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MOD_CC(4)
MOD_CC(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual MOD_CC(4)

名称

mod_ccモジューラ輻輳制御

解説

モジューラ輻輳制御フレームワークによって、TCP 実装は、新しくて既存の接続によって使用される輻輳制御アルゴリズムを動的に変更することができます。アルゴリズムは、ユニークな ascii(7) の名前によって識別されます。 kld(4) 機能を使用して、アルゴリズムモジュールをカーネルにコンパイルするか、またはカーネルモジュールとしてロードすることができます。

デフォルトのアルゴリズムは、NewReno で、 TCP_CONGESTION ソケットオプションを使用して明白に上書きされないなら、すべての接続は、デフォルトを使用します (詳細については、 tcp(4) を参照)。下記の MIB 変数 セクションで詳細な sysctl(3) MIB 変数を使用してデフォルトを変更することができます。

MIB 変数

フレームワークは、 sysctl(3) MIB の net.inet.tcp.cc ブランチで次の変数を公開します:
available
名前による現在利用可能な輻輳制御アルゴリズムの読み込み専用リスト。
algorithm
読み込まれるとき、現在のデフォルトの輻輳制御アルゴリズムを返し、設定されるとき、デフォルトを変更します。デフォルトアルゴリズムを変更することを試みるとき、この変数は、 net.inet.tcp.cc.available MIB 変数によってリストされた名前の 1 つに設定されるべきです。

謝辞

このソフトウェアの開発とテストは、Community Foundation Silicon Valley において FreeBSD Foundation と Cisco University Research Program Fund からの助成金によって一部可能となりました。

歴史

mod_cc モジューラ輻輳制御フレームワークは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。

フレームワークは、Community Foundation Silicon Valley において Cisco University Research Program Fund からの助成金によって一部可能となった Advanced Internet Architectures、Melbourne、Australia のために Swinburne University of Technology の Centre において NewTCP 研究プロジェクトに従事している間に、James Healy と Lawrence Stewart によって 2007 年に始めてリリースされました。その他の詳細は、次で利用可能です:

http://caia.swin.edu.au/urp/newtcp/

作者

mod_cc 機能は、 Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org>, James Healy <jimmy@deefa.com>と David Hayes <david.hayes@ieee.org>によって書かれました。

このマニュアルページは、 David Hayes <david.hayes@ieee.org>と Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org>によって書かれました。

September 15, 2011 FreeBSD