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NVRAM(4)
NVRAM(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual NVRAM(4)

名称

nvram非揮発性 RAM

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device nvram

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

nvram_load="YES"

解説

nvram ドライバは、i386 と amd64 システムで BIOS 設定 NVRAM へのアクセスを提供しています。

PC マザーボードは、通常、クロックチップの一部で、“CMOS SRAM”として時々参照さる、BIOS 設定に格納するために小さな非揮発性メモリを使用します。このドライバは、デバイスファイル /dev/nvram のオフセット 0 で、NVRAM のバイト 14 から 128 の合計 114 バイトに焼き付けます。

このドライバは、同じハードウェア設定を共有して、同じ BIOS 設定調整を必要とするクローニングマシンの役に立ちます。

実装に関する注

BIOS NVRAM のバイト 16 から 31 は、バイト 32 にチェックサムが取られます。このドライバは、これらのチェックサムを注意 しません

使用例

既存の BIOS NVRAM を nvram.bin にバックアップします:

dd if=/dev/nvram of=nvram.bin

nvram.bin から BIOS NVRAM を復元します:

dd if=nvram.bin of=/dev/nvram

関連項目

dd(1)

歴史

nvram デバイスドライバは、 FreeBSD 6.4 ではじめて登場しました。

作者

nvram デバイスドライバは、 Peter Wemm によって書かれました。このマニュアルページは、 Xin LI によって書かれました。
February 8, 2010 FreeBSD