名称

xpt — CAM トランスポートレイヤインタフェース

書式

None.

解説

xpt ドライバは、ユーザランドアプリケーションがカーネルへのある CAM CCB を発行する方法を提供します。

xpt ドライバが CAM サブシステムへの直接のアクセスを許可するので、このドライバにアクセスを許可する場合、システム管理者は注意するべきです。もし不適切に使用されれば、このドライバはユーザランドアプリケーションがマシンを破壊させるかデータロスを引き起こすことができるようになります。

カーネルの設定

xpt ドライバのために要求されるカーネルコンフィギュレーションはありません。 SCSI サポートがカーネルで利用可能になる場合、それは利用可能になります。 CAM トランスポートレイヤインスタンス毎に 1 つの xpt ドライバのインスタンスがあります。現在、1 つの CAM トランスポートレイヤだけあるので、このドライバの 1 つのインスタンスだけがあります。

IOCTL

CAMIOCOMMAND

この ioctl は、ある種類の CAM CCB をとり、それらを動作のために CAM トランスポートレイヤを介して渡します。次の CCB タイプだけがサポートされます。

XPT_SCAN_BUS

XPT_RESET_BUS

XPT_SCAN_LUN

XPT_ENG_INQ

XPT_ENG_EXEC

XPT_DEBUG

XPT_DEV_MATCH

XPT_PATH_INQ

上記の CCB はパススルーデバイスが特別の根本的な SCSI デバイスに結んだのではなく、一般的なパススルーデバイスを介してそれらを送るための方がより理にかなっているので、ただ一つのみサポートされます。

CAMGETPASSTHRU

この ioctl は XPT_GDEVLIST CCB をとり、問題になっているデバイスに対応するパススルーデバイスを返します。

関連ファイル

/dev/xpt0

xpt ドライバのためのキャラクタデバイスノード。

診断

なし。

関連項目

cam(3), cam_cdbparse(3), pass(4), camcontrol(8)

歴史

CAMトランスポートレイヤドライバは、 FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。

作者

Kenneth Merry <ken@FreeBSD.org>