名称

bsd.snmpmod.mk — bsnmpd(1) のためのモジュールを構築する

書式

.include <bsd.snmpmod.mk>

解説

ファイル < bsd.snmpmod.mk> は、Begemot SNMP デーモン、 bsnmpd(1) のためにモジュールの構築を簡素化します。それは、モジュールを構築するためと、実際に共有ライブラリを構築するために、 < bsd.snmpmod.mk> によって含まれる、 < bsd.lib.mk> に依存するいくつかの一般的な関数を提供します。

次の make(1) 変数は特別な関数を制御します:

MOD

モジュールの短い名前。共有ライブラリの名前は snmp_${MOD}.so となります。モジュールによって実装された MIB ツリーの定義を含む gensnmptree(1) でコンパイルするためのファイル ${MOD}_tree.def が存在しなければなりません。

EXTRAMIBDEFS

gensnmptree(1) のための特別の MIB 定義ファイルのリスト。これはオプションです。このファイルリストは、 gensnmptree(1) への次の両方の呼び出しに与えられます— 1 つは、MIB 定義から XSYM のシンボルを抽出する呼び出し、 1 つは、このモジュールによって役に立つ OID でテーブルを生成する呼び出しです。

EXTRAMIBSYMS

gensnmptree(1) のための特別の MIB 定義ファイルのリスト。これは、オプションです。このファイルリストは、MIB 定義ファイルからシンボルを抽出する gensnmptree(1) への呼び出しのみに与えられます。他の MIB、または列挙型定数のためのグローバルな定義を抽出するための依存関係がにあれるなら、役に立ちます。

XSYM

gensnmptree(1) によって MIB 定義ファイルから抽出されるシンボルのリスト。これはオプションです。

DEFS

インストールされる MIB 定義ファイルのリスト。これはオプションです。

BMIBS

インストールされるテキスト形式の MIB のリスト。これはオプションです。

3 つのファイルが MIB 定義ファイルと XSYM 変数から自動的に作成されます:

${MOD}_tree.c

これは、モジュールによって実装されるツリーと一体となったテーブルを含んでいます。それは自動的に SRCS 変数に含められています。

${MOD}_tree.h

これは、モジュールによって定義されたすべての OID を定義して、モジュールのソースコードに含むことができる、プリプロセッサを含んでいます。

${MOD}_oid.h

XSYMS でリストされたすべてのシンボルのための OID プリプロセッサ定義。これはモジュールのソースコードに含められます。

関連項目

bsnmpd(1), gensnmptree(1), snmpmod(3)