bssid
- クローン化されたデバイスのためのユニークなローカル mac アドレスを要求します。デバイスが、複数の mac アドレスをサポートする場合にだけ、これは、可能です。親の mac アドレスの使用を強制するには、 -bssid を使用します。
- beacons
- 受信されたビーコン (標識) を追跡するためにハードウェアサポートに応じてクローン化されたインタフェースをマークします。ソフトウェアで追跡されたビーコンを持つためには、 -beacons を使用します。また、 hostap モードについて、ビーコンが転送するべきでないことを示すために -beacons を使用することができます。 WDS 設定を作成するとき、これを役に立てることができますが、アクセスポイントの通信相手として wds インタフェースのみを作成することができます。
次のパラメータは、 create 操作でクーロン化された IEEE 802.11 無線インタフェースに特有です:
- ampdu
- 802.11n (デフォルト) を使用するとき、AMPDU フレームの送信と受信を有効にします。 802.11n 仕様は、準拠したステーションが AMPDU フレームを受信することができなければならないと記載していますが、転送は、オプションです。 802.11n で AMPDU のすべての使用を無効にするために、 -ampdu を使用します。テストに関して、および/または相互運用性の問題の次善策のために、一方向の AMPDU の使用を制御するために ampdutx と ampdurx を使用することができます。
- ampdudensity density
- 802.11n で動作するとき、使用される AMPDU 密度パラメータを設定します。このパラメータは、AMPDU フレームのための相互パケットギャップを制御します。送信デバイスは、通常この設定を制御しますが、受信ステーションは、より広いギャップを要求します。 density (密度) のための正当な値は、0, .25, .5, 1, 2, 4, 8 と 16 (マイクロ秒) です。 - の値は、0 と同じように扱われます。
- ampdulimit limit
- 802.11n で動作するとき、AMPDU フレームを受信するためにパケットサイズの制限を設定します。 limit のための正当な値は、8192, 16384, 32768 と 65536 ですが、まさにユニークな接頭辞を指定することもできます: 8, 16, 32, 64 です。送信側は、AMPDU フレームのサイズを受信ステーションによって指定された最大未満となるように制限するかもしれないことに注意してください。
- amsdu
- 802.11n を使用するとき、AMSDU フレームの送信と受信を有効にします。デフォルトで、AMSDU は、受信しますが、転送されません。 802.11n で AMSDU のすべての使用を無効にするためには、 -amsdu を使用します。テストに関して、および/または相互運用性の問題の次善策のために、一方向の AMPDU の使用を制御するために amsdutx と amsdurx を使用することができます。
- amsdulimit limit
- 802.11n で動作するとき、AMSDU フレームの送信と受信のためのパケットサイズの制限を設定します。 limit のための正当な値は、7935 と 3839 (バイト) です。送信側は、AMPDU フレームのサイズを受信ステーションによって指定された最大未満となるように制限するかもしれないことに注意してください。また、デバイスは、7935 の制限をサポートするために必要でなく、唯一の 3839 は、仕様によって要求され、より大きい値は、めったに使用されない機能性をサポートするために専念されるより多くのメモリを必要とするかもしれないことに注意してください。
- apbridge
- アクセスポイントとして動作するとき、パケットを直接無線クライアントの間に渡します (デフォルト)。それらをシステムに手渡し、代わりにある他のメカニズムを使用して転送されるためには、 -apbridge を使用します。トラフィックがパケットフィルタリングで処理されるときに、内部のブリッジを無効にすることは、役に立ちます。
- authmode mode
- インフラストラクチャモードで希望する認証モードを設定します。すべてのアダプタがすべてのモードをサポートしているわけではありません。有効なモードの組み合わせは、 (共有キー), none, open, shared 8021x (IEEE 802.1x) と wpa (IEEE WPA/WPA2/802.11i) です。 8021x と wpa モードは、認証サービス (アクセスポイントとして動作するとき、クライアント操作かユーザ識別 (authenticator) のためのサプリカント (supplicant)) を利用するときだけ役に立ちますモードは、大文字と小文字を区別しません。
- bgscan
- ステーションとして動作するとき、バックグラウンドスキャンを有効にします。バックグラウンドスキャンは、アクセスポイントに関連づけられたステーションが隣接しているステーションをスキャンするために一時的にチャネルを退く技術です。これによって、ステーションは、長いスキャン操作なしでアクセスポイントの間をローミングできるように、近いアクセスポイントのキャッシュを保持できます。バックグラウンドスキャンは、ステーションがビジーでないときにだけ、行われ、任意の外向きのトラフィックは、スキャン操作を中止します。外向きのトラフィックがスキャン操作を割り込みするなら、いくつかの小さな待ち時間があるかもしれませんが、バックグラウンドスキャンは、パケットを決して失うべきではありません。デフォルトで、バックグラウンドスキャンは、デバイスが利用できるなら、有効にされます。バックグラウンドスキャンを無効にするには、 -bgscan を使用します。バックグラウンドスキャンは、 bgscanidle と bgscanintvl パラメータによって制御されます。バックグラウンドスキャンは、ローミングのために有効にされなければなりません。これは、現在の実装の副作用であり、将来、必要でないかもしれません。
- bgscanidle idletime
- バックグラウンドスキャンが開始される前に、 (フレームを転送しないか、または受信しない) アイドルでなければならないステーションの最小の時間を設定します。 idletime パラメータは、ミリ秒単位で指定されます。デフォルトで、バックグラウンドスキャンが開始される前に、ステーションは、少なくとも 250 ミリ秒間アイドルでなければなりません。アイドル時間は、100 ミリ秒未満に設定することはできません。
- bgscanintvl interval
- バックグラウンドスキャンが試みられるインターバル (間隔) を設定します。 interval パラメータは、秒単位で指定されます。デフォルトで、バックグラウンドスキャンは、300 秒 (5 分) 毎であると見なされます。 interval は、15 秒未満に設定できません。
- bintval interval
- アドホックモードまたは AP モードで動作しているとき、ビーコンフレームが送信される間隔を設定します。 interval パラメータは、TU の (1024 usecs (マイクロ秒?)) 単位で指定されます。デフォルトでは、ビーコンフレームは、100 TU ごとに転送されます。
- bmissthreshold count
- ステーションがローミングを試みる (すなわち、新しいアクセスポイントを検索する) ときに連続して失われるビーコンの数を設定します。デバイスの能力に従って、上限値は、減少されるかもしれませんが、 count パラメータは、1 から 255 の範囲でなければなりません。デフォルトの閾値は、7 つの連続して失われるビーコンですが、デバイスドライバによって上書きされるかもしれません。 bmissthreshold パラメータのための別名は、 bmiss です。
- bssid address
- BSS ネットワークのステーションとして動作するとき使用するアクセスポイントの MAC アドレスを指定します。これは、システムによって行われた任意の自動選択を上書きします。以前に選択されたアクセスポイントを無効にするためには、アドレスに any, none または - を供給します。このオプションは、2 つ以上のアクセスポイントが同じ SSID を使用するとき、役に立ちます。 bssid パラメータのための別名は、 ap です。
- burst
- パケットバーストを有効にします。パケットバーストは、複数のフレームを送信するために一旦、無線メディアを取得することによって、フレーム間スペースを減少させる転送技術です。この技術は、転送オーバヘッドを減少することによって、スループットをかなり増加することができます。パケットバーストは、802.11e QoS 仕様でサポートされ、QoS をサポートしないいくつかのデバイスでも機能するかもしれません。パケットバーストは、デバイスが機能するなら、デフォルトで有効にされます。パケットバーストを無効にするためには、 -burst を使用します。
- chanlist channels
-
アクセスポイントにスキャンするとき使用し、IBSS ネットワークに隣接するか、またはアクセスポイントとして動作するとき未使用のチャネルを検索するために必要なチャネルを設定します。チャネルの組は、単一のチャネル番号、または形式“
a-b
”の範囲のいずれかで表現されるリスト中の各要素がコンマで区切られたリストとして指定されます。チャネル番号は、範囲 1 から 255 であり、デバイスの動作特性に従って許容されなければなりません。 - channel number
-
単一の必要なチャネルを設定します。チャネルは、1 から 255 までの範囲ですが、利用可能な正確な選択は、利用者のアダプタが製造された領域によって決まります。チャネルを
any
または - に設定することは、任意の必要なチャンネルをクリアし、デバイスがマークされるなら、チャンネルのスキャンが、動作するように強制されます。もう一つの方法として周波数が、メガヘルツ単位で、チャネル番号の代わりに指定されます。チャネルを使用するいくつかの方法があるとき、チャネル番号/周波数を、はっきりさせるために属性が追加されます。例えば、デバイスが 802.11n と 802.11g でチャネル 6 で動作することができるなら、g だけの使用を指定することができるものは、``6:g'' を指定することによって使用されるべきです。同様に、``/'' をつけてそれを追加することによって、チャネル幅を指定することができます。例えば、 ``6/40'' は、40MHz 幅のチャネルを指定し、次のようにそれらの属性を結合することができます: ``6:ht/40''。フラグの完全なセットは、次の通り ``:'' に続けて指定します: a (802.11a), b (802.11b), d (Atheros Dynamic Turbo モード), g (802.11g), h または n (802.11n 別名 HT), s (Atheros Static Turbo モード), と t (Atheros Dynamic Turbo モード、または ``st'' と ``dt'' に追加します)。 `/' に続くチャネル幅の完全なセットは、次の通りです: 5 (5MHz 別名クォータレートチャネル), 10 (10MHz 別名ハーフレートチャネル), 20 (20MHz 普通 ht20 と指定して使用される) と 40 (40MHz 普通 ht40 と指定して使用される)。さらに、40MHz HT チャネル仕様は、それぞれ上と下に ``+'' または ``-'' を追加することによって、拡張チャネルの位置を含むことができます。例えば、``2437:ht/40+'' は、周波数 2437 のセンタチャネルと上記の拡張チャネルで 40MHz 幅 HT の操作を指定します。
