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MFI(4)
MFI(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual MFI(4)

名称

mfiLSI MegaRAID SAS ドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device pci
device mfi

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

mfi_load="YES"

解説

このドライバは、LSI の次世代 PCI Express SAS RAID コントローラのためのものです。 /dev/mfid? デバイスノードを通して、このドライバからの RAID アレイ (論理的ディスク) へのアクセスを提供します。また、 /dev/mfi? デバイスノードを通してコントローラごとの単位で簡単な管理インタフェースを提供します。

mfi の名前は、"MegaRAID Firmware Interface" (MegaRAID ファームウェアインタフェース) という語句から来ています。それは、古い "MegaRAID"インタフェースと実質的に異なっており、その結果、新しいドライバを必要とします。古い SCSI と SATA MegaRAID カードは、 amr(4) によってサポートされ、このドライバと共に動作しません。

マウントされたボリュームを取り外すことが要求されるとき、 mfi ドライバの振る舞いを調整するために 2 つの sysctl が提供されています。デフォルトで、ドライバは、マウントされたボリュームを取り外すどんな要求も許されていません。 sysctl dev.mfi.%d.delete_busy_volumes が 1 に設定されてるなら、ドライバによって、マウントされたボリュームを、取り外すことができます。

ハードウェア

mfi ドライバは、次のハードウェアをサポートします:

  • LSI MegaRAID SAS 1078
  • LSI MegaRAID SAS 8408E
  • LSI MegaRAID SAS 8480E
  • LSI MegaRAID SAS 9240
  • LSI MegaRAID SAS 9260
  • Dell PERC5
  • Dell PERC6
  • IBM ServeRAID M1015 SAS/SATA
  • IBM ServeRAID M1115 SAS/SATA
  • IBM ServeRAID M5015 SAS/SATA
  • IBM ServeRAID M5110 SAS/SATA
  • IBM ServeRAID-MR10i
  • Intel RAID Controller SRCSAS18E
  • Intel RAID Controller SROMBSAS18E

関連ファイル

/dev/mfid?
アレイ/論理的ディスクインタフェース
/dev/mfi?
管理インタフェース

診断

mfid%d: Unable to delete busy device
マウントされたボリュームを取り外すことを試みました。

関連項目

amr(4), pci(4), mfiutil(8)

歴史

mfi ドライバは、 FreeBSD 6.1 ではじめて登場しました。

作者

mfi ドライバとこのマニュアルページは、 Scott Long <scottl@FreeBSD.org>によって書かれました。

バグ

このドライバは、現時点では、ビッグエンディアンのアーキテクチャをサポートしません。
July 15, 2013 FreeBSD