FFSINFO(8) | FreeBSD System Manager's Manual | FFSINFO(8) |
名称
ffsinfo — 既存の UFS ファイルシステムのすべてのメタ情報をダンプする書式
ffsinfo | [ -g cylinder_group][ -i inode][ -l level][ -o outfile] special | file |
解説
ffsinfo ユーティリティは dumpfs(8) ユーティリティを拡張したものです。出力は outfile ファイルに追加されます。この時、比較的大きな出力ファイルとなります。指定したファイルシステムの 2% ほどになることも珍しくありません。
以下のオプションが指定できます:
- -g cylinder_group
- 指定されたシリンダグループの情報のみダンプするよう制限します。ここで 0 は、最初のシリンダグループを意味し、 -1 は最後のシリンダグループを意味します。
- -i inode
- 特定の inode の情報のみをダンプするよう制限します。指定可能な最小の inode は 2 です。このオプションが省略されて、シリンダグループが定義されていた場合、そのシリンダグループ内の inode のみがダンプされます。
- -l level
-
ダンプされる詳細レベルを指定します。この値のデフォルト値は
255 で、以下の表の値の“ビット論理和”で表されます:
- 0x001
- イニシャルスーパブロック
- 0x002
- 各シリンダグループ内のスーパブロックのコピー
- 0x004
- イニシャルシリンダグループ内のシリンダグループのサマリ情報
- 0x008
- シリンダグループ情報
- 0x010
- inode 割り当てビットマップ
- 0x020
- フラグメント割り当てビットマップ
- 0x040
- クラスタのマップおよびサマリ情報
- 0x100
- inode 情報
- 0x200
- インダイレクトブロックダンプ
- -o outfile
- ダンプして書き込む出力ファイルを設定します。必ず指定する必要があります。 - が指定された場合、出力は stdout に対して送られます。
使用例
ffsinfo -o /var/tmp/ffsinfo -l 1023 /dev/vinum/testvol
は、 /dev/vinum/testvol のすべての有効な情報を /var/tmp/ffsinfo にダンプします。
歴史
ffsinfo ユーティリティは、 FreeBSD 4.4 ではじめて登場しました。作者
<chm@FreeBSD.org> <tomsoft@FreeBSD.org> <growfs@Tomsoft.COM>バグ
スナップショットは通常のファイルと同じように扱われます。これらも、何がダンプされるかの総量を独立して制御するために、スナップショット特有のダンプレベルが設定されるべきです。またスナップショットをファイルシステムとしてダンプするように多少拡張することも、おそらく有用でしょう。September 8, 2000 | FreeBSD |