NG_RFC1490(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | NG_RFC1490(4) |
名称
ng_rfc1490 — RFC 1490 netgraph ノードタイプ書式
#include < netgraph/ng_rfc1490.h>解説
rfc1490 ノードタイプは、RFC 1490 (その後 RFC 2427 によって更新されました) によってプロトコルのカプセル化、非-カプセル化と多重化を実行します。特にこのタイプのカプセル化は、フレームリレー DLCI チャネルの上部にしばしば使用されます。downstream (下流) フックは、カプセル化されたフレームを送信し受信するために使用されます。ノードの反対側では、 inet と ppp のフックは、raw (生の) IP フレームと PPP フレームをそれぞれ送信し受信するるために使用されます。 PPP フレームは、RFC 1973 に従って送信され受信されます。特に、 ppp フックに現われるフレームは、PPP プロトコル番号から始まります。 ethernet フックは、RFC1490 ブリッジ形式でイーサネットフレーム (チェックサムなしで) を送受信するために使用することができます。
一般的に、 inet フックは、 ng_iface(4) ノードの inet フックに接続されます。
フック
このノードタイプは、次のフックをサポートします:- downstream (下流)
- RFC 1490 ピアエンティティに接続します。
- ethernet
- チェックサムなしでブッリジされた生のイーサネットフレームを送受信します。
- inet
- raw (生の) IP フレームを送信し受信します。
- ppp
- PPP フレームを送信し受信します。
コントロールメッセージ
このノードタイプは、次を加えて、一般的なコントロールメッセージをサポートします:- NGM_RFC1490_SET_ENCAP ( setencap)
-
このコマンドは、ノードにカプセル化メソッドを設定します。希望するメソッドは、文字列メッセージ引数として渡されなければならなくて、次のサポートされたカプセル化モードの 1 つでなければなりません:
-
“
ietf-ip
” - IP パケットは、簡単な RFC1490/2427 カプセル化を使用して送信されます。
-
“
ietf-snap
” - IP パケットは、SNAP フレームの内側に入れて送信されます。また、RFC1490/2427 に従います。
-
“
cisco
” - IP パケットは、独自の Cisco カプセル化メソッドを使用して送受信されます。
-
“
- NGM_RFC1490_GET_ENCAP ( getencap)
- このコマンドは、ノードで現在のカプセル化メソッドを返します。
シャットダウン
このノードは、 NGM_SHUTDOWN コントロールメッセージを受け取るか、すべてのフックが切断されている時、シャットダウンします。関連項目
netgraph(4), ng_frame_relay(4), ng_iface(4), ngctl(8) C. Brown and A. Malis, Multiprotocol Interconnect over Frame Relay, RFC 2427. W. Simpson, PPP in Frame Relay, RFC 1973.http://www.cisco.com/warp/public/121/frf8modes.pdf
歴史
ng_rfc1490 ノードタイプは、 FreeBSD 4.0 で実装されました。作者
<julian@FreeBSD.org>バグ
RFC 1490 のすべてが実装されたわけではありません。January 19, 1999 | FreeBSD |