名称

zyd — ZyDAS ZD1211/ZD1211B USB IEEE 802.11b/g 無線ネットワークデバイス

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device ehci
device uhci
device ohci
device usb
device zyd
device wlan
device wlan_amrr

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_zyd_load="YES"

zyd ドライバは、ZyDAS ZD1211 と ZD1211B USB チップに基づく無線ネットワークアダプタのサポートを行います。

zyd は、 station と monitor モード操作をサポートします。いつでも、1 つの仮想インタフェースだけを設定することができます。このデバイスの設定に関する詳細については、 ifconfig(8) を参照してください。

次のデバイスは、 zyd ドライバによってサポートされることが知られています:

次の例は、WEP キー“0x1deadbeef1”チャネル 11 を使用して任意の BSS ネットワークを接合するために zyd0 を設定しています:

ifconfig wlan create wlandev zyd0 channel 11 \ 
    wepmode on wepkey 0x1deadbeef1 weptxkey 1 \ 
    inet 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0

既存の BSS ネットワーク“my_net”に結合します:

ifconfig wlan create wlandev zyd0 192.168.0.2 \ 
    netmask 0xffffff00 ssid my_net

zyd%d: could not load firmware (error=%d): ファームウェアをオンボードのマイクロコントローラユニットにアップロードすることを試みている間にエラーが発生しました。
zyd%d: could not send command (error=%s): コマンドをファームウェアに送信する試みが失敗しました。
zyd%d: sorry, radio %s is not supported yet: 指定された無線チップのサポートは、ドライバでまだ実装されていません。デバイスは、アタッチされません。
zyd%d: device version mismatch: 0x%x (only >= 43.30 supported): ZD1211 チップセットの初期のリビジョンは、このドライバによってサポートされていません。デバイスは、アタッチされません。
zyd%d: device timeout: 転送のためのハードウェアにディスパッチされたフレームは、時間内に完了しませんでした。ドライバは、ハードウェアをリセットします。これは起こるべきではありません。

オリジナルの zyd ドライバは、 Florian Stoehr <ich@florian-stoehr.de>, Damien Bergamini <damien@openbsd.org>と Jonathan Gray <jsg@openbsd.org>によって書かれました。

zyd ドライバは、ハードウェアで利用可能な多くの機能をサポートしていません。より多くの作業が、適切に IBSS と電力管理機能をサポートするために必要です。