AUDITDISTD(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
AUDITDISTD(8) |
名称
auditdistd —
監査証跡 (audit trail) ファイル配布デーモン
書式
auditdistd |
[ -dFhl][ -c config][ -P pidfile] |
解説
auditdistd デーモンは、安全で信頼できる方法で TCP/IP ネットワーク上に監査証跡 (audit trail) ファイルを配布することに対して責任があります。
auditdistd デーモンは、次のコマンド行引数で始めることができます:
-
-c
config
-
設定ファイルの代替位置を指定します。デフォルト位置は、
/etc/security/auditdistd.conf です。注: 設定ファイルは、パスワードを含んでいるかもしれません。このファイルの適切なパーミッション (
例えば、0600
) を設定することに注意するべきです。
-
-d
-
デバッグ情報を印刷またはログ記録します。冗長 (verbosity) レベルを上げるために複数回、このオプションを指定することができます。
-
-F
-
フォアグラウンドで
auditdistd デーモンを開始します。デフォルトで
auditdistd は、バックグラウンドで開始します。
-
-h
-
auditdistd の使用法のメッセージを印刷します。
-
-l
-
launched-friendly (やさしい立ち上げ) モードで開始します、すなわち、
daemon(3) を使用しない。
-
-P
pidfile
-
メインプロセス PID が格納されるファイルの代替位置を指定します。デフォルトの位置は、
/var/run/auditdistd.pid です。
関連ファイル
-
/etc/security/auditdistd.conf
-
auditdistd のための設定ファイル。
-
/var/run/auditdistd.pid
-
auditdistd PID ファイルのデフォルト位置。
終了ステータス
成功すれば、終了ステータスは、0 で、失敗すれば、
sysexits(3) に記述されている値の 1 つです。
作者
auditdistd は、FreeBSD 財団の資金提供の下で
Pawel Jakub Dawidek <pawel@dawidek.net>によって開発されました。