CPUCONTROL(8) | FreeBSD System Manager's Manual | CPUCONTROL(8) |
名称
cpucontrol — cpuctl(4) デバイスのための制御ユーティリティ書式
cpucontrol | [ -vh] -m msr device |
cpucontrol | [ -vh] -m msr= value device |
cpucontrol | [ -vh] -m msr&= mask device |
cpucontrol | [ -vh] -m msr|= mask device |
cpucontrol | [ -vh] -i level device |
cpucontrol | [ -vh][ -d datadir] -u device |
解説
cpuctl(4) スペシャルデバイスを通して、任意のマシン特有の CPU レジスタを読み書きするために cpucontrol ユーティリティを使用することができます。また、CPU ファームウェアの更新を適用するためにも使用できます。次のオプションが、利用可能です:
- -d datadir
- マイクロコードイメージを検索する場所。このオプションを複数回指定することができます。
- -m msr[ = value]
- 指定された MSR の値を表示します。 MSR レジスタ番号は、16 進数として与えられるべきです。
- -m msr= value
- 指定された MSR レジスタに value を格納します。 ~ 演算子を value 引数の前に置くことができます。この場合、引数を反転した値がレジスタに格納されます。
- -m msr&= mask
- mask と MSR レジスタの現在の MSR 値をビット単位の AND 演算を行ったの結果を格納します。 ~ 演算子をを mask 引数の前に置くことができます。この場合、マスクの反転した値が使用されます。
- -m msr|= mask
- mask と MSR レジスタの現在の MSR 値をビット単位の OR 演算を行ったの結果を格納します。 ~ 演算子をを mask 引数の前に置くことができます。この場合、マスクの反転した値が使用されます。
- -i level
- CPUID 情報を検索します。レベルは、16 進数の数として与えられるべきです。
- -u
- CPU ファームウェアの更新を適用します。 cpucontrol ユーティリティは、設定されたデータディレクトリをたどって、この CPU のために利用可能なすべてのファームウェアパッチを適用します。
- -v
- 冗長のレベルを増加します。
- -h
- ヘルプメッセージを表示します。
終了ステータス
The cpucontrol utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.使用例
次のコマンドは、 “ cpucontrol -m 0x10 /dev/cpuctl0
”
CPU 0 から TSC MSR の内容を読み込みます。
CPU 0 の TSC MSR レジスタの値を 0x1 に設定するためには、次を実行します。
“ cpucontrol -m 0x10=0x1 /dev/cpuctl0
”。
次のコマンドは、TSC レジスタの 2 番目のビットをクリアします:
“ cpucontrol -m 0x10&=~0x02 /dev/cpuctl0
”。
次のコマンドは、TSC レジスタの 4 番目と 2 番目のビットを設定します:
“ cpucontrol -m 0x10|=0x0a /dev/cpuctl0
”。
次のコマンドは、
“ cpucontrol -i 0x1 /dev/cpuctl1
”
CPU 1 から CPUID レベル 0x1 を検索します。
/usr/local/share/cpuctl/ に位置するイメージから CPU 0 でファームウェアの更新を実行するためには、次のコマンドを使用します:
“ cpucontrol -d /usr/local/share/cpuctl/ -u /dev/cpuctl0
”
関連項目
cpuctl(4)歴史
cpucontrol ユーティリティは、 FreeBSD 7.2 ではじめて登場しました。作者
cpucontrol モジュールとこのマニュアルページは、 <stas@FreeBSD.org>によって書かれました。バグ
たぶん、あります、もしあれば報告してください。June 30, 2009 | FreeBSD |