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MAN.CONF(5)
MAN.CONF(5) FreeBSD File Formats Manual MAN.CONF(5)

名称

man.confman(1)manpath(1) 設定ファイル

解説

man.conf ファイルは、マニュアル検索パス、ロケールを設定するために使用され、ユーティリティは、 man(1) とそれに関連するユーティリティを設定します。初期化の間に、 man(1) は、 /usr/local/etc/man.d/*.conf/etc/man.conf に位置する設定ファイルを読み込みます。

/usr/local/etc/man.d/*.conf に含まれるファイルは、追加パスとロケールをサポートするために設定されるマニュアルを拡張するために ports(7) システムによってが使用されることを目的としています。 /etc/man.conf は、追加ポリシを設定するためにロケールの管理者によって使用されることを目的としています。

現在サポートされている設定変数は、次の通りです:

MANCONFIG
追加の手動の設定ファイルをインポートするためにデフォルト位置を上書きします。デフォルトは、 /usr/local/etc/man.d/*.conf です。
MANPATH
マニュアル検索パスに指定されたディレクトリを追加します。
MANLOCALE
与えられたロケールに利用可能であるサポートを示します。

与えられた言語のページについて、表示のためにデフォルトのツールセットを上書きすることは、次の定義でサポートされます:

EQN_ LANG
NROFF_ LANG
PIC_ LANG
TBL_ LANG
TROFF_ LANG
REFER_ LANG
VGRIND_ LANG

これらの変数を使用する方法については、 「使用例」 のセクションを参照してください。

実装に関する注

このユーティリティのために使用される構文解析プログラム (parser) は、とても基本的であり、行の始めのコメント文字 (#) をサポートするだけです。

関連ファイル

/etc/man.conf
システム設定ファイル。
/usr/local/etc/man.d/*.conf
ローカル設定ファイル。

使用例

デフォルト位置の外側に追加のマニュアルページをインストールする必要がある perl ポートは、次の内容で /usr/local/etc/man.d/perl.conf のファイルをインストールするかもしれません:

# 検索パスに perl マニュアルページを追加します 
MANPATH /usr/local/lib/perl5/5.8.9/man 
MANPATH /usr/local/lib/perl5/5.8.9/perl/man

日本語のローカライズポートは、カスタムツールセットをインストールして、次の内容で /usr/local/etc/man.d/ja-man-doc.conf のファイルをインクルードするかもしれません:

# 日本語のツールセットをセットアップします 
MANLOCALE ja_JP.eucJP 
EQN_JA  /usr/local/bin/geqn 
PIC_JA  /usr/local/bin/gpic 
TBL_JA  /usr/local/bin/gtbl 
NROFF_JA /usr/local/bin/groff -man -dlang=ja_JP.eucJP 
TROFF_JA /usr/local/bin/groff -man -dlang=ja_JP.euc.jp

システム管理者がすべての ports(7)/usr/local の代わりに /opt にインストールされるように、 LOCALBASE make(1) 変数を上書きすることを決めるなら、 /etc/man.conf で次を指定することは、この変更に対応します:

# 追加の設定ファイルを検索します 
MANCONFIG /opt/etc/man.d/*.conf
June 3, 2011 FreeBSD