NG_BLUETOOTH(4) |
FreeBSD Kernel Interfaces Manual |
NG_BLUETOOTH(4) |
名称
ng_bluetooth —
グローバルな Bluetooth 変数のためのプレースホルダ
解説
ng_bluetooth モジュールはグローバルな Bluetooth 変数のためのプレースホルダです。すべての Bluetooth 変数は、
sysctl(8) を通して調査して、変更することができます。
Bluetooth 変数
以下はデフォルト変数の説明です。各 Bluetooth モジュールはツリーにそれ自身の変数を追加してもかまいません。
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net.bluetooth.version
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Bluetooth スタックの現在の版を示す読み込み専用の整数変数です。
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net.bluetooth.hci.command_timeout
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Host Controller Interface (HCI) コマンドの (秒単位の) タイムアウトを制御する読み込み書き込みの整数変数です。すなわち、HCI レイヤ (層) が Bluetooth デバイスから
Command_Complete または
Command_Status イベントをどれくらい長く待つかです。
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net.bluetooth.hci.connection_timeout
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HCI 接続タイムアウトを制御する読み込み書き込みの整数変数です。すなわち、HCI レイア (層) が
Connection_Complete イベントをどれくらい長く待つかです。通常、これは、Bluetooth デバイスにそれら自身の接続タイムアウトがあるとき必要とするものでなく、イベントを返送します。このタイムアウトは、万一 HCI トランスポートレイヤ (層) が壊れているとき、接続が失速しないことを保証するために必要です。この変数が変更されるとき注意してください。利用者は何をしているか必ず理解してください。
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net.bluetooth.hci.max_neighbor_age
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HCI 隣接キャッシュでエントリのための (秒単位の) 有効期間を制御する読み込み書き込みの整数変数です。 Bluetooth デバイスが
Inquiry (問い合わせ) 操作を実行するたびに、結果はキャッシュに入れられます。その後、Bluetooth デバイスがベースバンド接続を確立するとき、キャッシュに一致するエントリを見つけて、それを使用します。これはベースバンド接続の確立を早くするかもしれません。
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net.bluetooth.l2cap.rtx_timeout
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リンクレイヤ制御 (Link Layer Control) と (秒単位の) 適合プロトコル (L2CAP) 再送信タイムアウト (Adaptation Protocol (L2CAP) Retransmission Timeout) (RTX) を制御する読み込み書き込みの整数変数です。 L2CAP レイヤ (層) が制御コマンドを提出するたびに、 RTX タイムアウトは設定されます。 RTX タイムアウトの値は、HCI 接続タイムアウトの値より大きいかまたは等しくなければなりません。この変数が変更されるとき注意してください。利用者は何をしているか必ず理解してください。
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net.bluetooth.l2cap.ertx_timeout
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(秒単位の) L2CAP 拡張再送信タイムアウト (L2CAP Extended Retransmission Timeout) (ERTX) を制御する読み込み書き込みの整数変数です。いくつかの場合、リモートピア (相手側) は L2CAP 制御コマンドに
PENDING 状態で応答します。この場合、L2CAP コマンドタイムアウトは ERTX タイムアウト値にリセットされます。 ERTX タイムアウトの値は、 RTX タイムアウトの値より大きいかまたは等しくなければなりません。この変数が変更されるとき注意してください。利用者は何をしているか必ず理解してください。
歴史
ng_bluetooth モジュールは、
FreeBSD 5.0 で実装されました。
作者
Maksim Yevmenkin <m_evmenkin@yahoo.com>