- country name
- 操作の規制設定で使用するカントリ (国) コードを設定します。特に、無線デバイスがチャネルでどのように操作されるか、利用可能なチャネルのセット、とチャネルで使用することができる最大転送電源は、この設定によって定義されます。カントリ/リージョンコードは、ISO 3166 によって定義される 2 文字の略語、または長いもの使用するように指定されますが、たぶんあいまいなスペルです。例えば、"ES"と "Spain"。カントリコードのセットは、 /etc/regdomain.xml から取って、また、``list countries'' 要求で見ることができます。すべてのデバイスが、デフォルトの設定からカントリコードの変更をサポートしているわけではないことに注意してください。通常、EEPROM に格納されます。また、 regdomain, indoor, outdoor と anywhere を参照してください。
- dfs
- 802.11h の指定として Dynamic Frequency Selection (動的周波数選択) (DFS) を有効にします。 DFS は、オーバラップしているレーダシグナルの検出、動的な転送電力制御、最少の混雑している基準に従ってチャネル選択を含むいくつかの機能を具体化しています。 DFS サポートは、特定のロケール (例えば、ETSI) のおよそ 5GHz の周波数を強制します。デフォルトで、DFS は、 /etc/regdomain.xml で指定された規制の定義と現在のカントリコード、regdomain とチャネルに従って有効にされます。基本的なデバイス (そして、ドライバ) は、完全な DFS サポートが動作するレーダ検出をサポートしなければならないことに注意してください。要求されるローカル規制エージェンシ周波数で完全に準拠するために、 DFS は、それが完全にサポートされないなら、使用されるべきではありません。テストのためのこの機能性を無効にするためには、 -dfs を使用します。
- dotd
- 802.11d 仕様 (デフォルト) のサポートを有効にします。このサポートがステーションモードで有効にされるとき、現在設定されているカントリコードと異なるカントリコードを通知するビーコンフレームは、ユーザアプリケーションにイベントをディスパッチさせます。そのカントリコードを採用して、関連する規制の制約に従って動作する、ステーションによってこのイベントを使用できます。有効にされた 802.11d でアクセスポイントとして動作するとき、転送されたフレームを要求するビーコンとプローブは、現在の規制のドメインの設定を通知します。 802.11d を無効にするためには、 -dotd を使用します。
- doth
- スペクトル管理を含む 802.11h サポートを有効にします。 802.11h が有効にされるなら、ビーコンとプローブの応答フレームは、ケーパビリティフィールドに設定された SpectrumMgt ビットがあり、カントリ (国) と電源抑制情報要素は、存在します。また、802.11h サポートは、アクセスポイントによってチャネル変更を調整するためにメカニズムである、 Channel Switch Announcements (CSA) の操作を含みます。デフォルトで、802.11h は、デバイスが可能であるなら、有効にされます。 802.11h を無効にするには、 -doth を使用します。
- deftxkey index
- 転送に使用するためのデフォルトキーを設定します。通常、これは、WEP 暗号化を使用するときだけ設定されます。利用者は、外向きのトラフィックの暗号化で使用するためのキーを知るシステムのためのデフォルトの転送キーを設定しなければならないことに注意してください。 weptxkey は、この要求 (リクエスト) の別名です。後方互換性のために提供されています。
- dtimperiod period
- ap モードで動作するときバッファリングされたマルチキャストデータフレームを転送するための DTIM 期間を設定します。 period は、DTIM の間のビーコンの間隔の数を指定して、1 から 15 の範囲でなければなりません。デフォルトでは、DTIM は、1 (すなわち、DTIM は、各ビーコンで起こる) です。
- quiet
- 静かな (quiet) IE の使用を有効にします。 hostap は、5GHz 周波数で動作するとき、レーダ探知のための干渉を縮小するために、静かな他のステーションに、これを使用し、doth サポートは、有効にされます。この機能を無効にするためには、 -quiet を使用します。
- quiet_period period
- Quiet 要素によって定義された、定期的にスケジュールされた quiet 間隔の開始の間のビーコン間隔の数に QUIET period を設定します。
- quiet_count count
- 次の quiet 間隔の間のビーコン間隔が開始するまで、 TBTT の数に QUIET count を設定します。 1 の値は、quiet 間隔が、次の TBTT で開始されるビーコン間隔の間に開始されることを示します。値 0 は、予約されています。
- quiet_offset offset
- TU で表現される、Quiet カウントよって指定される TBTT の quiet 間隔の開始のオフセットに QUIET offset を設定します。 offset の値は、1 未満ビーコン間隔であるものとします。
- quiet_duration dur
- TU で表現される、Quiet 間隔の持続時間に QUIET dur を設定します。値は、ビーコン間隔未満であるべきです。
- dturbo
- 別の Dynamic Turbo 可能なステーションと通信とき、 Atheros Dynamic Turbo モードの使用を有効にします。 Dynamic Turbo モードは、ステーションが通常の 802.11 操作と 40MHz 幅のチャンルが通信のために使用される ``boosted'' モードを切り換えることによる Atheros 特有のメカニズムです。チャンルが非 dturbo ステーションがないときだけ、 Dynamic Turbo モードを使用するステーションは、boosted で動作します。非 dturbo ステーションがチャネル上で識別されるとき、すべてのステーションは、自動的に通常の操作に戻ります。デフォルトで、たとえデバイスが可能であっても、Dynamic Turbo モードは、有効にされません。 (動的または静的な) turbo モードは、規定面の制約によって、いつくかのチャネルでのみ許可されることに注意してください。 turbo モードが使用されるチャネルを識別するためには、 list chan コマンドを使用します。 Dynamic Turbo モードを無効にするためには、 -dturbo を使用します。
- dwds
-
Dynamic WDS (DWDS) サポートを有効にします。 DWDS は、インフラストラクチャモードで動作するステーションの間で通信することができる 4 アドレスのトラフィックの機能です。ステーションは、最初に、アクセスポイントと通常の手続きを使用する認証 (例えば、WPA) と関連させます。次に、4 アドレスのフレームは、無線リンクのどちらの側でも動作するステーションのためのトラフィックを伝えるために渡されます。 DWDS は、既存のセキュリティがプロトコルを活用し、静的な結合を排除することによって、通常の WDS メカニズムを拡張します。
DWDS がアクセスポイントで有効にされるとき、認可されたステーションから受信された 4 アドレスフレームは、 ``DWDS discovery'' イベントをユーザアプリケーションに生成します。このイベントは、リモートステーション (と、通常、ブリッジと垂直である) にバインドされる WDS インタフェースを作成するために使用されるべきです。いったん、WDS インタフェースが、動作し、4 アドレスのトラフィックを実行すると、論理的なフローが、そのインタフェースに通ります。
DWDS がステーションで有効にされるとき、ピアステーションと異なった宛先アドレスがあるトラフィックは、4 アドレスのフレームでカプセル化され、ピアに転送されます。すべての 4 アドレスのトラフィックは、ステーションのセキュリティ情報を使用します (例えば、暗号化キー)。 802.11n 機能を使用することで関連しているステーションは、これらと同じメカニズムを使用して、4 アドレスのトラフィックを運びます。これは、利用可能なリソースとデバイスのケーパビリティに依存します。 DWDS 実装は、マルチキャストトラフィックの層 2 のルーティングループに対して保護します。
- ff
- 別の Fast Frames 可能なステーションでの通信のとき、 Atheros Fast Frames の使用を有効にします。 Fast Frames は、2 つの 802.3 フレームが、単一の 802.11 フレームで転送されるカプセル化のテクニックです。これは、スループットを著しく改良することができますが、受信ステーションがフレームのカプセル化を解除する方法を理解していることが必要です。 Fast frame の使用は、非 Atheros デバイスと通信するとき、有効にされた使用が安全であるので、Atheros 802.11 業者特有のプロトコル拡張を使用してネゴシエートされます。デフォルトで、デバイスが利用可能であるなら、fast frame (速いフレーム) の使用は、有効にされます。明白に fast frame (速いフレーム) を無能にするためには、 -ff を使用します。
- fragthreshold length
-
転送されたフレームが断片に分解されるスレッシュホールド (閾値) を設定します。
length 引数は、バイト単位のフレームサイズであり、範囲 256 から 2346 でなければなりません。
length を
2346
, any, または - に設定することは、転送の断片化を無効にします。すべてのアダプタが断片化の敷居を支持するとは限りません。 - hidessid
