TX(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | TX(4) |
名称
tx — SMC 83c17x Fast Ethernet デバイスドライバ書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device miibus
device tx
device tx
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_tx_load="YES"
解説
tx ドライバは、SMC 83c17x (EPIC) チップに基づいたイーサネットアダプタのサポートを行ないます。これらのほとんどは、SMC 9432 シリーズのカードです。tx ドライバは、(カードのケーパビリティによって) 次のメディアタイプをサポートします:
- autoselect
- 自動ネゴシエーションを有効にします (デフォルト)。
- 100baseFX
- 100Mbps (ファーストイーサネット) 光ファイバオペレーションを設定します。
- 100baseTX
- 100Mbps (ファーストイーサネット) ツイストペアオペレーションを設定します。
- 10baseT/UTP
- 10BaseT ポートでの 10Mbps を設定します。
- 10base2/BNC
- 10Base2 ポートでの 10Mbps を設定します。
tx ドライバは、次のメディアオプションをサポートします:
- full-duplex
- 全二重オペレーションを設定します。
tx ドライバは、大き過ぎるイーサネットパケット (最大 1600 バイトまで) をサポートします。インタフェースの MTU を設定することについては、 ifconfig(8) マニュアルページを参照してください。
設定の古い“ ifconfig tx0 linkN
”方法は、サポートされていません。
診断
- tx%d: device timeout %d packets
- デバイスが、応答することを停止しました。デバイスとドライバは、このエラーに従ってリセットします。
- tx%d: PCI fatal error occurred (%s)
- 次のエラーの 1 つが生じました: PCI ターゲット中断、PCI マスタ中断、データパリティエラーまたはアドレスパリティエラー。デバイスとドライバは、このエラーに従ってリセットします。
- tx%d: cannot allocate mbuf header/cluster
- 受信されるパケットのためのメモリを割り付けすることができません。パケットは、破棄されます。
- tx%d: can't stop %s DMA
- リセットしている間に、ドライバが、デバイスを正確に停止することに失敗しました。
バグ
自動ネゴシエーションは、あまり動作していません。July 16, 2005 | FreeBSD |