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STICKY(7)
STICKY(7) FreeBSD Miscellaneous Information Manual STICKY(7)

名称

stickyスティッキテキストと追加専用のディレクトリ

解説

スティッキビット (モード S_ISTXT) と呼ばれる特殊なファイルモードは、ディレクトリのための特別な処理を示すために使用されます。それは、通常ファイルに対して無視されます。ファイルモードの説明については、 chmod(2) またはファイル < sys/stat.h> を参照してください。

スティッキディレクトリ

`スティッキビット' が設定されたディレクトリは、追加専用ディレクトリ、または、正確に表現すれば、ファイルの削除が制限されたディレクトリとなります。スティッキディレクトリのファイルは、ユーザにディレクトリのための書き込みパーミッションがあり、ユーザが、ファイルの所有者、ディレクトリの所有者またはスーパユーザである場合のみ、ユーザによって削除されるか、または名前を変更することができます。この機能は、公的に書き込み可能でなければならないが、任意にそれぞれ他のファイルを削除するかまたは名前を変更する許可をユーザに認めるべきでない /tmp のようなディレクトリに便利に適用されます。

あらゆるユーザは、スティッキディレクトリを作成することができます。ファイルモードの変更に関する詳細については、 chmod(1) を参照してください。

歴史

sticky コマンドは、 Version 32V AT&T UNIX で登場しました。

バグ

open(2) または mkdir(2) のどちらもスティッキビットの設定があるファイルを作成しません。
June 5, 1993 FreeBSD