WLAN(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | WLAN(4) |
名称
wlan — 一般的な 802.11 リンクレイヤのサポート書式
device wlan解説
wlan モジュールは、802.11 ドライバをサポートするための一般的なコードを提供します。ここで、デバイスは、この層で書き込まれる 802.11 の機能を直接サポートしません。 wlan モジュールは、 ndis(4) サポートと同様にすべてのネイティブ 802.11 ドライバによって必要とされます。wlan は、 2.4GHz と 5GHz 帯域ドの両方で動作することができるマルチモードデバイス、と次の多数の 802.11 規格をサポートします: 802.11a, 802.11b, 802.11g, 802.11n と 802.11s (Draft 3.0)。 WPA、802.11i と 802.1x セキュリティプロトコルは、カーネル内のコードとユーザモードのアプリケーションの組み合わせでサポートされます。 WME/WMM マルチメディアプロトコルは、完全に wlan モジュール内でサポートされますが、適切に使用できるハードウェアデバイスを必要とします。同様に 802.11h 仕様は、適切な能力があるデバイスだけによってサポートされます。
ドライバは、インタフェースクローニングを使用して実行時に作成される wlan インタフェースを通して 802.11 の機能を提供します。これは、 ifconfig(8) create コマンドで、または rc.conf(5) の wlans_IFX 変数を使用して行われます。いくつかのドライバは、同じ基本的なデバイスを共有する複数の wlan インタフェースの作成をサポートします。これは、``複数 bss サポート'' を提供する方法ですが、また WDS リンクと他の興味深いアプリケーションを作成するために使用できます。
作成されるいくつかのタイプの wlan インタフェースがあります:
- sta
- インフラストラクチャ bss のクライアントステーション (すなわち、アクセスポイントと結合させるもの)。
- hostap
- インフラストラクチャ bss のアクセスポイント。
- mesh
- MBSS ネットワークのメッシュステーション。
- adhoc
- IBSS ネットワークのステーション。
- ahdemo
- ``アドホックデモモード'' で動作するステーション。これは、本質的に管理フレームを使用しない IBSS ステーションです (例えば、標識は、転送されません)。 ahdemo インタフェースは、特に raw (生の) 802.11 のパケットを送信して受信したいアプリケーションの役に立ちます。
- monitor
- インタフェースは、802.11 フレームを獲得するために排他的に使用します。特に、これは、1 つは、許され、それ以外は、許可されていないところで頻度で操作されることを有効にする、読み込み専用の特性を持つように指定しました。
- wds
- 無線リンク上にトラフィックをトンネリングする目的のために 4 アドレスの 802.11 トラフィックを渡すステーション。通常、このステーションは、 hostap インタフェースのように同じ MAC アドレスを共有するでしょう。通信相手の hostap インタフェースのない wds インタフェースを作成するのができますが、それは、保証されません。 wds インタフェースが作成される前にビーコンフレームを送信しない hostap インタフェースを作成する必要があります。
それがいったん作成されると、インタフェースのタイプを変更することができないことに注意してください。
wlan は、プラグインモジュールがその機能を拡張するために使用されるいくつかのメカニズムを定義しています。 WEP、TKIP と AES-CCMP のような暗号のサポートは、 wlan とともに登録されるスタンドアロンモジュール (そうでなければ、静的にシステムに設定される) として実装されています。同様に、802.11 の認証サービスを定義するためのユーザ識別フレームワークと 802.11 プロトコルに特定のアクセス制御メカニズムを統合するためのフレームワークがあります。
デバッグ
IEEE80211_DEBUG オプションがカーネル設定に含まれているなら、デバッグ制御は、次を使用して利用可能です:
sysctl net.wlan.X.debug=mask
ここで X は、 wlan インスタンスの数であり、マスクは、デバッグメッセージを有効にするかを決定する制御ビットのビット論理和 (OR) です。例えば、
sysctl net.wlan.0.debug=0x00200000
は、アクセスポイントとしての操作するとき、アクセスポイント、特別の (adhoc) 近隣、または使用中でないチャネルのためのスキャンに関連するデバッグメッセージを有効にします。 wlandebug(8) ツールは、同じことをするために、よりユーザフレンドリなメカニズムを提供します。次は、
sysctl net.wlan.debug=mask
それぞれのクローンの wlan インタフェースのためにデバッグフラグの初期の値を定義していることに注意してください。これは、インタフェース作成の間にデバッグメッセージを有効にするために役に立ちます。
互換性
wlan のモジュール名は、 NetBSD との互換性のために使用されています。メッシュステーションは、批准されず、変更されるかもしれない、802.11s 草案 3.0 に従います。この仕様は、初期の草案と互換性がないことに注意してください。そして、初期の草案 (例えば、Linux) を実装するステーションは、同時に使用できません。
関連項目
an(4), ath(4), bwi(4), bwn(4), ipw(4), iwi(4), iwn(4), malo(4), mwl(4), netintro(4), ral(4), rum(4), run(4), uath(4), upgt(4), ural(4), urtw(4), wi(4), wlan_acl(4), wlan_ccmp(4), wlan_tkip(4), wlan_wep(4), wlan_xauth(4), wpi(4), zyd(4)規格
詳しい情報は、IEEE 802.11 標準規格で見られます。歴史
wlan ドライバは、 FreeBSD 5.0 ではじめて登場しました。作者
Atsushi Onoe は、この仕事が始まったオリジナルの NetBSD ソフトウェアの作者です。 は、コードを FreeBSD に持ち込み、次に、マルチモードデバイス、 802.11g, 802.11n, WPA/802.11i, WME, multi-bss をサポートするために書き直し、暗号、認証、とアクセス制御プラグインのための拡張可能なフレームワークを追加しました。このマニュアルページは、 <trhodes@FreeBSD.org>によって書かれました。February 22, 2012 | FreeBSD |