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DELAY.4TH(8)
DELAY.4TH(8) FreeBSD System Manager's Manual DELAY.4TH(8)

名称

delay.4thFreeBSD デバッグブートモジュール

解説

delay.4th という名前のファイルは、 loader(8) にデバッグ能力を追加するために設計された 1 組のコマンドです。それら自体によって delay.4th のコマンドは、ほとんどの用途には十分ではありません。最も一般的な状況のための以下の例と、追加コマンドのための loader(8) を参照してください。

delay.4th で提供されるコマンドのいずれかを使用する前に、次のコマンドを通してインクルードされなければなりません:

include delay.4th

この行は、 /boot/beastie.4th ファイルに存在しているので、通常のセットアップで必要ではありません (そして、再発行されるべきではありません)。

それによって提供されるコマンドは、次の通りです:

delay_execute
loader_delay 秒の後に、 delay_command 環境変数に格納した [文字列] 手続きを実行します。

オプションの delay_showdots 環境変数が設定されるなら、ドットが連続して印刷されます。

遅延の間に、ユーザは、中止するために Ctrl-C (または、Esc) を押すか、または直ちに続けるために ENTER を押すことができます。

振る舞いに影響する環境変数は、次の通りです:

delay_command
delay_execute によって実行されるコマンド。
loader_delay
delay_command を実行する前に遅延する (秒単位の) 持続時間。
delay_showdots
設定されるなら、 delay_execute は、遅延の持続時間の間に連続したドットを印刷します。

関連ファイル

/boot/loader
loader(8)
/boot/delay.4th
delay.4th 自体。
/boot/loader.rc
loader(8) のブートストラップのスクリプト。

使用例

/boot/loader.rc で別のファイルをインクルードする前に、 5 秒の遅延を入れるためには、次のようにします:

include /boot/delay.4th 
set delay_command="include /boot/other.4th" 
set delay_showdots 
set loader_delay=5 
delay_execute

歴史

コマンドの delay.4th セットは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。

作者

コマンドの delay.4th セットは、 Devin Teske <dteske@FreeBSD.org>によって書かれました。
May 18, 2011 FreeBSD