名称

resolvconf.conf — resolvconf 設定ファイル

解説

resolvconf.conf は、 resolvconf(8) のための設定ファイルです。 resolvconf.conf ファイルは、 resolvconf.conf が有効なシェルコマンドを含まなければならないことを意味する、 resolvconf(8) によってソースされる (スクリプトとして読み込まれる) シェルスクリプトです。以下にリストされているものは、設定される標準の resolvconf.conf 変数です。

このファイルを更新した後に、新しい設定を適用するために resolvconf -u を実行する必要があります。

RESOLVCONF オプション

interface_order

これらのインタフェースは、常に最初に処理されます。設定されていないなら、次をデフォルトとします:-

lo lo[0-9]*

dynamic_order

これらのインタフェースは、それらにメトリック (metric) がないなら、次に処理されます。設定されていないなら、次をデフォルトとします:-

tap[0-9]* tun[0-9]* ng[0-9]* vpn vpn[0-9]* ppp[0-9]* ippp[0-9]*

search_domains

検索されたドメインを動的に生成されたリストの先頭に追加します。

search_domains_append

検索されたドメインを動的に生成されたリストに追加します。

name_servers

ネームサーバを動的に生成されたリストの先頭に追加します。利用者は、libc 以外のローカルなネームサーバを使用するなら、これを 127.0.0.1 に設定するべきです。

name_servers_append

ネームサーバを動的に生成されたリストに追加します。

private_interfaces

これらのインタフェースのネームサーバは、それらの resolv.conf にリストされたドメインに問会わされるだけです。 VPN ドメインのために役に立ちます。これは、 resolvconf -p オプションと同等です。

state_dir

デフォルトの状態ディレクトリ /var/run/resolvconf を上書きします。古いディレクトリが新しいものにコピーされないなら、いったん使用中となった resolvconf を変更するべきではありません。

LIBC オプション

次の変数は、直接 resolv.conf(5) に影響します:-

resolv_conf

設定されないなら、 /etc/resolv.conf をデフォルトとします。

resolv_conf_options

resolv.conf(5) で指定されるように libc レゾルバ (resolver) オプションのリスト。

resolv_conf_passthrough

YES に設定されると、最新の resolv.conf は、少しの変更なしで resolv_conf に書き込まれます。

SUBSCRIBER (加入者) オプション

openresolv は、ネームサーバ、 dnsmasq(8), named(8), pdnsd(8) と unbound(8) のための加入者に出荷されます。各加入者は、加入者メイン設定ファイルに含まれるべきである設定ファイルを作成することができます。

dnsmasq_conf

このファイルは、特有のドメインで使用されるネームサーバを dnsmasq に伝えます。

dnsmasq_resolv

このファイルは、グローバルな検索のために使用されるネームサーバを dnsmasq に伝えます。

dnsmasq のための resolvconf.conf の例:

name_servers=127.0.0.1

dnsmasq_conf=/etc/dnsmasq-conf.conf

dnsmasq_resolv=/etc/dnsmasq-resolv.conf

dnsmasq.conf の例:

listen-address=127.0.0.1

conf-file=/etc/dnsmasq-conf.conf

resolv-file=/etc/dnsmasq-resolv.conf

named_options

指定されたオプションブロックで、このファイルを含めます。このファイルは、グローバルな検索のために使用されるネームサーバを named に伝えます。

named_zones

オプションブロックの後に、指定されたグローバルなスコープにこのファイルを含めます。このファイルは、特有のドメインで使用されるネームサーバを named に伝えます。

named のための resolvconf.conf の例:

name_servers=127.0.0.1

named_options=/etc/named-options.conf

named_zones=/etc/named-zones.conf

named.conf の例:

options {

listen-on { 127.0.0.1; };

include /etc/named-options.conf;

};

include /etc/named-zones.conf;

pdnsd_conf

これは、転送ドメインに追加するために変更するメインの pdnsd 設定ファイルです。この変数が設定されないなら、以下に文書化されるように、 pdnsd_resolv を読み込むために設定される pdnsd 設定ファイルに依存します。

pdnsd_resolv

このファイルは、グローバルなネームサーバに関して pdnsd に伝えます。この変数が設定されないなら、それは、 pdnsd_conf に書き込まれます。

pdnsd のための resolvconf.conf の例:

name_servers=127.0.0.1

pdnsd_conf=/etc/pdnsd.conf

# pdnsd_resolv=/etc/pdnsd-resolv.conf

pdnsd.conf の例:

global {

server_ip = 127.0.0.1;

status_ctl = on;

}

server {

# 空であっても、サーバ定義が必要です.

label="empty";

proxy_only=on;

# file="/etc/pdnsd-resolv.conf";

}

unbound_conf

このファイルは、特定の、そして、グローバルなネームサーバに関して unbound に伝えます。

unbound のための resolvconf.conf の例:

name_servers=127.0.0.1

unbound_conf=/etc/unbound-resolvconf.conf

unbound.conf の例:

include: /etc/unbound-resolvconf.conf

関連項目

resolv.conf(5), resolvconf(8)

作者

Roy Marples <roy@marples.name>

バグ

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