- アクセスポイントとして動作するとき、ビーコンフレームで SSID をブロードキャストしません、または、それらが ap に向けられないなら (すなわち、それらは、ap の SSID を含んでいます) 要求フレームをプローブするために応答します。デフォルトでは、SSID は、ビーコンフレームに含まれています、そして、向けられていないプローブ要求フレームに答えます。 SSID 等のブロードキャストを再び有効にするためには、 -hidessid を使用します。
- ht
-
802.11n (デフォルト) を使用するとき、High Throughput (HT) の使用を有効にします。 802.11n 仕様は、802.11b, 802.11g と 802.11a で指定されるより、異なったシグナルメカニズムを使用する 20MHz と 40MHz のワイドチャネルでの操作のためのメカニズムを含んでいます。それらが関連するとき、ステーションは、HT20 と HT40 と呼ばれる、これらの機能の使用を交渉します。 802.11n のすべての使用を無効にするには、
-ht を使用します。 HT20 (例えば HT40 だけの使用を強制するためには) の使用を無効にするには、
-ht20 を使用します。 HT40 の使用を無効にするには、
-ht40 を使用します。
HT 設定は、いくつかの選択が利用可能であるとき、``auto promote'' 操作に使用されます。例えば、ステーションが、11n 対応のアクセスポイントと関連するなら、それは、ステーションがレガシ操作、HT20 または HT40 を使用するかどうかを制御します。 11n 対応デバイスがアクセスポイントとしてセットアップされるとき、 Auto Channel Selection は、操作されるチャネルの位置を見つけるために使用され、 HT 設定は、レガシ、HT20 または HT40 操作が選択されたチャネルでセットアップされるかどうかを制御します。固定のチャネルがステーションのために指定されるなら、チャネル仕様の一部として HT 設定を与えることができます。例えば、6:ht/20 は、チャネル 6 で HT20 操作をセットアップします。
- htcompat
- pre-802.11n デバイス (デフォルト) の互換性のサポートの使用を有効にします。 802.11n プロトコル仕様は、いくつかの互換性のない繰り返しを検討しています。いくつかのベンダは、純粋に 11n 準拠のステーションと同時に使用しない古い仕様の 11n サポートを実装しています。特に、古いデバイスのための管理フレームに含まれている情報要素は、異なっています。互換性サポートが両方の標準で有効にされるとき、コンパチブルデータが提供されます。互換性のあるメカニズムを使用する関連するステーションは、``list sta'' で表示されます。互換性のサポートを無効にするには、 -htcompat を使用します。
- htprotmode technique
- 802.11n で動作するインタフェースに関して、ミックスされたレガシ/HT ネットワークで HT フレームを保護するために指定された technique (テクニック) を使用します。有効なテクニックのセットは、 off と rts (デフォルトは、RTS/CTS) です。テクニック名は、大文字と小文字を区別しません。
- inact
- アクセスポイント (デフォルト) に関連づけられたステーションに対して不活発な処理を有効にします。アクセスポイントとして動作するとき、802.11 層は、それぞれの関連ステーションの活動をモニタします。ステーションが 5 分間不活発であるとき、ステーションが、まだ存在しているかどうか確認するためにいくつかの ``probe frames'' (プローブフレーム) を送信します。応答が受信されないなら、ステーションは、認証されません。この仕事を扱うのを好むアプリケーションは、 -inact を使用することによって、この機能を無効にすることができます。
- indoor
- 規制の制約を計算で使用する位置を設定します。また、位置は、 dotd で 802.11d が有効にされるとき、フレームを要求するビーコンとプローブで通知されます。また、 outdoor, anywhere, country と regdomain を参照してください。
- list active
- chanlist 指示で設定された任意の制限も考慮に入れて利用可能なチャネルのリストを表示します。詳しい情報に関しては、 list chan の説明を参照してください。
- list caps
- サポートされている操作モードを含んでアダプタのケーパビリティ (機能) を表示します。
- list chan
-
利用可能なチャネルのリストを表示します。チャネルは、それらの IEEE チャネル番号、相当周波数と使用モードとともに表示されます。‘
11g
’として識別されたチャネルも‘11b
’モードで利用可能です。‘11a Turbo
’として識別されたチャネルは、 ( mediaopt turbo で指定される) Atheros' Static Turbo モードのためだけに使用されます。‘*
’でマークされたチャネルは、受動的にスキャンされるという規定上の制約があります。通常、チャネルで操作するアクセスポイントからビーコンフレームを受け付けることによって、 802.11 通信に使用されるチャネルを識別するまで、ステーションがチャネルで転送を許可されていないことを意味します。 list freq は、この情報を要求 (リクエスト) する別の方法です。デフォルトで、チャネルの圧縮されたリストを表示します。 -v オプションが指定されるなら、すべてのチャネルを表示します。 - list countries
- 規制設定で使用することができる、カントリ (国) コードと規制ドメインのセットを表示します。
- list mac
-
現在の MAC Access Control List の状態を表示します。各アドレスには、適応された現在のポリシを示す文字が前に付けれられます: ‘
+
’は、アドレスがアクセスが許されていることを示し、‘-
’は、アドレスがアクセスを拒否されていること示し、‘*
’は、アドレスが存在していますが、現在のポリシがオープンであること (したがって、ACL は、調べられません) を示します。 - list mesh
- メッシュネットワークで転送されるパケットに使用される、メッシュ経路制御テーブルを表示します。
- list regdomain
- 利用可能なチャネルと転送電源キャップを含む現在の規制の設定を表示します。
- list roam
- ローミング操作を管理するパラメータを表示します。
- list txparam
- 転送操作を管理するパラメータを表示します。
- list txpower
- 各チャネルのために転送電源キャップを表示します。
- list scan
-
アクセスポイント、および/または、その付近に位置する特別な隣りのものを表示します。この情報は、
scan 要求でアダプタによって、またはバックグラウンドスキャンを通して自動的に更新されます。ステーションのケーパビリティによって、出力に次のフラグを含むことができます:
-
A
- 認定します。ステーションがデータフレームを送信/受信することが許可されていることを示します。
-
E
- Extended Rate Phy (拡張レート Phy) (ERP)。ステーションが、拡張転送レートを使用する 802.11g ネットワークで動作することを示します。
-
H
- High Throughput (高スループット) (HT)。ステーションが、HT 転送レートを使用することを示します。直後に `+' が続くなら、ステーションは、 htcompat が有効にされるときだけ、サポートされた推奨されないメカニズムを使用して関連付けられます。
-
P
- 電力節約。ステーションが、電力節約モードで動作することを示します。
-
Q
- Quality of Service (サービスの質) (QoS)。ステーションが、データフレームに QoS カプセル化を使用していることを示します。 QoS カプセル化は、WME モードが有効にされるときだけ、有効にされます。
-
S
- 短い序文。ステーションが 802.11g と 802.11b でのスループット性能を改良するためにオプションで短い序文を行うことを示します。
-
T
- Transitional Security Network (過渡的なセキュリティネットワーク) (TSN)。ステーションが TSN を使用して結び付けられていることを示します。また、下記の tsn を参照してください。
-
W
- Wi-Fi Protected Setup (Wi-Fi 保護されたセットアップ) (WPS)。ステーションが WPS を使用して結び付けられていることを示します。
デフォルトで、隣接しているステーションから獲得された興味ある情報要素は、それぞれの行の終わりに表示されます。指定できるな要素は、次の通りです: WME (ステーションは、WME をサポート)、 WPA (ステーションは、WPA をサポート)、 WPS (ステーションは、WPS をサポート)、 RSN (ステーションは、802.11i/RSN をサポート)、 HTCAP (ステーションは、802.11n/HT 通信をサポート)、 ATH (ステーションは、Atheros プロトコル拡張をサポート)、 VEN (ステーションは、未知のベンダ特有の拡張をサポート) です。 -v フラグが使用されるなら、すべての情報要素とそれらの内容が表示されます。また、 -v フラグを指定すると、長い SSID の表示が有効にされます。 list ap コマンドは、この情報を要求する別の方法です。
-
- list sta
-
アクセスポイントとして動作するとき、現在関連しているステーションを表示します。アドホック (特別) モードで動作するとき、IBSS の隣りのものとして確認されたステーションを表示します。メッシュモードで動作するとき、MBSS の隣りのものとして確認されたステーションを表示します。ステーションモードで動作するとき、アクセスポイントを表示します。ステーションによって通知されたケーパビリティ (能力) は、
scan 要求 (リクエスト) で説明されます。ステーションのケーパビリティによって、次のフラグを出力に含むことができます:
-
A
- 認可されている。ステーションがデータフレームを送信/受信することが許可されていることを示します。
-
E
- 拡張された Rate Phy (ERP)。ステーションが拡張された転送レートを使用して 802.11g ネットワークで動作していることを示します。
-
H
- 高いスループット (HT)。ステーションが、HT 転送レートを使用することを示します。 `+' が直後に続くなら、ステーションは、 htcompat が有効にされるときだけ、サポートされた推奨されないメカニズムを使用して関連付けられます。
-
P
- 電源節約。ステーションが省電力モードで動作していることを示します。
