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DEVFS(5)
DEVFS(5) FreeBSD File Formats Manual DEVFS(5)

名称

devfsデバイスファイルシステム

書式

devfs /dev devfs rw 0 0

解説

デバイスファイルシステム、すなわち devfs は、グローバルなファイルシステムの名前空間でカーネルのデバイスの名前空間のへのアクセスを提供しています。標準のマウントポイントは、 /dev です。

ファイルシステムは、いくつかのディレクトリ、リンク、シンボリックリンクとデバイスを含んでいて、それらのうちのいくつかにも書き込むことができます。 chroot された環境では、新しい /dev マウントポイントを作成するために devfs を使用することができます。

devfs 下の削除されたデバイスエントリを復旧するために mknod(8) ツールを使用することができます。

fdescfs(5) ファイルシステムは、 /dev/fd を占有するための代替手段です。 devfsfdescfs(5) の両方が /dev/fd に存在するキャラクタデバイスは、ディレクトリにアクセスするプロセスのオープンしたファイル記述子に対応しています。 devfs は、標準ファイル記述子 0, 12 のためのファイルのみを作成します。 fdescfs(5) は、すべてのオープンしている記述子のためのファイルを作成します。

オプションは、次の通りです:

-o options
mount(8) で説明さられているように、指定されたマウント options を使用します。次の devfs ファイルシステム特有のオプションが利用可能です:
ruleset= ruleset
マウントポイントのための現在のルールセットとしてルールセット番号 ruleset を設定し、その規則をすべて適用します。ルールセット番号 ruleset が存在しないなら、番号 ruleset がある空のルールセットが作成されます。 devfs ルールセットでの動作に関する詳細については、 devfs(8) を参照してください。

関連ファイル

/dev
通常の devfs マウントポイント。

使用例

/mychroot/dev の位置に devfs ボリュームをマウントするためには:

mount -t devfs devfs /mychroot/dev

関連項目

fdescfs(5), devfs(8), mount(8)

歴史

devfs ファイルシステムは、 FreeBSD 2.0 ではじめて登場しました。それは、 FreeBSD 5.0 でデバイスにアクセスするための好ましいメソッドとなり、 FreeBSD 6.0 での唯一のメソッドになりました。 devfs マニュアルページは、 FreeBSD 2.2 ではじめて登場しました。

作者

devfs マニュアルページは、 Mike Pritchard <mpp@FreeBSD.org>によって書かれました。
February 9, 2012 FreeBSD