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VIRTIO_BLK(4)
VIRTIO_BLK(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual VIRTIO_BLK(4)

名称

virtio_blkVirtIO ブロックドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device virtio_blk

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

virtio_blk_load="YES"

解説

virtio_blk デバイスドライバは、VirtIO ブロックデバイスのためのサポートを行います。

ローダ調整変数

カーネルをブートする前の loader(8) プロンプトで、または loader.conf(5) に格納して、次の調整変数を設定することができます。
hw.vtblk.no_ident
hw.vtblk. X .no_ident

これらの調整変数は、グローバルまたはデバイスごとのハイパバイザ (hypervisor) からデバイス識別文字列を検索することを無効にします。デフォルト値は、0 です。

hw.vtblk.writecache_mode
hw.vtblk. X .writecache_mode

これらの調整変数は、グローバルまたはデバイスごとの書き込みキャッシュモードを決定します。モードは、ConfigWCE 機能が交渉される場合のみ、変更できます。ライトスルー (writethrough) モードに対して 0 を、ライトバック (writeback) モードに対して 1 を、それをそのまま (as-is) にしておくために -1 を設定します。デフォルト値は、そのままにしておくことです。

SYSCTL 変数

次の変数は、 sysctl(8) 変数として利用可能です。
dev.vtblk. X .writecache_mode

デバイスの書き込みキャッシュモードは、ライトスルー (0) またはライトバック (1) のいずれかを指定できます。 ConfigWCE 機能が交渉されるなら、書き込みキャッシュモードは、ライトスルーとライトバックの間で切り替えることができます。

関連項目

virtio(4)

歴史

virtio_blk ドライバは、 Bryan Venteicher <bryanv@FreeBSD.org>によって書かれました。それは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。
July 2, 2013 FreeBSD