BTHIDD(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
BTHIDD(8) |
名称
bthidd —
Bluetooth HID デーモン
書式
bthidd |
[ -a BD_ADDR][ -c file][ -H file][ -p file][ -t val] |
解説
bthidd デーモンは、リモート Bluetooth HID デバイスを取り扱います。
オプションは次の通りです:
-
-a
BD_ADDR
-
listen (接続を受け付け) するローカルアドレスを指定します。デフォルトで、サーバは、
すべて のアドレスで listen (接続を受け付け) します。 BD_ADDR または名前としてアドレスを指定することができます。名前が指定されたなら、
bthidd デーモンは、
bt_gethostbyname(3) を通して名前の解決を試みます。
-
-c
file
-
設定ファイルのパスを指定します。デフォルトのパスは
/etc/bluetooth/bthidd.conf です。
-
-d
-
制御端末からデタッチしません、すなわち、フォアグランドで実行します。
-
-H
file
-
知られている HID ファイルへのパスを指定します。デフォルトのパスは
/var/db/bthidd.hids です。
-
-h
-
使用法のメッセージを表示して、終了します。
-
-p
file
-
PID ファイルへのパスを指定します。デフォルトのパスは
/var/run/bthidd.pid です。
-
-t
val
-
秒単位でクライアントの再スキャン間隔を指定します。
bthidd デーモンは、新たに設定された Bluetooth HID デバイス、または切断された“passive” (受動的) Bluetooth HID デバイスを定期的にスキャンし、発信接続を確立することを試みます。デフォルトの再スキャン間隔は 10 秒です。
既知の制限
bthidd デーモンは、現在、キーの自動リピートとダブルクリックマウスイベントを取り扱いません。それらのイベントは、問題なく
X(7) で動作しますが、テキストコンソールでは動作しません。
このマニュアルページは、さらに多くの作業を必要とします。また、 /etc/bluetooth/bthidd.conf 設定ファイルの形式を文書化するマニュアルページも必要です。
関連ファイル
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/etc/bluetooth/bthidd.conf
-
-
/var/db/bthidd.hids
-
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/var/run/bthidd.pid
-
作者
Maksim Yevmenkin <m_evmenkin@yahoo.com>
警告
記述子中の
HUP_KEYBOARD または
HUP_CONSUMER エントリがあるどんな Bluetooth HID デバイスも“キーボード”とみなされます。それぞれの“キーボード” Bluetooth HID デバイスのために、
bthidd デーモンは、仮想のキーボードインタフェース
vkbd(4) の個別のインスタンスを使用します。したがって
kbdmux(4) ドライバは、複数のキーボードからの入力を適切に多重化するために使用されなければなりません。