名称

ng_gif — 一般的なトンネルインタフェース netgraph ノードタイプ

書式

#include < netgraph/ng_gif.h>

解説

ng_gif netgraph ノードタイプは、 gif(4) インタフェースと netgraph(4) ネットワークサブシステムとの情報をやりとりできるようにします。いったん ng_gif モジュールがカーネルにロードされると、システム中のそれぞれの gif(4) インタフェースでノードは、自動的に作成されます。各ノードは、関連インタフェースと同じ名前でそれ自体に名前を付けることを試みます。すべての ng_gif ノードは、インタフェース自体が存在している限り、持続します。

2 つのフックがサポートされています: lower と orphans です。フック名 divert は、 lower の別名として使用することができ、 ng_ether(4) との互換性のために提供されています。ほんとうは、2 つの名前は、同じフックを表しています。

lower フックは、生の gif(4) デバイスへ接続されます。接続されるとき、すべて着信パケットは、このフックで迂回されます。このフックに書き込むことは、デバイスによって転送される生のカプセル化されたパケットが生じます。通常の発信パケットは、接続された lower に影響されません。

orphans フックは、認識されていないパケット (そうでなければ捨てられる) だけがフックに書き込まれ、通常の着信トラフィックが影響されないことを除いて、 lower と同等です。多くても orphans と lower の 1 つは、いつでも接続することができます。

すべての場合に、フレームは、パケットのアドレスファミリの前に付けられた生のパケットです。

フックが接続されていないとき、パケットは、通常上方と下方に流れます。

フック

このノードタイプは、次のフックをサポートします:

lower

lower (下側) のデバイスリンクレイヤとの接続します。

orphans

lower と似ていますが、認識されていないパケットのみを受信します。

コントロールメッセージ

このノードタイプは、一般的なコントロールメッセージだけをサポートします。

使用例

このコマンドは、 gif0 インタフェースで受信されたすべての認識されないパケットを 16 進法と ASCII でデコードして標準出力にダンプします。

nghook -a gif0: orphans

関連項目

gif(4), netgraph(4), netintro(4), ifconfig(8), ngctl(8), nghook(8)

作者

Brooks Davis <brooks@FreeBSD.org>