CTLD(8) | FreeBSD System Manager's Manual | CTLD(8) |
名称
ctld — CAM ターゲット層 / iSCSI ターゲットデーモン書式
ctld | [ -d][ -f config-file] |
解説
ctld デーモンは、着信 iSCSI 接続、認証の実行と在来の iSCSI ターゲットのカーネル部分に渡される接続を受け付ける CAM ターゲット層 (CAM Target Layer) 設定を管理する責任があります。スタートアップ時に、 ctld デーモンは、設定ファイルを解析して、それがエラーに遭遇するなら、終了します。次に、それは、設定を、以前に実行している ctld インスタンスによって管理される LUN のカーネルリストと比較し、設定ファイルでもはや存在していない LUN を削除し、必要に応じて新しい LUN を作成します。その後、それは、着信 iSCSI 接続を isten (接続を受け付け) し、認証を実行し、成功するなら、その時点から操作される、接続を CTL iSCSI ターゲットのカーネル部分に渡します。
SIGHUP シグナルを受け取るとき、 ctld は、その設定を再びロードし、カーネルに変更を適用します。変更は、不要な混乱を回避する方法で適用されます。例えば、1 つの LUN の削除は、他の LUN に影響しません。
素直に終了するとき、 ctld デーモンは、管理された LUN を削除し、強制的にすべてのクライアントの接続を切ります。そうでなければ - 例えば、SIGKILL で kill されるとき - LUN は、設定されたままで、クライアントは、接続されたままです。
強制的に終了するように、既に接続しているセッションに適用される管理上のアクションを実行するためには、 ctladm(8) を使用してください。
次のオプションが利用可能です:
- -f config-file
- 設定ファイルの名前を指定します。デフォルトは、 /etc/ctl.conf です。
- -d
- デバッグモード。サーバは、冗長なデバッグの出力を標準エラーに送り、それ自体をバックグラウンドにしません。また、サーバは、フォーク (fork) せず、1 つの接続を処理した後に終了します。このオプションは、単にターゲットのデバッグを対照としています。
関連ファイル
- /etc/ctl.conf
- ctld のための設定ファイル。ファイル形式と設定オプションは、 ctl.conf(5) で記述されています。
- /var/run/ctld.pid
- ctld PID ファイルのデフォルト位置。
終了ステータス
ctld ユーティリティは、成功すれば、0 で終了し、エラーが生じるなら、>0 で終了します。作者
ctld は、FreeBSD 財団の資金提供の下で <trasz@FreeBSD.org>によって開発されました。September 20, 2012 | FreeBSD |