RUE(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | RUE(4) |
名称
rue — RealTek RTL8150 USB から Fast イーサネットコントローラドライバ書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device uhci
device ohci
device usb
device miibus
device rue
device ohci
device usb
device miibus
device rue
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_rue_load="YES"
解説
rue ドライバは、 RealTek RTL8150 USB からファーストイーサネットコントローラチップに基づいた USB イーサネットアダプタのサポートを行ないます。RTL8150 は、全二重か半二重のいずれかで 10Mbps と 100Mbps 速度の両方をサポートする、統合ファーストイーサネット MAC を含んでいます。 100Mbps の周辺機器と接続するように設計されていますが、既存の USB 標準は 12Mbps の最大の転送速度の仕様になっています。ユーザは、実際にこのデバイスで 100Mbps 速度を達成することを期待してはなりません。
rue ドライバは次のメディアタイプをサポートします:
- autoselect
- メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。ユーザは、 /etc/rc.conf ファイルにメディアオプションを追加することにより、自動的に選択されたモードを手動で上書きできます。
- 10baseT/UTP
- 10Mbps オペレーションを設定します。 mediaopt オプションも 全二重 または 半二重 モードのいずれかを選択するために使用できます。
- 100baseTX
- 100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設定します。 mediaopt オプションも 全二重 または 半二重 モードのいずれかを選択するために使用できます。
rue ドライバは次のメディアオプションをサポートします:
- full-duplex
- 全二重オペレーションを強制的に設定します。
- half-duplex
- 半二重オペレーションを強制的に設定します。
このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、 ifconfig(8) を参照してください。
ハードウェア
rue ドライバは次を含む RealTek RTL8150 に基づく USB イーサネットアダプタをサポートします:
- Buffalo (Melco Inc.) LUA-KTX
- Green House GH-USB100B
- LinkSys USB100M
- Billionton 10/100 FastEthernet USBKR2
診断
- rue%d: watchdog timeout
- パケットは送信のためにキューに入れられました、そして送信コマンドは発行され、しかしながら、デバイスはタイムアウトが終了する前に、送信の肯定応答 (アクノリッジ) に失敗しました。
- rue%d: rx list init failed
- ドライバは送信者リングのための mbuf の割り付けに失敗しました。
- rue%d: no memory for rx list
- ドライバは受信者リングのための mbuf の割り付けに失敗しました。
関連項目
arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), ifconfig(8) RealTek RTL8150 data sheet, http://pdf.seekdatasheet.com/2008714/200807142333305235.pdf.歴史
rue デバイスドライバは、 FreeBSD 5.1 ではじめて登場しました。作者
rue ドライバは、 <akiyama@FreeBSD.org>によって書かれました。July 23, 2011 | FreeBSD |