ATRUN(8) | FreeBSD System Manager's Manual | ATRUN(8) |
名称
atrun — 後の実行のためにキューに入れられたジョブを実行する書式
atrun | [ -l load_avg][ -d] |
解説
atrun は、 at(1) によってキューに入れられたジョブを実行します。atrun が 5 分ごとに起動できるように、root の crontab(5) ファイル /etc/crontab には、次の行
*/5 * * * * root /usr/libexec/atrun
を含んでいなければなりません。
呼び出すたびに、 atrun は、開始時間が経過した小文字のキューのすべてのジョブを開始します。さらに、最後の 1 分間のロード平均 (load average) が指定された制限未満であったなら、(大文字のキューによって示された) バッチジョブの最大の 1 つが開始されます。
ジョブを始める前に、 atrun は、 pam(3) で所有者のアカウントの状態をチェックして、例えば、ロックされているか、または期限が切れて、アカウントが利用可能でないなら、ジョブを実行することを拒絶します。
オプション
- -l load_avg
- アクティブな CPU の 1.5 * 数値のデフォルトの代わりに、バッチジョブが実行されるべきでない、ロードファクタの制限を指定します。
- -d
- デバッグ。 syslog(3) を使用する代わりに標準エラーにエラーメッセージを印刷 (表示) します。
警告
atrun が動作するためには、 cron(8) デーモンを起動しなければなりません。関連ファイル
- /etc/pam.d/atrun
- atrun のための pam.conf(5) 設定ファイル
- /var/at/jobs
- ジョブファイルを含んでいるディレクトリ
- /var/at/spool
- 出力スプールファイルを含んでいるディレクトリ
バグ
atrun の機能は、 cron(8) にマージされるべきです。October 30, 2012 | FreeBSD |