UMCS(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | UMCS(4) |
名称
umcs — MCS7820 と MCS7840 チップに基づくシリアルアダプタのための USB サポート書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device usb
device ucom
device umcs
device ucom
device umcs
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
umcs_load="YES"
解説
umcs ドライバは、MosCom MCS7820 と MCS7840 チップに基づく様々なマルチポートシリアルアダプタのサポートを行います。それらは、フル装備の 16550 互換 UARTs と非常にフレキシブルなボージェネレータ (baud generator) がある 2 ポートまたは 4 ポートのアダプタです。また、これらのチップは、RS422/RS485 と IrDA 操作をサポートしています。デバイスは、 tty(4) のように振る舞わせる ucom(4) ドライバを通してアクセスされます。
デバイスの異なった ports は、 /dev/ttyU0.1 と /dev/ttyU0.2 のようなサブユニットとして存在しています。
ハードウェア
umcs ドライバは、次のアダプタでテストされました:
- ST Lab U-360 2 ポートシリアル USB アダプタ
- ST Lab U-400 4 ポートシリアル USB アダプタ
歴史
umcs ドライバは、2010 年 12 月以降の ports に登場しました。作者
umcs ドライバは、 <lev@FreeBSD.org>によって書かれました。バグ
このドライバは、RS522/RS485 モード、標準的でない通信速度などのようなチップの任意の微調整へのアクセスをサポートしていません。February 25, 2012 | FreeBSD |