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UHSO(4)
UHSO(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual UHSO(4)

名称

uhsoOption N.V. からのいくつかの HSxPA デバイスのサポート

書式

loader.conf(5) に次の行を置くことによって、ブート時にモジュールをロードすることができます:

uhso_load="YES"

解説

uhso ドライバは、それらのパケットインタフェースに基づいている Option N.V. からいくつかの HSxPA デバイスのサポートを行います。各デバイスには、1 組のシリアルポートと生の IP パケットインタフェースがあります。デバイスのシリアルポートは、 tty(4) デバイスのように振る舞わせる、 ucom(4) ドライバを通してアクセスされます。パケットインタフェースは、ネットワークインタフェースであることが暴露されます。

パケットインタフェースで確立された接続は、利用可能なシリアルポートのいずれかで独自の AT コマンド“ AT_OWANCALL”と“ AT_OWANDATA”を使用することによって、達成されます。

ネットワークインタフェースは、これらの呼び出しから得られるデータを使用して手動で設定されなければなりません。

通常、各デバイスには、少なくとも sysctl(8) を通して、それらの個別の目的を識別することができる、2 つ以上のシリアルポートがあります。“Modem”として識別されるポートは、PPP で使用することできる通常のモデムインタフェースとして機能します。“Diagnostic”として識別されるポートは、ファームウェアアップグレードのための使用される独自のバイナリインタフェースを使用します、このポートは、 AT コマンドインタフェースがなく、デバイスを制御するために使用することができません。他のポートは、通常の装置制御に使用することができる AT コマンドインタフェースとして機能します。

ハードウェア

uhso ドライバは、Option のほとんどのデバイスで動作するはずです。次のデバイスは、動作することが確かめられています。

  • Option GlobeSurfer iCON 7.2 (新しいファームウェア)
  • Option GlobeTrotter Max 7.2 (新しいファームウェア)
  • Option iCON 225
  • Option iCON 452
  • Option iCON 505

このデバイスは、Microsoft Windows のためにドライバを含む“Zero-CD”として参照される大容量記憶デバイスを売り物にしています。これは、デバイスのためのデフォルトモードです。 uhso ドライバは、自動的にデバイスを“Zero-CD”モードからモデムモードに切り換えます。 sysctl(8) を使用して hw.usb.uhso.auto_switch を 0 に設定することによって、この振る舞いを無効にすることができます。

関連ファイル

/dev/cuaU?.?

使用例

シリアルポートの 1 つで利用可能な AT コマンドインタフェースを使用してパケットインタフェース接続を確立します。

AT+CGDCONT=1,,"apn.provider" 
AT_OWANCALL=1,1,1 
OK 
_OWANCALL=1,1 
 
AT_OWANDATA=1 
_OWANDATA: 1, 10.11.12.13, 0.0.0.0, 10.2.3.4, 10.2.3.5, \ 
 0.0.0.0, 0.0.0.0, 72000

インタフェースを設定します。

ifconfig uhso0 10.11.12.13 up 
route add default -interface uhso0 
echo "nameserver 10.2.3.4" > /etc/resolv.conf 
echo "nameserver 10.2.3.5" >> /etc/resolv.conf

次で接続を終了することができます。

AT_OWANCALL=1,0,1

関連項目

uhsoctl(1), ucom(4), usb(4)

作者

uhso デバイスドライバは、 Fredrik Lindberg <fli@shapeshifter.se>によって書かれました。
July 20, 2010 FreeBSD