-
Q
- サービスの質 (Quality of Service) (QoS)。ステーションがデータフレームのために QoS カプセル化を使用していることを示します。 QoS カプセル化は、WME モードが有効にされているときのみ、有効にされます。
-
S
- 短い序文。ステーションが 802.11g と 802.11b でのスループット性能を改良するためにオプションで短い序文を行うことを示します。
-
T
- Transitional Security Network (過渡的なセキュリティネットワーク) (TSN)。ステーションが TSN を使用して結び付けられていることを示します。また、下記の tsn を参照してください。
-
W
- Wi-Fi Protected Setup (Wi-Fi 保護されたセットアップ) (WPS)。ステーションが WPS を使用して結び付けられていることを示します。
デフォルトで、関連ステーションから受信された情報要素は、短い形式で表示されます。 -v フラグによって、この情報は、シンボルで表示されます。
-
- list wme
- WME モードで動作するとき使用する現在のチャンネルパラメータを表示します。 -v オプションが指定されるなら、チャンネルと BSS パラメータの両方は、各 AC (最初は、チャンネル、次は、BSS) のために表示されます。アダプタのために WME モードが有効にされるとき、この情報は、通常の状態と共に表示されます。このコマンドは、WME モードが無効にされるとき、パラメータを調べるために主に役に立ちます。様々なパラメータに関する情報については、 wme 指示の記述を参照してください。
- maxretry count
- 送信ユニキャストフレームで使用するトライ (試み) の最大数を設定します。デフォルトの設定は、6 ですが、ドライバは、それらを選択した値で、これを上書きします。
- mcastrate rate
- マルチキャスト/ブロードキャストフレームを転送する速度を設定します。速度は、メガビット/秒の 10 進数として指定されます。例えば、 5.5Mb/s のためには、5.5 です。この速度は、現在の操作状況に対して有効であるべきです。無効の速度が指定されるなら、ドライバは、適切な速度を自由に選択できます。
- mgtrate rate
- 管理、および/または、制御フレームを転送するためのレートを設定します。レートは、メガビット/秒として 10 進数単位で指定されます。例えば、5.5 Mb/s に対して 5.5。
- outdoor
- 計算の規制された制約で使用する位置を設定します。また、位置は、 802.11d が dotd で有効にされるとき、ビーコンとプローブの応答フレームで通知されます。また、 anywhere, country, indoor と regdomain を参照してください。
- powersave
- 省電力操作を有効にします。クライアントとして動作するとき、ステーションは、定期的に無線をオフにして、ウェートしているパケットがあることを告げるアクセスポイントからのメッセージを listen (接続を受け付け) することによって電源を節約します。そして、ステーションは、パケットを検索しなければなりません。すべてのデバイスは、クライアントとして省電力操作をサポートしません。 802.11 仕様は、すべてのアクセスポイントが省電力をサポートすることを要求していますが、いくつかのドライバは、そうではありません。クライアントとして動作するとき、省電力操作を無効にするためには、 -powersave を使用します。
- powersavesleep sleep
- TU 単位で (1024 usec) 必要な最大省電力スリープ時間を設定します。デフォルトで、最大の省電力スリープ時間は、100 TU です。
- protmode technique
- 802.11g で動作するインタフェースに関して、混合された 11b/11g ネットワークで OFDM フレームを保護するために指定された technique (テクニック) を使用します。有効なテクニックの組は、 off, cts (自体への CTS) と rtscts (RTS/CTS) です。テクニック名は、大文字と小文字を区別しません。すべてのデバイスが、保護のテクニックとして cts をサポートしているわけではありません。
- pureg
- 802.11g モードでアクセスポイントとして動作するとき、11g の機能があるステーションのみが結合することを許可されます (11b のみのステーションが結合することは、許可されていません)。 11g と 11b のみのステーションの両方を結合できるようにするためには、 -pureg を使用します。
- puren
- 802.11n モードでアクセスポイントとして動作するとき、 (レガシステーションが関連することが許可されていない) HT 対応ステーションのみ、関連付けることができます。 HT とレガシステーションの両方を関連付けることができるためには、 -puren を使用します。
- regdomain sku
- 操作のための規制の制約を計算するために使用する規制のドメインを設定します。特に、利用可能なチャネルのセットで、無線デバイスは、チャネルでどのように操作されるか、そして、チャネルで使用できる最大の転送電力は、この設定によって定義されます。 regdomain コード (SKU の) は、 /etc/regdomain.xml から取られ、また、``list countries'' 要求で見ることができます。すべてのデバイスが、デフォルトの設定から regdomain を変更することをサポートするわけではないことに注意してください。通常、EEPROM に格納されます。また、 country, indoor, outdoor と anywhere を参照してください。
- rifs
- HT チャンネルで 802.11n で動作するとき、Reduced InterFrame Spacing (RIFS) の使用を有効にします。それを使用するためには、ステーションとアクセスポイントの両方で RIFS をサポートしなければならないことに注意してください。 RIFS を無効にするためには、 -rifs を使用します。
- roam:rate rate
- BSS で動作するとき、ローミングを制御するための閾値を設定します。 rate パラメータは、ローミングが考慮されるべきであるメガビット単位で転送レートを指定します。現在の転送レートがこの設定より下に下がり、バックグラウンドスキャンが有効にされているなら、システムは、より望ましいアクセスポイントが利用可能であるかをチェックし、それに切り替えます。現在のスキャンキャッシュの内容は、それらが scanvalid パラメータにしたがって、有効であると見なされますなら、使用されます。そうでなければ、任意の選択が起こる前に、バックグラウンドスキャン操作が、トリガされます。各チャネルタイプには、個別のレート閾値があります。デフォルト値は、次の通りです: 12 Mb/s (11a), 2 Mb/s (11b), 2 Mb/s (11g), MCS 1 (11na, 11ng)。
- roam:rssi rssi
- BSS で動作するとき、ローミングを制御するための閾値を設定します。 rssi パラメータは、ローミングが考慮されるべきである dBm 単位で受信シグナルの強度を指定します。現在の rssi が、この設定の下に下がり、バックグラウンドスキャンが有効にされているなら、システムは、より望ましいアクセスポイントが利用可能であるかをチェックし、それに切り替えます。現在のスキャンキャッシュの内容は、それらが scanvalid パラメータにしたがって、有効であると見なされますなら、使用されます。そうでなければ、任意の選択が起こる前に、バックグラウンドスキャン操作が、トリガされます。各チャネルタイプには、別々の rssi 閾値があります。デフォルト値は、すべて 7dBm です。
- roaming mode
- ステーションとして動作するとき、現在のアクセスポイントとの通信が壊れているとき、システムがどのように振る舞うかを制御します。 mode 引数は、 device (ハードウェアデバイスが決定するように残す)、 auto (デバイスまたはオペレーティングシステムのいずれかを適切に取り扱う)、 manual (明らかに指示されるまで何もしない) のうちの 1 つです。デフォルトでは、デバイスは、可能であるなら、これを取り扱うために残されます。そうでなければ、オペレーティングシステムは、通信を復旧することを自動的に試みます。手動モードは、アクセスポイントの選択を制御したい wpa_supplicant(8) のようなアプリケーションで使用されます。
- rtsthreshold length
-
送信されたフレームが RTS 制御フレームの送信によって先行されるスレッシュホールド (閾値) を設定します。
length 引数は、バイト単位のフレームサイズであり、範囲 1 から 2346 でなければなりません。
length を
2346
, any または - に設定することは、RTS フレームの送信を無効にします。すべてのアダプタが、RTS 閾値の設定をサポートしているわけではありません。 - scan
- 隣接しているステーションのスキャンを開始し、それが終了するまで待ち、見つかったすべてのステーションを表示します。スーパユーザだけがスキャンを開始することができます。表示の情報については、 list scan を参照してください。デフォルトで、バックグラウンドスキャンは、完了しています。そうでなければ、フォアグランドスキャンは、終了され、ステーションは、異なったアクセスポイントに移動します。 list scan 要求は、新しいスキャンを開始しないで最近のスキャン結果を表示するために使用することができます。
- scanvalid threshold
- スキャンキャッシュ内容が有効であると考えられる最大の時間を設定します。すなわち、データをリフレッシュするために最初にトリガされるスキャン操作なしに使用されます。 threshold パラメータは、秒単位に指定され、デフォルトは、60 秒です。 threshold のための最小の設定は、10 秒です。この閾値は、注意して設定されるべきです。それがあまりに低く設定されるなら、別のアクセスポイントに移動する試みは、不要なバックグラウンドスキャン操作のトリガとなります。
- shortgi
- HT チャネルで 802.11n で動作するとき、Short Guard Interval の使用を有効にします。注: これは、現在、HT40 と HT20 チャネルの両方で Short GI を有効にします。 Short GI を無効にするには、 -shortgi を使用します。
- smps
- 802.11n で動作するとき、Static Spatial Multiplexing Power Save (SMPS) の使用を有効にします。 Static SMPS で動作するステーションは、単一受信チェーンアクティブでのみ持続します (これは、電力消費量をかなり抑えることができます)。 SMPS を無効にするためには、 -smps を使用します。
