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LINPROCFS(5)
LINPROCFS(5) FreeBSD File Formats Manual LINPROCFS(5)

名称

linprocfsLinux プロセスファイルシステム

書式

linproc  /compat/linux/proc linprocfs rw 0 0

解説

Linux プロセスファイルシステム、すなわち linprocfs は、Linux のプロセスファイルシステムのサブセットをエミュレートし、いくつかの Linux バイナリの完全な動作のために必要です。

linprocfs は、プロセス空間の 2 つレベルの眺望 (view) を提供します。最も高いレベルで、プロセスそれ自体は、先導する 0 なしの 10 進数で、それらのプロセス ID にしたがって指定されます。検索の要求を行なうプロセスを常に参照する self と呼ばれる特別のノードもあります。

各ノードは、いくつかのファイルを含んでいるディレクトリです:

exe
プロセステキストが読み込まれた vnode への参照。プロセスのシンボルテーブルへのアクセスを獲得するか、またはプロセスの別のコピーを始めるために、これを使用することができます。
mem
プロセスの完全な仮想メモリイメージ。プロセスに存在するそれらのアドレスのみ、アクセスすることができます。このファイルへの読み込みと書き込みは、プロセスを修正します。テキストセグメントへの書き込みは、プロセス内のプライベートのままです。

各ノードは、プロセスのユーザによって所有され、 kmem グループに属している、 mem ノードを除いて、そのユーザのプライマリグループに属しています。

関連ファイル

/compat/linux/proc
linprocfs のための通常のマウントポイント。
/compat/linux/proc/cpuinfo
人間に読み込み可能な形式の CPU ベンダとモデル情報。
/compat/linux/proc/meminfo
人間に読み込み可能な形式のシステムメモリの情報。
/compat/linux/proc/pid
プロセス pid のためのプロセス情報を含んでいるディレクトリ。
/compat/linux/proc/self
現在のプロセスのためのプロセス情報を含んでいるディレクトリ。
/compat/linux/proc/self/exe
現在のプロセスのための実行形式のイメージ。
/compat/linux/proc/self/mem
現在のプロセスの完全な仮想アドレス空間。

使用例

/compat/linux/proclinprocfs ファイルシステムをマウントするためには、次の通りです:

mount -t linprocfs linproc /compat/linux/proc

歴史

linprocfs は、 FreeBSD 4.0 ではじめて登場しました。

作者

linprocfs は、 Pierre Beyssac によって procfs に由来します。このマニュアルページは、 Garrett Wollman によって procfs(5) マニュアルページに基づいて、 Dag-Erling Smørgrav によって書かれました。
August 10, 1994 FreeBSD