名称

hosts — ホスト名データベース

解説

hosts ファイルは、ネットワーク上の既知のホストに関する情報を含んでいます。それは、DNS とともに使用することができ、 nsswitch.conf(5) によって制御されるように、NIS は、`hosts.byaddr' と `hosts.byname' をマップします。ホストごとに、単一の行に、次の情報が存在するべきです:

Internet address (インターネットアドレス) 
official host name (公式のホスト名) 
aliases (別名)

項目は、任意の数の空白およびタブ文字によって区切られます。 ``#'' は、コメントの始まりを示しています。行の終りまでの文字は、ファイルを検索するルーチンによって解釈されません。

ネームサーバ named(8) を使用するとき、このファイルは、ネームサーバが動作していないとき、使用されるバックアップを提供しています。ネームサーバのために、ほんの少数のアドレスが、このファイルに含まれることが推奨されます。これらは、 ifconfig(8) がブート時に必要とするローカルインタフェースとローカルネットワークの少数のマシンのためのアドレスを含んでいます。

このファイルは、ネットワーク情報管理センタ (Network Information Control Center) (NIC) で保守されている公的なホストのデータベースから作成されますが、ローカルな変更は、非公式な別名および未知のホストに関して最新の状態にするように要求されます。 NIC で保守されたデータベースは、不完全であるので、ネームサーバの使用は、 DARPA インターネット上のサイトに対して推薦されます。

ネットワークアドレスは、インターネットアドレス操作ライブラリ inet(3) の inet_addr(3) ルーチンを使用して、従来通りの ``.'' (ドット) 表記で指定されます。ホスト名は、フィールドのデリミタ、改行またはコメント文字以外のあらゆる印刷可能文字を含むことができます。

関連ファイル

/etc/hosts

hosts ファイルは、 /etc に存在します。

関連項目

gethostbyname(3), nsswitch.conf(5), ifconfig(8), named(8) Name Server Operations Guide for BIND.

歴史

hosts ファイル形式は、 4.2BSD で登場しました。