- smpsdyn
- 802.11n で動作するとき、Dynamic Spatial Multiplexing Power Save (SMPS) の使用を有効にします。 Dynamic SMPS で動作するステーションは、単一受信チェーンアクティブでのみ持続しますが、RTS フレームを受信するとき、複数の受信チェーンに切り替えます (これは、電力消費量をかなり抑えることができます)。ステーションは、複数の受信チェーンを有効にするための RTS/CTS と他の目的に使用されるものと区別することができないことに注意してください。 SMPS を無効にするためには、 -smps を使用します。
- ssid ssid
-
必要な Service Set Identifier (サービスセット識別子) (別名ネットワーク名) を設定します。 SSID は、32 文字までの文字列であり、通常の文字列か、または‘
0x
’によって先行されているとき、16 進数で指定されます。さらに、SSID は、それを‘-
’に設定することによって、クリアされます。 - tdmaslot slot
- TDMA と共に動作するとき、指定された slot 設定を使用します。 slot は、0 と BSS のスロットの最大数の間の数です。スロット 0 として設定されたステーションは、マスタであり、 BSS の通知をビーコンフレームでブロードキャスト (同報通信) することに注意してください。他のスロットを使用するために設定されたステーションは、常にそれらが転送される前に、マスタの場所を見つけるためにスキャンされます。デフォルトで、 tdmaslot は、1 に設定されます。
- tdmaslotcnt cnt
- TDMA と共に動作するとき、 cnt スロットで BSS を設定します。スロットカウントは、多くても 8 となります。現在の実装は、2 つのステーションでのみテストされています (すなわち、ポイントツーポイント (point to point) アプリケーション)。この設定は、ステーションがスロット 0 として設定されるときだけ、意味があります。他のステーションは、それらが接合する BSS から、この設定を採用します。デフォルトで、 tdmaslotcnt は、2 に設定されます。
- tdmaslotlen len
- TDMA と共に動作するとき、各ステーションは、 len マイクロ秒の長さのスロットを持つように、BSS を設定します。スロットの長さは、少なくとも 150 マイクロ秒 (1/8 TU) で、65 ミリ秒未満でなければなりません。すくな過ぎるスロットの長さの設定は、タイマの精度と保護時間のような要素のために不十分なチャンネル帯域幅利用の結果となるかもしれないことに注意してください。この設定は、ステーションがスロット 0 として設定されるときだけ、意味があります。他のステーションは、それらが接合する BSS から、この設定を採用します。デフォルトで、 tdmaslotlen は、10 ミリ秒に設定されます。
- tdmabintval intval
- TDMA と共に動作するとき、ビーコンが、 TDMA スロットタイミングと同期させるために、すべての intval スーパフレームを転送されるような BSS を設定します。スーパフレームは、スロットの長さ掛けるスロットの数として定義されます。例えば、10 ミリ秒の 2 つのスロットがある BSS には、20 ミリ秒のスーパフレームがあります。ビーコン間隔は、0 でないかもしれません。 tdmabintval の下側の設定によって、タイマは、頻繁に再同期されます。重大なタイマドリフトが観察されるなら、これは、助けとなるかもしれません。デフォルトで、 tdmabintval は、5 に設定されます。
- tsn
- WPA/802.11i でアクセスポイントとして動作するとき、レガシステーションは、静的なキー WEP とオープンしている認証を使用して関連付けることができます。 WEP のレガシステーションの使用を許可しないためには、 -tsn を使用します。
- txpower power
- 転送フレームに使用される電力を設定します。 power 引数は、.5 dBm 単位で指定されます。範囲外の値は、切り詰められます。一般的に、ほんのすこしの低めの電力設定のみが利用可能で、ドライバは、指定された値に最も近い設定を使用します。すべてのアダプタが、転送電力の変更をサポートしているわけではありません。
- ucastrate rate
- ユニキャウトフレームを転送する固定のレート (速度) を設定します。レートは、メガビット/秒の 10 進数として指定されます。例えば、 5.5Mb/s のためには、5.5 です。このレートは、現在の操作状況に対して有効であるべきです。無効のレートが指定されるなら、ドライバは、適切なレートを自由に選択できます。
- wepmode mode
- 必要な WEP モードを設定します。すべてのアダプタがすべてのモードをサポートするわけではありません。有効なモードの組は、 off, on と mixed です。 mixed モードは、暗号化と非暗号化トラフィックの両方を許すアクセスポイントとの関連を許すためにアダプタに明白に伝えます。これらのアダプタでは、 on は、アクセスポイントが暗号化された接続のみ許可しなければならないことを意味します。他のアダプタでは、一般的に、 on は、 mixed のための別の名前です。モードは、大文字と小文字を区別しません。
- weptxkey index
- 転送に使用する WEP キーを設定します。これは、 deftxkey によってデフォルトの転送キーを設定することと同じです。
- wepkey key| index: key
-
選択された WEP キーを設定します。
index が与えられないなら、キー 1 が設定されます。 WEP キーは、ローカルネットワークとアダプタのケーパビリティ (機能) にもよりますが、5 または 13 文字 (40 ビットまたは 104 ビット) のいずれかです。それは、単純な文字列か、または、‘
0x
’が前に付けられた一連の 16 進数として指定されます。最大の可搬性のためには、16 進数キーがお勧めです。通常、テキストキーから WEP 暗号化へのマッピングは、ドライバ特有です。特に、 Windows ドライバは、この FreeBSD のマッピングとは異なっています。キーは、‘-
’を設定することによって、クリアされます。 WEP がサポートされるなら、少なくとも 4 個のキーがあります。いくつかのアダプタは、4 個以上のキーをサポートします。そうであるなら、最初の 4 個のキー (1-4) は、標準の一時的なキーとなり、他のものは、NVRAM に格納された永続的なキーのようなアダプタ特有のキーとなります。利用者は、外向きのトラフィックの暗号化で使用するためのキーを知るシステムのための deftxkey で転送キーを設定しなければならないことに注意してください。
- wme
-
指定されたインタフェースで利用可能であるなら、Wireless Multimedia Extensions (WME) サポートを有効にします。 WME は、リアルタイムとマルチメディアデータの効率的な通信をサポートする IEEE 802.11e 規格のサブセットです。 WME サポートを無効にするためには、
-wme を使用します。このパラメータの別名前は、
wmm です。
次のパラメータは、WME サポートが使用されてるときにだけ、意味があります。パラメータは、AC (Access Category) ごとに指定され、アクセスポイントとして機能するとき、ステーションによって使用されるものと、 BSS のクライアントステーションのためのものに分割されます。後者は、アクセスポイントから受信され、(ステーションでは) 変更されません。次のアクセスカテゴリが認識されます:
- AC_BE
- (または BE) ベストエフォート配信。
- AC_BK
- (または BK) バックグラウンドトラフィック。
- AC_VI
- (または VI) ビデオトラフィック。
- AC_VO
- (または VO) 音声トラフィック。
AC パラメータは、大文字と小文字を区別しません。トラフィックは、データフレームに関連している vlan 優先度か、 IP カプセル化フレームの ToS (Type of Service) 指示を使用してオペレーティングシステムで分類されます。どちらの情報も存在していないなら、トラフィックは、ベストエフォート (BE) カテゴリに割り当てられます。
- ack ac
- ローカルステーションによって QoS 転送のための ACK ポリシを設定します。これは、ステーションによって転送されたデータフレームが受信ステーションからの ACK 応答を必要とするかどうかを制御します。 ACK のためのウェートを無効にするためには、 -ack を使用します。このパラメータは、ローカルステーションだけに適用されます。
- acm ac
- ローカルステーションによって転送のための Admission Control Mandatory (ACM) メカニズムを有効にします。 ACM を無効にするためには、 -acm を使用します。 BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示します。注意: ACM は、今のところサポートされていません。
- aifs ac count
- ローカルステーションによる転送のために使用する Arbitration Inter Frame Spacing (AIFS) チャネルアクセスパラメータを設定します。 BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示します。
- cwmin ac count
- ローカルステーションによる転送のために使用される CWmin チャネルアクセスパラメータを設定します。 BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示します。
- cwmax ac count
- ローカルステーションによる転送のために使用される CWmax チャネルアクセスパラメータを設定します。 BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示します。
- txoplimit ac limit
- ローカルステーションによる転送のために使用される Transmission Opportunity Limit チャネルアクセスパラメータを設定します。このパラメータは、WME ステーションが無線メディアへの転送を開始する権利があるとき、時間の間隔を定義します。 BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示します。
- bss:aifs ac count
