SCHED_4BSD(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | SCHED_4BSD(4) |
名称
sched_4bsd — 4.4BSD スケジューラ書式
options SCHED_4BSD解説
sched_4bsd スケジューラは、負荷があるときにも高い処理能力と確実な対話的応答の両方を行う伝統的なシステムスケジューラです。次の sysctl は sched_4bsd の動作に関連しています:
- kern.sched.name
- この読み込み専用 sysctl はアクティブなスケジューラの名前を報告します。
- kern.sched.quantum
- この読み込み書き込み sysctl はスレッドに与えられた (マイクロ秒単位の) quantum (実行時間量) の長さを報告するかまたは設定します。
- kern.sched.ipiwakeup.enabled
- この読み込み書き込み sysctl はスレッドが起こされるとき、スケジューラがアイドル CPU に相互プロセッサ割り込み (IPI) を発生させるかどうかを設定します。そうでなければ、アイドル CPU は次のクロック刻までウェート (待つ) してから新しい仕事を探します。
- kern.sched.preemption
- この読み込み専用 sysctl は、カーネルがプリエンプションをサポートするように設定されているかどうかを報告します。プリエンプションを行うことは起こされた時に、低い優先順序のスレッドを実行するためのレイテンシ (待ち時間) を減少させます。訳注: 低い優先順序は高い優先順序かもしれない。
いくつかの sysctl は、SMP をサポートするシステムだけで利用可能です。
歴史
sched_4bsd スケジューラは BSD の始まり以来、さまざまな形で存在しています。バグ
非常に頑丈で実績のあるスケジューラであるとはいえ、 sched_4bsd はハイパースレッディングのように、非対称のプロセッサ構成でどのように有利にスケジュールするかに関する特定の知識が不足しています。January 21, 2008 | FreeBSD |