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VMX(4)
VMX(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual VMX(4)

名称

vmxVMware VMXNET3 仮想インタフェースコントローラデバイス

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device vmx

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_vmx_load="YES"

解説

vmx ドライバは、VMware によって仮想マシンで利用可能な VMXNET3 仮想 NIC のサポートを行ないます。それは、単純なイーサネットデバイスとして現われますが、実際に基本的なホストのオペレーティングシステムへの仮想ネットワークインタフェースです。

このドライバは、VMware 環境でも利用可能なエミュレートされた pcn(4), em(4) インタフェースの代わりとして、 VMXNET3 ドライバのプロトコルをサポートします。 vmx ドライバは、仮想マシンのために最適化され、それは、基本的なホストのオペレーティングシステムとホストの物理ネットワークインタフェースのコントローラに依存する高度なケーパビリティを提供することができます。 vmx ドライバは、マルチキューのサポート、IPv6 チェックサムのオフロード、 MSI/MSI-X サポート、と VMware の VLAN Guest Tagging (VGT) モードでハードウェア VLAN タグ付けのような機能をサポートします。

vmx ドライバは、次の製品によって提供される、仮想マシンのハードウェアのバージョン 7 によって提供される VMXNET3 VMware 仮想 NIC をサポートします:

  • VMware ESX/ESXi 4.0 以降
  • VMware Server 2.0 以降
  • VMware Workstation 6.5 以降
  • VMware Fusion 2.0 以降

このデバイスの設定に関する詳細については、 ifconfig(8) を参照してください。

ローダ調整変数

カーネルをブートする前の loader(8) プロンプトで、または loader.conf(5) に格納して、次の調整変数を設定することができます。
hw.vmx.txndesc
hw.vmx. X .txndesc

ドライバによって割り付けられた送信記述子の数。デフォルト値は、512 です。値は、32 の倍数でなければなりません、そして、最大は、4096 です。

hw.vmx.rxndesc
hw.vmx. X .rxndesc

ドライバによって割り付けられたリング毎の受信記述子の数。デフォルト値は、256 です。値は、32 の倍数でなければなりません、そして、最大は、2048 です。 2 つのリングがあるので、実際の使用量は、2 倍になります。

使用例

次のエントリは、 vmx デバイスを提供するために VMware 設定ファイルに追加されなければなりません:

ethernet0.virtualDev = "vmxnet3"

作者

vmx ドライバは、 Bryan Venteicher <bryanv@freebsd.org>によって OpenBSD から移植され、かなり書き直されました。 OpenBSD ドライバは、 Tsubai Masanari によって書かれました。
August 4, 2013 FreeBSD