- BSS のステーションに送信する AIFS チャネルアクセスパラメータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作するときだけ、意味があります。
- bss:cwmin ac count
- BSS のステーションに送信する CWmin チャネルアクセスパラメータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作するときだけ、意味があります。
- bss:cwmax ac count
- BSS のステーションに送信する CWmax チャネルアクセスパラメータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作するときだけ、意味があります。
- bss:txoplimit ac limit
- BSS のステーションに送信する TxOpLimit チャネルアクセスパラメータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作するときだけ、意味があります。
- wps
- Wireless Privacy Subscriber (無線プライバシ加入者) サポートを有効にします。 WPS サポートが、WPS 対応サプリカント (嘆願者) を必要とすることに注意してください。この機能を無効にするには、 -wps を使用します。
次のパラメータは、ap モードで動作するとき、いくつかのアダプタで利用可能なオプションのアクセス制御リスト機能をサポートします。 wlan_acl(4) を参照してください。この機能によって、アクセスポイントは、ステーションの MAC アドレスに基づく接続要求を、受け付け/拒否できます。 MAC アドレスのなりすましは、容易であるので、この機能は、セキュリティを著しく高めないことに注意してください。
- mac:add address
- 指定された MAC アドレスをデータベースに追加します。ポリシ設定により、指定されたステーションからの接続要求は、許可されか、または拒否されます。
- mac:allow
- ACL ポリシをデータベースに登録されたステーションだけ接続できるように設定します。
- mac:del address
- データベースから指定された MAC アドレスを削除します。
- mac:deny
- ACL ポリシをデータベースに登録されたステーションだけ接続でないように設定します。
- mac:kick address
- 強制的に指定されたステーションが認証されないようにします。通常これは、アドレスデータベースを更新した後にステーションをブロックします。
- mac:open
- ACL ポリシをすべてのステーションが接続できるように設定します。
- mac:flush
- データベースのすべてのエントリを削除します。
- mac:radius
- ACL ポリシを RADIUS サーバによって承認されたステーションによってのみ関連付けを許可するするように設定します。この機能は、 RADIUS 処理 (そして、ステーションを認可するようにマークします) を扱うので、正しいことを行うために設定される、 hostapd(8) プログラムを必要とすることに注意してください。
次のパラメータは、メッシュモードで動作する無線インタフェースに関連付けられます:
- meshid meshid
- 要求されたメッシュ識別子 (Mesh Identifier) を設定します。メッシュ ID は、最大 32 文字までの文字列です。メッシュインタフェースには、動作状態に到達するために指定されたメッシュ識別子 (Mesh Identifier) がなければなりません。
- meshttl ttl
- メッシュ転送パケットのための要求された ``有効期限'' を設定します。これは、パケットが捨てられる前に、転送されるパケットの中継点 (hop) の数です。 meshttl のためのデフォルトの設定は、31 です。
- meshpeering
- 隣接しているメッシュステーションがある相互接続を有効にするか、または無効にする。ステーションは、任意のデータパケットを交換できる前に、通信相手でなければなりません。デフォルトで、 meshpeering は、有効にされます。
- meshforward
- メッシュインタフェースによって転送されるパケットを有効とするか、または無効にする。デフォルトで、 meshforward は、有効にされます。
- meshgate
- この属性は、メッシュ STA がメッシュゲート (mesh gate) 通知を活性化するかどうかを指定します。デフォルトで meshgate は、無効にされています。
- meshmetric protocol
- メッシュネットワークで使用されるリンクメトリックプロトコルとして指定された protocol を設定します。デフォルトのプロトコルは、 AIRTIME と呼ばれます。メッシュインタフェースは、この設定を変更した後に、再開します。
- meshpath protocol
- メッシュネットワークで使用されるパス選択プロトコルとして指定された protocol を設定します。現在のところ、唯一の利用可能なプロトコルは、 HWMP (ハイブリッド無線メッシュプロトコル (Hybrid Wireless Mesh Protocol)) と呼ばれます。メッシュインタフェースは、この設定を変更した後に、再開します。
- hwmprootmode mode
-
メッシュネットワークのステーションは、``ルートノード'' として動作できます。ルートノードは、すべてのメッシュノードへのパスを見つけようと試み、定期的にそれら自体を通知します。ネットワークにルートメッシュノードがあるとき、それらが宛先を見つけるためにルートノードを使用できるので、他のメッシュノードは、より速くそれら自体の間のパスをセットアップできます。このパスは、最良でないかもしれませんが、オンデマンド経路制御 (routing) は、結局、最良のパスを見つけます。次のモードが、認識されます:
- DISABLED
- ルートモードを無効にします。
- NORMAL
- 2 秒毎にブロードキャスト (同報通信) パス要求を送信します。このルートメッシュステーションへのパスのないメッシュのノードは、私たちへのパスを発見しようと試みます。
- PROACTIVE
- 2 秒毎にブロードキャスト (同報通信) パス要求を送信し、あらゆるノードは、たとえ、このルートメッシュステーションへのパスが既にあったとしても、パス応答で応答しなければなりません。
- RANN
- ブロードキャスト (同報通信) ルート告知 (root announcement (RANN)) フレームを送信します。このルートメッシュステーションへのパスのないメッシュのノードは、私たちへのパスを発見しようと試みます。
デフォルトで、 hwmprootmode は、 DISABLED (無効) に設定されています。
- hwmpmaxhops cnt
- HMWP パスで許可された中継点 (hop) ホップの最大数を cnt に設定します。 hwmpmaxhops のためのデフォルトの設定は、31 です。
次のパラメータは、他のシステムとの互換性のためのものです:
- nwid ssid
- ssid パラメータのための別名です。 NetBSD との互換性のために含まれています。
- stationname name
- このステーションの名前を設定します。ステーション名は、IEEE 802.11 プロトコルの一部ではありませんが、いくつかのインタフェースがそれをサポートします。そのようなものとして、それは、同じであるかまたは実際に同じ機器にのみ意味があるように思えます。ステーション名を設定することは、SSID を設定することと構文的に同じです。また、 BSD/OS 互換性のために station を使用できます。
- wep
- wepmode on の意味がある別の方法です。 BSD/OS との互換性のために含まれています。
- -wep
- wepmode off の意味がある別の方法です。 BSD/OS との互換性のために含まれています。
- nwkey key
-
次の意味がある別の方法です: “
wepmode on weptxkey 1 wepkey 1:key wepkey 2:- wepkey 3:- wepkey 4:-
。” NetBSD との互換性のために含まれています。 - nwkey n: k1, k2, k3, k4
-
“
wepmode on weptxkey n wepkey 1:k1 wepkey 2:k2 wepkey 3:k3 wepkey 4:k4
”の意味がある別の方法です。 NetBSD との互換性のために含まれています。 - -nwkey
- wepmode off の意味がある別の方法です。 NetBSD との互換性のために含まれています。
次のパラメータは、ブリッジインタフェースに特有です:
- addm interface
- ブリッジのメンバとして interface によって指定されたインタフェースを追加します。ネットワークで送信されたすべてのパケットを受信できるように、インタフェースを無差モードにします。
- deletem interface
- interface によって指定されたインタフェースをブリッジから削除します。ブリッジからそれを削除するとき、インタフェースの無差別モードは、無効にされます。
- maxaddr size
- ブリッジアドレスキャッシュのサイズを size に設定します。デフォルトは、2000 エントリです。
- timeout seconds
- アドレスキャッシュエントリのタイムアウトを seconds 秒に設定します。 seconds が 0 であるなら、アドレスキャッシュエントリは、期限切れとなりません。デフォルトは、1200 秒です。
- addr
- ブリッジによって学習されているアドレスを表示します。
- static interface-name address
- interface-name を指すアドレスキャッシュに静的なエントリを追加します。静的なエントリは、決してキャッシュの期限切れにならず、たとえアドレスが異なったインタフェースで見られても、置き換えられません。
- deladdr address
- アドレスキャッシュから address を削除します。
- flush
- アドレスキャッシュから動的に学習されたすべてのアドレスを削除します。
- flushall
- アドレスキャッシュから静的なアドレスも含めてすべてのアドレスを削除します。
- discover interface
- “discovering”インタフェースとしてインタフェースをマークします。ブリッジがパケットの宛先アドレスのための (動的か静的のいずれかの) アドレスキャッシュエントリを持っていないとき、ブリッジは、パケットを“discovering”としてマークされたすべてのメンバインタフェースに転送します。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースのデフォルトです。
