名称

ng_eiface — 一般的なイーサネットインタフェース netgraph ノードタイプ

書式

#include < netgraph/ng_eiface.h>

解説

eiface netgraph ノードは、一般的なイーサネットインタフェースを実装しています。 eiface ノードが作成されるとき、 ifconfig(8) を通してアクセス可能となる新しいインタフェースは現れます。これらのインタフェースは、“ ngeth0”, “ ngeth1”などと名前が付けられます。ノードがシャットダウンされるとき、対応するインタフェースは、削除され、インタフェース名は、将来の eiface ノードで再利用可能になります。新しいノードは、常に最初の未使用のインタフェースを取ります。

フック

eiface ノードは、例えば ng_vlan(4) ノードへの、イーサネット下流に接続されるべきである ether と名前が付けられた単一のフックがあります。インタフェースを通して送信されるパケットは、このフックから flow out (流れ出) します。同様に、このフックで受信されたパケットは、任意の本当のイーサネットインタフェースで受信されたパケットのように、プロトコルスタックに行きます。

コントロールメッセージ

このノードタイプは、次を加えて、一般的なコントロールメッセージをサポートします:

NGM_EIFACE_SET ( set)

インタフェースのリンクレベルアドレスを設定します。引数として struct ether_addr を必要とします。また、このメッセージには、引数としてコロンで分離された 6 つの 16 進数から成る ASCII 文字列を必要とする“ set”と呼ばれる ASCII バージョンがあります。

NGM_EIFACE_GET_IFNAME ( getifname)

ヌル文字で終了した ASCII 文字列として関連インタフェースの名前を返します。

NGM_EIFACE_GET_IFADDRS

ノードに関連しているリンクレベルアドレスのリストを返します。

シャットダウン

このノードは、 NGM_SHUTDOWN コントロールメッセージを受け取る時、シャットダウンします。関連インタフェースは、削除され、その名前は、将来の eiface ノードで再利用可能になります。

すべてのフックが切断されたとき、他のほとんどのノードタイプと異なって、 eiface ノードはなくなり ません。 むしろ、明白な NGM_SHUTDOWN コントロールメッセージが必要です。

関連項目

netgraph(4), ng_ether(4), ng_iface(4), ng_vlan(4), ifconfig(8), ngctl(8)

歴史

eiface ノードタイプは、 FreeBSD 4.6 で実装されました。

作者

eiface ノードタイプは、 Vitaly V Belekhov によって書かれました。このマニュアルページは、 Gleb Smirnoff によって書かれました。