ACPIDB(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
ACPIDB(8) |
名称
acpidb —
ACPI DSDT デバッガ
解説
acpidb ユーティリティは ACPI DSDT のためのデバッガです。それは、様々な AML 方式 (メソッド) を解析して実行し、結果を表示することができます。
コマンド
汎用コマンド
-
Allocations
-
現在のメモリ割り付けのリストを表示します
-
Dump
Address |
Namepath [
Byte | Word | Dword | Qword]
-
ACPI オブジェクトかメモリを表示します
-
EnableAcpi
-
ACPI (ハードウェア) モードを有効にします
-
Help
-
様々なヘルプ画面を表示します
-
History
-
コマンドヒストリバッファを表示します
-
Level
DebugLevel [
console]
-
ファイルまたはコンソールのためのデバッグレベルを取得するか/設定します
-
Locks
-
内部のミューテックスの現在の状態
-
Quit または
Exit
-
デバッガを終了します
-
Stats [
Allocations | Memory | Misc | Objects | Tables]
-
名前空間とメモリ統計を表示します
-
Tables
-
ロードされた ACPI テーブルに関する情報を表示します
-
Unload
TableSig [
Instance]
-
ACPI テーブルをアンロードします
-
!
CommandNumber
-
ヒストリバッファからコマンドを実行します
-
!!
-
最後のコマンドを再び実行します
名前空間アクセスコマンド
-
Event
F |
G
Value
-
AcpiEvent (Fixed/GPE) を生成します
-
Find
Name
-
ワイルドカード (‘
?
’はワイルドカード) で (複数の) ACPI 名を検索します
-
Method
-
ロードされた制御方式のリストを表示します
-
Namespace [
Addr | Path][
Depth]
-
ロードされた名前空間のツリー/副ツリーを表示します
-
Notify
NamePath Value
-
通知を送信します
-
Objects
ObjectType
-
与えられたタイプのすべてのオブジェクトを表示します
-
Owner
OwnerId [
Depth]
-
オブジェクト所有者によってロードされた名前空間を表示します
-
Prefix [
NamePath]
-
現在の実行接頭辞を設定するか、取得します
-
References
Addr
-
addr ですべてのオブジェクトへの参照を検索します
-
Resources
-
リソースを取得して表示します
-
Terminate
-
名前空間とすべての内部オブジェクトを削除します
-
Thread
Threads Loops NamePath
-
(複数の) 方式を実行するためにスレッドを発生させます
制御方式実行コマンド
-
Arguments
-
(
Args) 方式引数を表示します
-
Breakpoint
AmlOffset
-
AML 実行ブレークポイントを設定します
-
Call
-
次の制御方式呼び出しを実行します
-
Debug
Namepath [
Arguments]
-
シングルステップ制御方式
-
Execute
Namepath [
Arguments]
-
制御方式を実行します
-
Go
-
実行する方式を完了することを許します
-
Information
-
現在の方式に関する情報を表示します
-
Into
-
(not over) 方式呼び出しのステップ実行
-
List [
OpcodeCount]
-
方式 ASL 文を表示します
-
Locals
-
方式ローカル変数を表示します
-
Results
-
方式結果スタックを表示します
-
Set
A |
L
# Value
-
方式データ (Arguments/Locals) を設定します
-
Stop
-
制御方式を終了します
-
Tree
-
制御方式呼び出しツリーを表示します
-
<Enter>
-
次の AML オペコード (over calls) をシングルステップ
ファイル I/O コマンド
-
Close
-
デバッグ出力ファイルをクローズします
-
Open
Filename
-
デバッグ出力のためのファイルをオープンします
-
Load
Filename
-
ファイルから ACPI テーブルをロードします
歴史
acpidb ユーティリティは、
acpicatools 移植ではじめて登場しました。それは、
FreeBSD 5.2 のために導入されました。
作者
acpidb ユーティリティは、
Mitsuru Iwasaki <iwasaki@FreeBSD.org>によって書かれて、バックエンドで Intel ACPI-CA を使用します。このマニュアルページは、
Nate Lawson によって書かれました。