- -discover interface
- メンバインタフェースの“discovering”属性をクリアします。“discovering”属性のないパケットに関して、そのインタフェースで転送される唯一のパケットは、ブロードキャストまたはマルチキャストパケットで、宛先アドレスがインタフェースのセグメントにあるのが知られているパケットです。
- learn interface
- “learning”インタフェースとしてインタフェースをマークします。パケットがそのようなインタフェースに到着するとき、パケットの発信元アドレスは、インタフェースのセグメントの宛先アドレスとしてアドレスキャッシュに入れられます。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースのデフォルトです。
- -learn interface
- メンバインタフェースの“learning”属性をクリアします。
- sticky interface
- “sticky”インタフェースとしてインタフェースをマークします。動的に学習されたアドレスエントリは、一度キャッシュに入れられた静的なもとにして扱われます。スティッキ (sticky) エントリは、決してキャッシュの効果がなくならず、たとえアドレスが異なったインタフェースで見られても、決して置き換えられません。
- -sticky interface
- メンバインタフェースで“sticky”属性をクリアします。
- private interface
- “private”インタフェースとしてインタフェースをマークします。プライベートインタフェースは、任意のトラフィックをプライベートインタフェースである他のポートに転送しません。
- -private interface
- メンバインタフェースで“private”属性をクリアします。
- span interface
- ブリッジ上のスパン (span) ポートとして interface によって指定されたインタフェースを追加します。スパンポートは、ブリッジによって受信されたあらゆるフレームのコピーを転送します。これは、ブリッジのスパンポートの 1 つに接続された別のホスト上でブリッジしているネットワークを受動的に詮索することに最も役に立ちます。
- -span interface
- ブリッジのスパンポートのリストから interface によって指定されたインタフェースを削除します。
- stp interface
- interface でスパニングツリー (Spanning Tree) プロトコルを有効にします。 if_bridge(4) ドライバは、IEEE 802.1D スパニングツリープロトコル (STP) をサポートしています。スパニングツリーは、ネットワークトポロジでループを検出して削除するために使用されます。
- -stp interface
- interface でスパニングツリー (Spanning Tree) プロトコルを無効にします。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースのデフォルトです。
- edge interface
- エッジポートとして interface を設定します。エッジポートは、ネットワークでブリッジしているループを作成することができない終点のステーションと直接接続します、これによって、転送するためにそのまま遷移することができます。
- -edge interface
- interface でエッジ状態を無効にします。
- autoedge interface
- interface は、自動的にエッジ状態を検出できるようにします。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースに対するデフォルトです。
- -autoedge interface
- interface で自動的なエッジの状態を無効にします。
- ptp interface
- ポイントツーポイントのリンクとして interface を設定します。これは、転送するためにそのまま遷移する必要があり、別の RSTP 能力スイッチへの直接リンクを有効にするべきです。
- -ptp interface
- interface でポイントツーポイントリンクの状態を無効にします。これは、ハブまたはネットワークのような、半二重リンクと共用ネットワークセグメントに接続されたインタフェースで無効にされるべきです。
- autoptp interface
- 全二重リンク状態をチェックすることによって、 interface でポイントツーポイントの状態を自動的に検出します。これは、ブリッジに追加されたインタフェースのデフォルトです。
- -autoptp interface
- interface で自動的なポイントツーポイントのリンクの検出を無効にします。
- maxage seconds
- スパニングツリープロトコルの設定が有効である時間を設定します。デフォルトは、20 秒です。最小値は、6 秒で、最大値は、40 秒です。
- fwddelay seconds
- スパニングツリーが有効にされるとき、インタフェースがパケットを転送する前に渡さなければならない時間を設定します。デフォルトは、15 秒です。最小値は、4 秒で、最大値は、30 秒です。
- hellotime seconds
- スパニングツリープロトコル設定メッセージをブロードキャストする間隔を設定します。古い stp モードで動作するときだけ、hello 時間を変更することができます。デフォルトは、2 秒です。最小値は、1 秒で、最大値は、2 秒です。
- priority value
- スパニングツリーのためのブリッジ優先度を設定します。デフォルトは、32768 です。最小値は、0 で、最大値は、61440 です。
- proto value
- スパニングツリープロトコルを設定します。デフォルトは、rstp です。利用可能なオプションは、stp と rstp です。
- holdcnt value
- スパニングツリーのための転送保持カウントを設定します。これは、制限されたレート (速度) となる前に転送されたパケットの数です。デフォルトは、6 です。最小値は、1 で、最大値は、10 です。
- ifpriority interface value
- interface のスパニングツリーの優先度を value に設定します。デフォルトは、128 です。最小値は、0 で、最大値は、240 です。
- ifpathcost interface value
- interface のスパニングツリーのパスコストを value に設定します。デフォルトは、リンク速度から計算されます。以前に選択されたパスのコストを自動的に元の状態に変更するためには、コストは、0 に設定します。最小値は、1 で、最大値は、200000000 です。
- ifmaxaddr interface size
- インタフェースから可能にされたホストの最大数を設定し、未知の発信元アドレスがあるパケットは、既存のホストキャッシュエントリの期限が切れるか、または削除されるまで、落されます。無効にするためには、0 に設定します。
次のパラメータは、lagg インタフェースに特有です:
- laggport interface
- 集合インタフェースのポートとして interface によって指定されたインタフェースを追加します。
- -laggport interface
- 集合インタフェースから interface によって指定されたインタフェースを削除します。
- laggproto proto
- 集合プロトコルを設定します。デフォルトは、failover です。利用可能なオプションは、over, fec, lacp, loadbalance, roundrobin と none です。
- lagghash option[ , option]
-
ロードバランスである集合プロトコルをハッシュためのパケットレイヤ (層) を設定します。デフォルトは、“l2,l3,l4”です。コンマを使用してオプションを組み合わせることができます。
- l2
- src/dst mac アドレスとオプションの vlan 番号。
- l3
- IPv4 または IPv6 のための src/dst アドレス。
- l4
- TCP/UDP/SCTP のための src/dst ポート。
次のパラメータは、IP トンネルインタフェース gif(4) に特有です:
- tunnel src_addr dest_addr
- IP トンネルインタフェースの物理的な発信元と宛先アドレスを設定します。引数 src_addr と dest_addr は、カプセル化された IPv4/IPv6 ヘッダのための外側の発信元/宛先として解釈されます。
- -tunnel
- 以前に tunnel で設定された IP トンネルインタフェースのための物理的な発信元と宛先アドレスの設定を解除します。
- deletetunnel
- -tunnel パラメータのための別名です。
- accept_rev_ethip_ver
- 正しい EtherIP パケットと逆にされたバージョンフィールドがあるものの両方を受け付けるためのフラグを設定します。デフォルトで有効にします。これは、 FreeBSD 6.1, 6.2, 6.3, 7.0 と 7.1 との後方の互換性のためのものです。
- -accept_rev_ethip_ver
- フラグ accept_rev_ethip_ver をクリアします。
- send_rev_ethip_ver
- 故意に逆にされたバージョンフィールドがある EtherIP パケットを送信するためのフラグを設定します。デフォルトで無効にします。これは、 FreeBSD 6.1, 6.2, 6.3, 7.0 と 7.1 との後方の互換性のためのものです。
- -send_rev_ethip_ver
- フラグ send_rev_ethip_ver をクリアします。
次のパラメータは、GRE トンネルインタフェース、 gre(4) に特有です:
- grekey key
- 発信パケットのために使用される GRE キーを設定します。 gre(4) は、常に無効、または、欠けているキーで GRE パケットを受け付けることに注意してください。このコマンドは、インタフェースにおいて 4 バイトの MTU 減少をもたらします。
次のパラメータは、 pfsync(4) インタフェースに特有です:
- syncdev iface
- pfsync 状態同期メッセージを送信して受信するために指定されたインタフェースを使用します。
- -syncdev
- ネットワークを越えて pfsync 状態同期メッセージを送信することを停止します。
- syncpeer peer_address
- 状態同期メッセージをブロードキャスト (同報通信) するためにマルチキャストを使用するのではなく、pfsync リンクポイントツーポイント (point-to-point) を行います。 peer_address は、pfsync クラスタに参加する別のホストの IP アドレスです。
