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LO(4)
LO(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual LO(4)

名称

loソフトウェアループバックネットワークインタフェース

書式

device loop

解説

loop インタフェースは、機能解析、ソフトウェアテストおよび/またはローカルコミュニケーションのために使用されるソフトウェアループバックメカニズム (機構) です。他のネットワークインタフェースのように、ループバックインタフェースはそれが使用される各アドレスファミリのためにネットワークアドレスを割り当てなければなりません。これらのアドレスは、対応するアドレスファミリのために適切な ioctl(2) コマンドで設定されます。プロトコルが優先順位の指示として設定の順序を使用できるので、ループバックインタフェースは、設定された最後のインタフェースであるべきです。もしハードウェアインタフェースが存在すれば、ループバックは、最初に設定されては なりません

送信チェックサムオフロードケーパビリティフラグが、ループバックインタフェースで有効にされているなら、チェックサムは、インタフェースで送信されるパケットのための IP、UDP または TCP によって生成されません。

受信チェックサムオフロードケーパビリティフラグが、ループバックインタフェースで有効にされているなら、チェックサムは、インタフェースで受信されるパケットのための IP、UDP または TCP によって有効にされません。

デフォルトで、受信と送信の両方のチェックサムフラグは、データの破損がありそうもないところで、ローカルの通信のためのチェックサムをおこなうオーバヘッドを避けるために有効にされます。また、送信チェックサム生成が無効にされるなら、検証 (validation) は、不正なチェックサムのために落とされるパケットを避けるために、無効にされるべきです。

診断

lo%d: can't handle af%d.
インタフェースは、不適当なアドレスファミリにフォーマットされたアドレスでメッセージを渡されました。パケットは、落とされました。

関連項目

inet(4), intro(4)

歴史

lo デバイスは、 4.2BSD で登場しました。現在のチェックサム生成と検証回避ポリシ (validation avoidance policy) は、 FreeBSD 8.0 で登場しました。
January 25, 2012 FreeBSD