- -syncpeer
- マルチキャストを使用してパケットをブロードキャスト (同報通信) します。
- maxupd n
- 1 つに折りたたむことができる単一の状態を更新する最大の数を設定します。これは、8 ビットの数値です。デフォルト値は、128 です。
- defer
- ピア (通信相手) が関連する状態が挿入されたと、肯定応答するまで、状態の最初のパケットの送信を延期します。
- -defer
- 状態の最初のパケットを延期しません。これは、デフォルトです。
次のパラメータは、 vlan(4) インタフェースに特有です:
- vlan vlan_tag
- VLAN タグ値を vlan_tag に設定します。この値は、 vlan(4) インタフェースから送信されたパケットのための 802.1Q VLAN ヘッダを作成するために使用される 12 ビットの VLAN 識別子 (VID) です。 vlan と vlandev は、同時に設定されなければならないことに注意してください。
- vlandev iface
-
物理的なインタフェース
iface を
vlan(4) インタフェースに関連付けます。
vlan(4) インタフェースを通して転送されたパケットは、802.1Q VLAN カプセル化で指定された物理的なインタフェース
iface に向けられます。正しい VLAN 識別子で親のインタフェースによって受信された 802.1Q カプセル化されたパケットは、関連付けられた
vlan(4) 疑似インタフェースに向けられます。
vlan(4) インタフェースは、親のインタフェースのフラグと親のイーサネットアドレスのコピーが割り当てられます。
vlandev と
vlan は、同時に設定されなければなりません。
vlan(4) インタフェースに、それに関連付けられている物理的なインタフェースが既にあるなら、このコマンドは、失敗します。別の物理的なインタフェースへの関連付けを変更するためには、既存の関連付けを最初にクリアしなければなりません。
注: ハードウェアタグ付けケーパビリティ (機能) が親のインタフェースで設定されているなら、 vlan(4) 疑似インタフェースの振る舞いは、次のように変わります: 親のインタフェースが (通常ファームウェア内の) それ自身で VLAN タグの挿入と抽出をサポートし、パケットを変更せずに親とやりとりするべきであることを vlan(4) インタフェースは、認識します。
- -vlandev [ iface]
- ドライバが vlan(4) 疑似デバイスであるなら、それから親インタフェースとの関連付けを解除します。これは、 vlan(4) インタフェースとその親の間のリンクを破壊して、VLAN 識別子、フラグとそのリンクアドレスをクリアして、インタフェースをシャットダウンします。 iface 引数は、無用のもので、廃止予定です。
次のパラメータは、インタフェースで carp(4) プロトコルを設定するために使用されます:
- vhid n
- バーチャルホスト ID を設定します。これは、 carp(4) を起動するために要求される設定です。バーチャルホスト ID がまだ存在しないなら、それが、作成され、インタフェースにアタッチされます、そうでなければ、既存の vhid の設定が、調節されます。 vhid キーワードが“inet6”または“inet”アドレスと共に供給されるなら、このアドレスは、指定された vhid の制御の下で実行されるように設定されます。特別の vhid を参照する最後のアドレスが、インタフェースから削除されるときはいつでも、vhid は、インタフェースから自動的に削除され、破壊されます。 carp(4) プロトコルのための他の設定パラメータは、 vhid キーワードと共に供給されるべきです。 vhid のための受け付け可能な値は、1 から 255 です。
- advbase seconds
- 通知間隔のベースを秒単位で指定します。受け付け可能な値は、1 から 255 です。デフォルト値は、1 です。
- advskew interval
- 1 つのホストの通知を他のホストより遅くするためにベース通知間隔に追加する値 (skew) を指定します。それは、1/256 秒単位で指定されます。受け付け可能な値は、1 から 254 です。デフォルト値は、0 です。
- pass phrase
- 認証キーを phrase に設定します。
- state MASTER|BACKUP
- 与えられた vhid の強制的に変更される状態。
ifconfig ユーティリティは、省略可能なパラメータが提供されないとき、ネットワークインタフェースの現在の設定を表示します。プロトコルファミリが指定されるなら、 ifconfig は、そのプロトコルファミリに特有の詳細だけを報告します。
-m フラグがインタフェース名の前に渡されるなら、 ifconfig は、ケーパビリティリストと指定されたインタフェースでサポートしているすべてのメディアを表示します。 -L フラグが供給されるなら、時間オフセット文字列として、 IPv6 アドレスのアドレス存続時間が表示されます。
オプションで、 -a フラグは、インタフェース名の代わりに使用されます。このフラグによって、 ifconfig は、システムのすべてのインタフェースに関する情報を表示します。 -d フラグは、これを down しているインタフェースに限定し、 -u は、これを up しているインタフェースに限定します。引数が与えられないとき、 -a の意味が含まれています。
-l フラグは、他の追加情報なしでシステムのすべての利用可能なインタフェースをリストするために使用されます。このフラグの使用は、 -d (down しているインタフェースのみをリスト) と -u (up しているインタフェースのみをリスト) を除いて、他のすべてのフラグとコマンドとは、互いに排他的です。
-v フラグは、インタフェースのためのより詳細な状態を取得するために使用されます。
-C フラグは、追加情報なしで、システムで利用可能なすべてのインタフェース複製者をリストするために使用されます。このフラグの使用は、他のすべてのフラグとコマンドとは互いに排他的です。
-k フラグによって、利用可能であるなら、インタフェースのためのキーの情報が印刷 (表示) されます。例えば、802.11 WEP キーと carp(4) の値は、現在のユーザにアクセス可能であるなら、印刷 (表示) されます。この情報は、微妙な内容と考えられるということで、デフォルトで印刷 (表示) されません。
ネットワークインタフェースドライバがカーネルに存在しないなら、 ifconfig は、それをロードすることを試みます。 -n フラグは、この振る舞いを無効にします。
スーパユーザだけがネットワークインタフェースの設定を変更できます。
使用例
IPv4 アドレス192.0.2.10
を
255.255.255.0
のネットワークマスクでインタフェース
fxp0
に割り当てます:
# ifconfig fxp0 inet 192.0.2.10 netmask 255.255.255.0
オプション alias の標準形の同義語として add を使用してインタフェース ed0
に CIDR ネットワーク接頭辞 /28
で、IPv4 アドレス 192.0.2.45
を追加します:
# ifconfig ed0 inet 192.0.2.45/28 add
インタフェース ed0
から IPv4 アドレス 192.0.2.45
を削除します:
# ifconfig ed0 inet 192.0.2.45 -alias
インタフェースの IPv6 の機能を有効にします:
# ifconfig em0 inet6 -ifdisabled
IPv6 アドレス 2001:DB8:DBDB::123/48
をインタフェース em0
に追加します:
# ifconfig em0 inet6 2001:db8:bdbd::123 prefixlen 48 alias
小文字の 16 進数 IPv6 アドレスが受け付け可能であることに注意してください。
ネットワーク接頭辞のための省略表現として /
文字を使用し、オプション -alias の標準形の同義語として delete を使用して、上の例で追加された IPv6 アドレスを削除します:
# ifconfig em0 inet6 2001:db8:bdbd::123/48 delete
igb0 の 1 つの CARP の冗長なアドレスを設定して、次に、マスタとするように切り替えます:
# ifconfig igb0 vhid 1 10.0.0.1/24 pass foobar up
# ifconfig igb0 vhid 1 state master
100baseTX、全二重イーサネットメディアオプションを使用するためにインタフェース xl0
を設定します:
# ifconfig xl0 media 100baseTX mediaopt full-duplex
アップリンクとして em0 インタフェースをラベル付けます:
# ifconfig em0 description "Uplink to Gigabit Switch 2"
ソフトウェアネットワークインタフェース gif1
を作成します:
# ifconfig gif1 create
ソフトウェアネットワークインタフェース gif1
を破壊します:
# ifconfig gif1 destroy
wlan0
を使用して、無線ネットワークを表示します:
# ifconfig wlan0 list scan
診断
指定されたインタフェースが存在しない、要求されたアドレスが未知であるか、または、ユーザは、特権がなくて、インタフェースの設定を変更しようとした、というメッセージを示します。関連項目
netstat(1), carp(4), gif(4), netintro(4), pfsync(4), polling(4), vlan(4), devd.conf(5), devd(8), rc(8), routed(8), jail(8), sysctl(8)歴史
ifconfig ユーティリティは、 4.2BSD で登場しました。バグ
基本的な IPv6 ノード操作は、IPv6 のために設定された各インタフェースでリンクローカルアドレスを必要とします。通常、そのようなアドレスは、システムに追加された各インタフェースでカーネルによって自動的に設定されるか、または有効にされます。この振る舞いは、インタフェース毎のフラグ -auto_linklocal を設定することによって無効にさます。このフラグのデフォルト値は、1 であり、sysctl MIB 変数 net.inet6.ip6.auto_linklocal を使用することによって、無効にすることができます。ifconfig を使用することによって、リンクローカルアドレスなしで IPv6 アドレスを設定していません。それは、カーネルの予期しない振る舞いをもたらすかもしれません。
October 21, 2013 | FreeBSD |